動機づける力 の商品レビュー
なんとなくモチベーションが上がらないな。と思ったときに読んだ本。 昔から、モチベーションをどうやったら上がるか、モチベーションとは 何なのかと、色々な人が考えて学問になっていることを知った。 箇条書きになってしまったが、書きとめておきたい点を以下に書く。 ・実際に人のモチベー...
なんとなくモチベーションが上がらないな。と思ったときに読んだ本。 昔から、モチベーションをどうやったら上がるか、モチベーションとは 何なのかと、色々な人が考えて学問になっていることを知った。 箇条書きになってしまったが、書きとめておきたい点を以下に書く。 ・実際に人のモチベーションを上げるには、お金より重要なポイントが ある。 ・モチベーションを下げる要因と、上げる要因は、別のものである。 (二要因理論) 給料とか、待遇、職場の雰囲気等、周りの環境によってモチベーシ ョンは下げられるが、達成感、成長、責任によって、モチベーション は上げられる。 つまり、どれだけ待遇をよくして給料がよくなっても、達成感を得ら れたり、自分の成長が感じられなければ、仕事に満足することは ない。ということ。 ・誰かを使うのなら、きっちり使いこなさなければならない。もし、 これができないのであれば、オートメーション化するか、または能 力に劣る人材を特定し、その人物を追い払うべきである。 これもできないのであれば、モチベーションの問題に取り込まざる をえないだろう。 ・人間は生まれつき、4種類の欲動を持っている ①獲得への欲動(drive to acquire) ②絆への欲動(drive to bond) ③理解への欲動(drive to comprehend) ④防御への欲動(drive to defend) この4種類の欲動のうち、ひとつでも満たされない場合、モチベー ションは高く上がらない ・仕事がはかどったかどうかは、その日の満足感に大きく影響する ・達成動機(archive motive)と権力動機(power motive)という2種類 の動機がある。達成動機とは、今まで以上に優れた仕事を達成した いという動機。権力動機とは、強い立場から影響力を示したいという 動機。 マネージャーは、組織に秩序を与えることが必要であるため、権力 動機が強い必要がある。 ・親和動機とは、部下から好かれたいという動機。 組織の長となるマネージャーは、人に好かれたいという欲求より権力 への欲求がつよくなければならない。 それは、組織全体の利益となるよう自分自身を律しなければならない から。 ・マネジメントとは、影響力を行使しあうゲームである。 ・仕事が果たす役割のとらえ方によって6種類のタイプに分類できる ①おのれを表現し、財産となるもの(仕事とは、価値を創造すること) ②着実な進歩(仕事とは、自分の人生をより豊かに、安定したものに すること) ③個人の専門知識とチームの成功(仕事とは、個人の能力を活かし、 それがコラボレーションすること) ④リスクと報酬(仕事とは、人生のスパイス。変化と刺激に富んだ人生 を送るための数あるチャンスのひとつ) ⑤臨機応変なサポート(仕事とは生活の糧だが、いまのところ優先す べきことではない) ⑥ちょっとした義務と収入(仕事とは当座の収入源) ・自分が従事している仕事や環境に慣れ親しみ、技能が向上すること でもたらされる満足感の積み重ねを「センス・オブ・コンピタンス」とよび、 センス・オブ・コンピタンスを味わうことが、人間の本来の動機である。 ------------- 他の人のレビュー http://hallelujah14.blog64.fc2.com/blog-entry-152.html
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組織や人を活性化するってことに尽力している中で、やっぱり「モチベーション」って何だろう?って考えることが多いです。そんな自分に一つの整理がもたらされたらいいなあ、なんて思って興味持ってる本です。
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自分一人が頑張るだけでは目的を達成できない事が多くなり、他者との何を向上させれば良くなるか考える中、購入した一冊。 ある意味永遠のテーマということもあるが、学術先行気味で、概念の理解や整理は多少できたものの、即実践に繋がるようには思えなかった。 ・動機づけ・衛生理論(二要因論...
自分一人が頑張るだけでは目的を達成できない事が多くなり、他者との何を向上させれば良くなるか考える中、購入した一冊。 ある意味永遠のテーマということもあるが、学術先行気味で、概念の理解や整理は多少できたものの、即実践に繋がるようには思えなかった。 ・動機づけ・衛生理論(二要因論)。 満足と不満足の要因は反対概念ではない。不満足(=衛生要因)を解消しても満足にはならない。 ・X理論とY理論。 X理論は、目標達成を強制、指示し、管理すべき(代わりに決断に関する責任を回避する)。Y理論は個人と組織の目標の整合を好み、自由裁量を認める。(代わりに責任を課す)
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