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「いい人に見られたい」症候群 の商品レビュー

3.9

11件のお客様レビュー

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2024/03/11

途中までブッ刺さって、途中から慰めてくれる 全体的に優しい、自分が傷つけられるのを恐れてることを分かってくれてる

Posted byブクログ

2023/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人は誰しも代償的自己を形成する。自己が健全に発達する条件は養育者への愛着であるが、それが得られないときに何とか得ようと偽りの自分を演じる。偽りの自分を演じることで現実世界との乖離が生じ、外界、言葉、思考が離れていく。偽りの自分を演じる人は周囲の関心を得るために努力家で社会的評価が高いことが多い。しかし、 その評価は「偽りの自分」に対する評価であるために自己価値観が低くなる。また、 他者が気に入るように偽りの自分を演じており、決定権が他者にあるので自己無価値観を持つ。代償的自己を生きる人がより一層自分になるために 1偽りの自分と「本当の自分」の統合 これまでと違う本当の自分に離れない。今を生きている、周りに影響された自分が自分である。異世界転生して自分らしく…なんてことはない 2人に尽くす 代償的自己を生きる人は親のせいで、という被害者意識を持ちがちである。他者への感謝を持とう 3自分探しではなく自分つくり 現実の中での交流によってのみアイデンティティが確立される。 4自己信頼 自分の感じたことを大切にし、自分の感情に浸り、自分のよっきゅや衝動を表だし、自分の願望や夢の実現を目指して進む 5人とつながる 代償的自己を生きる人は何か面白いことを言わないとなどと、思いがちだ。あるがままの自分で人と接するようにしよう。 6愛情を深める 幻想的な愛ばかり追い求めず、現実的な愛を求める 7無力感の克服 代償的自己を生きる人は他の生き方をするのは無理だと思いがち。代償的自己を生き抜いてきたあなたは、自分を制御し、ほかの人の期待に応えるために努力する力がある。その力を自分のために使ってみなさい 8自分を生きる 人は誰しもユニークな面を持つが、他者はみんなと同じであることを求める。そうしたことを気にせず、自分を信頼し、自分が満足できることに力を注ぎなさい。

Posted byブクログ

2022/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人にとって正しいことを書いてある本は劇薬だと思う。 劇薬は人を選ぶが、僕にとってこの本は間違いなくそうだ。体が震え呼吸も荒ぶり目を何度も見開きつつ、読み進めていったのが懐かしい。 「代償的自己」とは期待された役割を生きる自分のことであり、いわば「偽りの自分」である。僕の場合、この世界を生きるためこれまでは「偽りの自分」を生きなければならなかった。 僕がこれから目指すことを、本書風に言えばこうだ。 「偽りの自分」を否定せず受け入れ、「偽りの自分」と「本当の自分」を「統合」していくことだ。 小説家の石田衣良はこう言う。 ー自分がいいと思うものに、しっかりと金を使う。そこからしか、大人の文化は育たないのですー あなたの劇薬とならんことを。 自分の基準で生きることはそんなに悪くないと今では心から思う。 なぜあなたに勧めるかって?「本当の」僕が望んでいることだからだ。

Posted byブクログ

2015/04/19

著者が言う、代償的自己の性格の形成、当人が抱えている問題点、対処方法まで包括的にのっていて素晴らしい!

Posted byブクログ

2013/02/12

事例から人の精神的問題を考察するもの。発達、特にEricksonの発達課題を中心として展開される。 幼児期・児童期・青年期までに注意が向けられ、その時期に形成される自我同一性の拡散について述べられている。 難解なことは何一つ語られていないために読みやすく、心理学・精神医学等に触...

事例から人の精神的問題を考察するもの。発達、特にEricksonの発達課題を中心として展開される。 幼児期・児童期・青年期までに注意が向けられ、その時期に形成される自我同一性の拡散について述べられている。 難解なことは何一つ語られていないために読みやすく、心理学・精神医学等に触れたこともない人間でも問題なく読み進めることができると感じた。ただ、説明的であり、行間を読む力を要されるために、読書習慣の無い人が読むには苦しむかもしれない。

Posted byブクログ

2012/08/29

 自己啓発本的な感じなんだけど、心理のプロが書いてるだけあって、個人の抱える「今の自分は本当の自分じゃない」という問題を精神論で片づけたりはしない。母親との愛着の問題など、本人が生まれ育ってきた家庭環境に問題の主たる原因を求めている。  「あー、なるほどね」と思えるところもあるん...

 自己啓発本的な感じなんだけど、心理のプロが書いてるだけあって、個人の抱える「今の自分は本当の自分じゃない」という問題を精神論で片づけたりはしない。母親との愛着の問題など、本人が生まれ育ってきた家庭環境に問題の主たる原因を求めている。  「あー、なるほどね」と思えるところもあるんだけど、いかんせん具体的なデータがなく、著者の経験で語っている感が否めない。でもまあ、読み終わると少し前向きになれるけどね。

Posted byブクログ

2011/11/20

会社に入社して、半年。 人間関係に悩み、周囲に気を配りすぎて、自分を見失っていたとき、この本たちが救ってくれた。

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2011/06/24

歳いっても反抗期に突入できない人、いつも他人の評価が気になる人、外にいると「本当の自分」が死ぬと感じている人(=私)の一生の書

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2011/02/12

代償的自己について。「いい人に見られたい」ということに捕らわれすぎて、自分の存在価値を自分で規定できないと説明している。本当の自分がいる、という心理は多かれ少なかれ、誰でも持っているものということを発達心理学の理論を踏まえ紹介している。 日本は語らない美徳とか、不言実行という言...

代償的自己について。「いい人に見られたい」ということに捕らわれすぎて、自分の存在価値を自分で規定できないと説明している。本当の自分がいる、という心理は多かれ少なかれ、誰でも持っているものということを発達心理学の理論を踏まえ紹介している。 日本は語らない美徳とか、不言実行という言葉もあって、多いんだろうなぁと思う。

Posted byブクログ

2010/12/21

代償的自己を生きる人は医者とか弁護士とか看護師とか人から感謝されるような職業に就きたがる。そしてどこかで気がつく。はたして、自分の人生はこれでよかったのか?と。 子供がいじめられていても、親に言えない。それは自分がいじめられているということが情けなくて言えないのだろう。 本当の自...

代償的自己を生きる人は医者とか弁護士とか看護師とか人から感謝されるような職業に就きたがる。そしてどこかで気がつく。はたして、自分の人生はこれでよかったのか?と。 子供がいじめられていても、親に言えない。それは自分がいじめられているということが情けなくて言えないのだろう。 本当の自分はこんなんじゃないってもがいている人なんて世の中にはたくさんいる。人生なんてある意味、演劇だから。演技していればいいんだよ。自分を演じていればいいんだよ。嫌われ者なら嫌われ者の役を演じればいいんだよ。 許すのはforegive でgive(与える)が必要。許すことができないなら、忘れること。忘れるはforget で、get (貰える)から。

Posted byブクログ