ワイルド・ソウル(下) の商品レビュー
下巻は、一日で一気に読んだ、というか、途中で中断できなくて、一気に読めた。それほど、手に汗握る読み応えのある本だった。 読み終えた直後なので、気持ちの整理ができなくて、表現力の無さに愕然とするが、これはみんなに是非読んで欲しい。 ブラジル移民のことについての勉強もしてみようと思う...
下巻は、一日で一気に読んだ、というか、途中で中断できなくて、一気に読めた。それほど、手に汗握る読み応えのある本だった。 読み終えた直後なので、気持ちの整理ができなくて、表現力の無さに愕然とするが、これはみんなに是非読んで欲しい。 ブラジル移民のことについての勉強もしてみようと思う。
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いわた書店の1万円選書でチョイスされた本。 楽しく読めましたが、個人的には上巻と下巻で印象が大きく異なる作品でした。ブラジル移民の過酷な現実や歴史の歪みを描いた上巻は、細部の描写や思想的な厚みが際立っており、社会派小説として強く引き込まれました。 一方、貴子とケイを軸にした下...
いわた書店の1万円選書でチョイスされた本。 楽しく読めましたが、個人的には上巻と下巻で印象が大きく異なる作品でした。ブラジル移民の過酷な現実や歴史の歪みを描いた上巻は、細部の描写や思想的な厚みが際立っており、社会派小説として強く引き込まれました。 一方、貴子とケイを軸にした下巻は一気にエンタメ感が増し、痛快な展開の面白さはあるものの、上巻で感じたリアリティや重みはやや薄れた印象です。 それでも、「人が人へと恩をつないでいく」というテーマや、国家やシステムに翻弄される個人の姿には一貫した力強さがあり、十分に読みごたえのある作品ではあったと思います。 全体としては、重厚な歴史小説と復讐劇の両面を併せ持つ作品であり、その振れ幅の大きさこそが評価の分かれどころであると同時に、本作の魅力でもあると感じました。
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前半が準備で、後半にかけて一気に物語を仕上げていく。大掛かりな計画を画策しているような雰囲気は緊迫感に溢れていた。ただ、実現した結果というのがちょっと拍子抜けな感じがする。誰も悪役を悪役にしきらない感じはこの本のユニークさでもあるし、同時に物足りなさでもあると感じた。
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ケイと松尾。もともとワイルドだったケイと、ワイルドを取り戻した松尾。ふたりに幸あれ!っていいたいです。
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下巻は一気読みでした。 面白かったです。 なんで映画化されてないのか不思議なくらいスケール感があって、テーマも重い。 THE BOOMの宮沢和史さんが解説で書いていたが、「半島を出よ」に近いですね。
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戦後の日本からブラジルへ渡った4万人のアマゾンでの壮絶な生活、そこから逃げ出した人々の底辺を這うような生活。大きな自然を前にして人ひとりなんてちっぽけで、そのちっぽけななかで、人は一生かけて後悔をしたり、人を愛したりする。1000ページ一気に読める。
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下巻も面白かったな〜 復讐の話なので重いテーマではあるが、あんまりそれを感じさせないバランスが絶妙。「結局誰も救われない」等、そういう暗い気持ちを引きずらなくて済む。ただし、復讐が成功して爽快という感じもない。 登場人物のそれぞれのキャラが良い味を出して、作品の進行を軽やかにして...
下巻も面白かったな〜 復讐の話なので重いテーマではあるが、あんまりそれを感じさせないバランスが絶妙。「結局誰も救われない」等、そういう暗い気持ちを引きずらなくて済む。ただし、復讐が成功して爽快という感じもない。 登場人物のそれぞれのキャラが良い味を出して、作品の進行を軽やかにしてくれてる感じ。 初めての作家さんだったので、他の作品も読んでみようかな。
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世界観の壮大さ、物語のスピードに乗せられてすいすい読めてしまう程の文才、筆者が読者に伝えたいことが明瞭かつ強いものであること、これが私の好きな本の特徴で、この本は正しくこれを満たすものだと思った。 この本を好きな人にはジェノサイド(高野和明著)、また、桜の国で(須賀しのぶ)を勧め...
世界観の壮大さ、物語のスピードに乗せられてすいすい読めてしまう程の文才、筆者が読者に伝えたいことが明瞭かつ強いものであること、これが私の好きな本の特徴で、この本は正しくこれを満たすものだと思った。 この本を好きな人にはジェノサイド(高野和明著)、また、桜の国で(須賀しのぶ)を勧めたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下巻では、それぞれの過去と向き合う四人の男たちが、自らの意志で生きる道を選ぶ。復讐を終え、移民時代のしがらみから解き放たれた男達が、そこから先の「尊厳」を取り戻す、静かな闘いだ。印象的だったのは、山本と松尾。 山本は逃亡中に意識を失い、半身麻痺のまま病院で目を覚ました彼は、仲間を売ることなく、自ら命を絶つことを選ぶ。その決断は単なる罪滅ぼしではない。過去に縛られ続けた自分からようやく解放され、「自分のために生きた」と言える一瞬の自由を味わいたかったのだ。死の間際にして初めて“自分”を取り戻す姿が、痛ましくも美しい。 そして、本作で最も鮮烈なのが、松尾の結末だ。裏切りを悟った仲間と車に乗り込んだ彼は、首都高を時速300キロで爆走し、そのまま京浜大橋から車ごと空へと跳躍する。法定速度を超えて夜の高速を走るという彼の奇行は、自由を知らずに育った松尾自身の生き方を象徴していた。既定のコースしか走れなかった男が、最後に道を逸れて宙を舞うことで、これまでの自分を破壊し、新たな“自由を手に入れる。解放の物語として鮮烈な印象を残した。 下巻は、理不尽な歴史に翻弄された男たちが、自らの意思で運命に決着をつける物語。 どんな形であれ、彼らの進んだ道には確かな自由があった。
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大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞しており、またブクログやAmazonなどのレビューの評価も高い。 だが、私の好みではなかった。 戦後、日本政府がとったブラジルへの日本人の棄民政策に復讐する物語だということはわかっていたのだが、終始、荒唐無稽な冒険活劇といっ...
大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞しており、またブクログやAmazonなどのレビューの評価も高い。 だが、私の好みではなかった。 戦後、日本政府がとったブラジルへの日本人の棄民政策に復讐する物語だということはわかっていたのだが、終始、荒唐無稽な冒険活劇といったストーリーで、興味は持てなかった。
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