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ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(上) の商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

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2025/06/05

「ザ・コールデスト・ウインター」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301443.html

Posted byブクログ

2019/02/23

ベトナム戦争を扱った「ベスト・アンド・ブライテスト」で有名な著者の朝鮮戦争についての著作。この著作のゲラ刷りに手を入れた後に交通事故で亡くなったという。最後の著作だ。雲山(운산)まで進出した米軍は、1950年11月に鴨緑江(압록강)を越えて攻撃してくる中国軍と衝突したとの記述で始...

ベトナム戦争を扱った「ベスト・アンド・ブライテスト」で有名な著者の朝鮮戦争についての著作。この著作のゲラ刷りに手を入れた後に交通事故で亡くなったという。最後の著作だ。雲山(운산)まで進出した米軍は、1950年11月に鴨緑江(압록강)を越えて攻撃してくる中国軍と衝突したとの記述で始まる。朝鮮戦争開始時点からの時系列ではなく、時期の前後があるので読んでいて戸惑うときもあるが、ワシントン、北京、モスクワ、東京などでの軍人、政治家達の立ち位置、考え、声も拾い、立体的に朝鮮戦争の流れを把握できるように記述している。

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2012/08/27

積んでおいてずっと読んでいなかった本。ご時世もご時世なのでこの機会に読む。「あの」ハルバースタムの遺作である。さすがに重厚で、読み応えがある。ベトナム戦争についてはたくさん語られるが、朝鮮戦争についてはアメリカ人も多くを語らない。グラン・トリノでイーストウッドが朝鮮戦争を経験した...

積んでおいてずっと読んでいなかった本。ご時世もご時世なのでこの機会に読む。「あの」ハルバースタムの遺作である。さすがに重厚で、読み応えがある。ベトナム戦争についてはたくさん語られるが、朝鮮戦争についてはアメリカ人も多くを語らない。グラン・トリノでイーストウッドが朝鮮戦争を経験した元兵士を演じていたが、その体験は非常にネガティブなものであったようだ。いったいそれは、なんなのか。ハルバースタムの詳細な調査は詳細すぎて、マッカーサーの父親の来歴にまでおよぶ。マニアには楽しいだろうが、ちょっと脱線が過ぎるように僕には思える。なので、申し訳ないけど流し読みしています。

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2012/03/06

ハルバースタムの最後の仕事、Coldest Winter それは、なされなくてはならない仕事であった。 あたかも、私の来訪を55年間にわたって待っていたようだった。 忘れられた戦争、 始まりは、国務長官アチソンンの大きな過ち。 金日成は、3週間で勝利を目指すが、3年にわたる戦...

ハルバースタムの最後の仕事、Coldest Winter それは、なされなくてはならない仕事であった。 あたかも、私の来訪を55年間にわたって待っていたようだった。 忘れられた戦争、 始まりは、国務長官アチソンンの大きな過ち。 金日成は、3週間で勝利を目指すが、3年にわたる戦争となった。 アメリカはフランスの轍を踏んでいる、ただし、別の夢をみながら。 そして、アメリカは、中国を失う。 改めて知る、1950年代の戦い@韓半島

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2011/10/29

個々の人物の持つ背景まで丁寧に描写され、挟み込まれるエピソードはインタビューに基づき非常に生々しい。かつ語り口はくどくなく、極めて理解しやすい。外交/政治ゲームの様相を強めるワシントンと、実際に現地で戦う男たちが交互に展開され、それぞれが全く異なる温度差で進行する。

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2011/10/22

アメリカ現代史を書かせたら右に出るもののいないデイヴィッド・ハルバースタムの遺作。この人は徹底的な関係者へのインタビューとエピソードの積み重ねで物事を書き進めていくのが特徴で、どの作品も引き込む力が抜群です。 あまり内実を知らない朝鮮戦争。日本を打ちのめした後のマッカーサーが米...

アメリカ現代史を書かせたら右に出るもののいないデイヴィッド・ハルバースタムの遺作。この人は徹底的な関係者へのインタビューとエピソードの積み重ねで物事を書き進めていくのが特徴で、どの作品も引き込む力が抜群です。 あまり内実を知らない朝鮮戦争。日本を打ちのめした後のマッカーサーが米軍の総司令官ですが、序盤は東京に居座って北朝鮮と中国をなめきっていた彼と彼の取り巻きの意に反し、周到な準備をしていた北朝鮮軍の圧倒的な攻勢から始まります。 第一章は、いったん米軍が盛り返した後、中国軍が参戦し、もう朝鮮戦争は終わったも同然だと油断していた司令部のために、現場の部隊が壊滅する場面から。 現場は何かがおかしいと気づいていたのですが、都合の悪い情報は信じたくない上層部が「中国は絶対に参戦しない」と北進を強行してしまいます。いつの時代も現場と会議室の溝は永遠のテーマですね。 著者はベトナム戦争の報道で名を上げたジャーナリスト。一人ひとりの兵士のエピソードを積み重ねるので、単なる歴史記述よりずっと生々しく伝わります。

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2011/09/03

第二次世界大戦の勝利によって偉大なるヒーローになったマッカーサーは自分自身を神格化し、そのため、ときの大統領トルーマンや統合参謀本部を出し抜いて朝鮮戦争を泥沼化していったのだ。 死地に赴くのはいつも大多数の一兵卒で、一握りの高級軍幹部はかすり傷ひとつ負わないのだ。 ところで、蒋介...

第二次世界大戦の勝利によって偉大なるヒーローになったマッカーサーは自分自身を神格化し、そのため、ときの大統領トルーマンや統合参謀本部を出し抜いて朝鮮戦争を泥沼化していったのだ。 死地に赴くのはいつも大多数の一兵卒で、一握りの高級軍幹部はかすり傷ひとつ負わないのだ。 ところで、蒋介石が率いていた国民党の軍事・政治構造は腐敗し、蒋自身もその日暮らしを求めていたのだから目も当てられない。蒋政権が崩壊したのも 納得がいく。また、スターリンと金日成の関係も興味深い。

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2017/08/16

「アメリカの司馬遼」こと、ハルバースタムの絶筆となった作品で ある。本書を手にとって初めて気が付いた。第二次世界大戦、 ベトナム戦争、湾岸戦争等の本は何冊も読んだ。だが、朝鮮戦争 についてきちんとした作品を読むのは初めてだ。 第二次世界大戦とベトナム戦争の間の戦いはアメリ...

「アメリカの司馬遼」こと、ハルバースタムの絶筆となった作品で ある。本書を手にとって初めて気が付いた。第二次世界大戦、 ベトナム戦争、湾岸戦争等の本は何冊も読んだ。だが、朝鮮戦争 についてきちんとした作品を読むのは初めてだ。 第二次世界大戦とベトナム戦争の間の戦いはアメリカでは「忘れら れた戦争」と呼ばれているらしい。私も忘れがちかも知れぬ。アジアで 起きた出来事なのに。反省…。 「それはスターリンが共産世界で好んだやり方で、本当の政治的支援 組織を持つ者はあつかいにくくなり、本当に独り立ちしたと思い始める ことをかれは知りすぎるほど知っていた。だれでもいい、適材の者を 連れてきて英雄だと宣言し、あることないことお構いなしに神話をでっち あげ、権力の座に据えるほうがまだましだ。」 そうやって権力の座についたのが、北朝鮮建国の父。かの偉大なる 金日成。スターリンが作り上げた神話は、今でも北朝鮮で生きている。 それにしても、邦訳が読み難い…。

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2011/01/24

アメリカでは忘れられた戦争と言われている朝鮮戦争ですが、この本を読むと戦後の東アジアが成立するまでの政治状況と、その後のアメリカが介入したベトナムやイラクやアフガニスタンなどの戦争で苦戦する理由がよく判ります。 朝鮮戦争が起きたのは、太平洋戦争のわずか5年後なのですが、当時の米軍...

アメリカでは忘れられた戦争と言われている朝鮮戦争ですが、この本を読むと戦後の東アジアが成立するまでの政治状況と、その後のアメリカが介入したベトナムやイラクやアフガニスタンなどの戦争で苦戦する理由がよく判ります。 朝鮮戦争が起きたのは、太平洋戦争のわずか5年後なのですが、当時の米軍は第二次大戦を経験した兵士が退役して若返った後だったので、兵士のほとんどが経験不足でした。北朝鮮が破竹の進撃で、釜山の近くまで攻め込んだため米軍は参戦しますが、当初は戦闘で逃げる兵士が続出していました。軍隊(陸軍)というのは新陳代謝があって、兵士は常に入れ替わってますから、彼らのレベルを維持するのはなかなか難しい。朝鮮戦争に参戦したのは、韓国、英、オランダなどの連合軍でしたが、戦闘になると逃げてしまって任務を果たさず、少なからず当てにしていた米軍は大変だったようです。 マッカーサーや彼の取り巻きも、前の大戦で強い米軍を率いて優位に立った経験からか、作戦は机上の空論、武器の優位性や人種偏見から北朝鮮や中国を格下に見くびる態度、自軍の強さを信じた楽観主義が蔓延していたようで、中国参戦の気配や負け戦の情報が信じられない。現場の状況把握ができず、学校で教えられたような彼らの古臭い作戦で多くの兵士が犠牲になりました。結局、著者もマッカーサーやアーモンドの無能振りには辛辣です。 毛沢東は参戦を決意した時、米軍の核の使用を覚悟していて、数十万の犠牲は仕方ないと考えていたそうです。それは国家存亡の危機には、それくらいの犠牲が掛るという認識があったからで、百人単位の兵士の損失でも重大と受け止める米軍とはスケールが違ってます。もしマッカーサーが主張したように、数百万人の中国軍を相手に全面戦争していたら、おそらく勝てなかっただろうというのが筆者の考えです。 「朝鮮戦争」は、学校では全く教えられることのない戦争の歴史ですが、現代の軍事や政治にも通用する教訓があってとても勉強になりました。歴史の表舞台に出てこない兵士達の真実の声も織り交ぜて、朝鮮戦争での米軍の状況はよく判りました。でも筆者はアメリカ人であるせいか、戦場となった朝鮮或いは朝鮮民族への言及が少ないのが気になりました。この土地はもともと戦場ではなく、彼らの国だったわけですからね。

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2010/10/16

比較的政治を含めた範囲では、読み易くできている。 ただ、それほど目新しい部分はないので、期待しすぎるのも良くはないでしょう。

Posted byブクログ