マノロブラニクには早すぎる の商品レビュー
+++ 華やかに見えるファッション誌の世界。その裏側には女のプライドがせめぎ合い、ゴシップがあふれていた。厳しい現場の中で、自分の居場所を見失っていた世里。しかし、彼女の前に現れた中学生・太一との出会いによって、少しずつ自分らしさを取り戻していく―。 +++ 自分の希望とは大き...
+++ 華やかに見えるファッション誌の世界。その裏側には女のプライドがせめぎ合い、ゴシップがあふれていた。厳しい現場の中で、自分の居場所を見失っていた世里。しかし、彼女の前に現れた中学生・太一との出会いによって、少しずつ自分らしさを取り戻していく―。 +++ 自分の希望とは大きく異なるファッション誌の編集部に配属された世里(より)。ファッションには興味もなく、いつも機能性重視の服装をしている世里だったが、松田編集長の靴には目を惹かれていた。それがマノロブラニクの靴だった。昨年末に亡くなった写真家・二之宮伸一の息子太一が、世里を父の不倫相手と勘違いしたのがきっかけで、編集部にいるらしい二之宮の相手を探すべく世里はあれこれと調べはじめる。同時に任された読者モデルの企画が軌道に乗りはじめ、忙しく動き回ることになる。太一との出会いによって少しずつ変化する世里自身のスタンスと、そのことによって期せずして近づいていく二之宮の死の真相にページを捲る手が止まらなくなる。鍵になるものが靴であるというのが珍しく興味深く、まさにこの物語にピッタリだと思える一冊である。
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「プラダを着た悪魔」のパクリ? バリバリ仕事できてスタイリッシュなファッション誌編集長と、ファッションに興味なく仕事に意義を見出せない新人編集者。やがて編集者は成長していき、バリバリ編集長の私生活上の苦悩を知る、等々。ただし、「プラダ~」のアンドレアは、成績優秀で仕事のポテンシャ...
「プラダを着た悪魔」のパクリ? バリバリ仕事できてスタイリッシュなファッション誌編集長と、ファッションに興味なく仕事に意義を見出せない新人編集者。やがて編集者は成長していき、バリバリ編集長の私生活上の苦悩を知る、等々。ただし、「プラダ~」のアンドレアは、成績優秀で仕事のポテンシャルが高かった(だからファッションに関心ないのに採用された)が、こちらの世里は凡庸で、出版業界の勤務時間がルーズなのをいいことに、さぼって別のことばかりしている。 ただし、「プラダ~」と違う要素として、ミステリ仕立てであること(世里のサボりも、探偵役なので、ミステリ作法上はやむをえない)、依頼人に当たる少年がフィーチャーされていることがある。少年の役割の比重が高いのや、世里が子供っぽいのは、(ポプラ社ということで)ヤングアダルト向けだからかもしれない。業界ものが得意な永井するみにしては、ファッション誌業界の描き方は表面的だし、探偵対象である事件&人間関係の描き方も、きれいごとで済まされているのも、そのせいなんだろう。 解せない点:「ペットと楽しむ~」特集の担当編集者は飯塚で、松田は飯塚が体調不良のとき単発で代理したんじゃないの? 末だの告白だと、少なくとも最後のほう、まるで松田が担当だったみたいで、その前の、メルヴェイユ編集部や飯塚の説明と整合していない。
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図書館にて。 装丁がきれいだったのと、ファッション業界の話のようで興味があったので借りてみた。 でもうーん…。 中心の話となる殺人事件のくだりもいまいちだし、編集者ってそんなに暇なの?と思いたくなるほどの主人公の事件への首の突っ込み方。 実際こんなふうに理不尽な殺人事件もあるんだ...
図書館にて。 装丁がきれいだったのと、ファッション業界の話のようで興味があったので借りてみた。 でもうーん…。 中心の話となる殺人事件のくだりもいまいちだし、編集者ってそんなに暇なの?と思いたくなるほどの主人公の事件への首の突っ込み方。 実際こんなふうに理不尽な殺人事件もあるんだろうけど、底が浅くてくだらない事件が軸になっていたのは、残念。 最後まで読んだ後にこんなんだったの?ってむなしさがあるってのもねえ…。
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ファッション雑誌界を舞台にした、ややミステリ要素も入った感のあるワーキングガール小説。私もこういうファッションのことに関してはあまり興味がなく門外漢なのですが。興味を持ってみると、惹きつけられるのかも。タイトルにもなっている「マノロブラニク」、見たくなりました。 華麗で甘美なファ...
ファッション雑誌界を舞台にした、ややミステリ要素も入った感のあるワーキングガール小説。私もこういうファッションのことに関してはあまり興味がなく門外漢なのですが。興味を持ってみると、惹きつけられるのかも。タイトルにもなっている「マノロブラニク」、見たくなりました。 華麗で甘美なファッション界。でも「身の丈にあった」というのはつくづく重要ですね。
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プラダを着た悪魔みたいな呷りだったのに全然そんなことなくミステリ調で進んで行ったので少し肩透かしを食らった気分です。 プラダ~を見て感想に小説書いた、みたいな感じ。
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なんか中途半端。いっそのことミステリ部分を取っ払って純粋な成長物語にした方が潔かったのではないかと。
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ファッション誌の新人編集者、世里。 彼女のもとにある日現れた、中学生の少年。彼が思わぬ話を持ち込み、日常がすこしだけざわついていく…。 わりと長いのですが、さくさく読めました。先が気になって…。(まあだいたい予想はついたんですが) おもしろかったです。
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帯文だけ読むと、『プラダを来た○魔』とか『アグリー・○ティ』とか想像しそうですが本質はそこじゃないです。永井さんのミステリはやっぱりいいですね~。迷いはあるけど芯の強さをもった、悩める女性(どちらかというとキャリアウーマン)の主人公がしっくりきます。『俯いていたつもりはない』も好...
帯文だけ読むと、『プラダを来た○魔』とか『アグリー・○ティ』とか想像しそうですが本質はそこじゃないです。永井さんのミステリはやっぱりいいですね~。迷いはあるけど芯の強さをもった、悩める女性(どちらかというとキャリアウーマン)の主人公がしっくりきます。『俯いていたつもりはない』も好きでした。ミステリ解決のパートナーとなる男の子も爽やかでよかった。
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芸大中退後農大受験という、筆者の経歴に興味が湧いて手にした。 内容は推測できそうな展開であったけど、靴というテーマが面白く、このブランドを私も履いてみたいと思った。
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