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ドキュメント高校中退 の商品レビュー

3.7

60件のお客様レビュー

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大阪府が1位とは・・・

大阪府が第1位という現実に驚いた。 両親がどちらも高校中退で、子どもも同じ道を歩む結果になるとは驚いた。 義務教育を終えても小学生レベルの問題も解けないことにも驚いた。 何から何まで驚きの連続だった。 タイトルにつられて読んでみたけれど、何度も驚かされる内容だった。

ひろむ

2026/01/04

この手の話は読むのが辛い 現実ではこの様な子ども達は大人への信頼感0なので支援する大人には寄って来ない。人懐っこい子も最初は良くてもスッといなくなる 本当に難しい そしてやっぱり小動物(猫)を飼う それが依存という事がわかった。

Posted byブクログ

2023/02/17

高校を中退してしまう若者たちの背景には貧困や虐待があるということを説いている本。いまでは考えれば当然のような背景だけど、ちょっと無意識のままだと遠い過去に植えつけられた勝手な非行少年少女だから高校中退するんでしょ、みたいに思ってしまう自分の浅はかさを反省させられる。 この本が出た...

高校を中退してしまう若者たちの背景には貧困や虐待があるということを説いている本。いまでは考えれば当然のような背景だけど、ちょっと無意識のままだと遠い過去に植えつけられた勝手な非行少年少女だから高校中退するんでしょ、みたいに思ってしまう自分の浅はかさを反省させられる。 この本が出たのは2009年のこと。当時としては、高校中退の背景に貧困があるという論は新しい……といっては何だな。本当はようやく焦点が当たったということだと思う。本当にこの本を読んでいると過酷な状況の子ども・若者・親たちがいる。まさに貧困の連鎖、虐待の連鎖。これをみんなその子どもたち、声を上げることを知らない・できない子どもたちの自己責任ということにして見ないふりをしていたんだな。 著者は長らく高校教員をしてきた人だけど、学校の先生たちも大変だと思う。教育の場だけで何とかできる問題じゃないもの。書中で紹介されるエピソードのなかにはひどい学校も先生もいるけれど、無力感に苛まれる教員もいることだろう。「教育は、セーフティネットという事後的な救済ではなく、若者たちが自律的な生き方ができるように支援するという意味での社会保障機能として考えるべきだろう。」(p.185)というのは一理あり。一部の見えない場所に囲い込んだままにせず、本当に社会全体で考え行動していくべき問題だよね。

Posted byブクログ

2020/12/12

小学校低学年レベルの学力のまま放置され、掛け算の「九九」が言えないどころか数字の1から100までが数えられない、あるいはアルファベットすら書けず英語を学ぶなど夢物語の高校生...。全国の高校中退数は2001年に10万人を切り、最近では年間5万人台で推移しているものの、また不登校者...

小学校低学年レベルの学力のまま放置され、掛け算の「九九」が言えないどころか数字の1から100までが数えられない、あるいはアルファベットすら書けず英語を学ぶなど夢物語の高校生...。全国の高校中退数は2001年に10万人を切り、最近では年間5万人台で推移しているものの、また不登校者もほぼ同数の規模となっている。「勉強が分からない」というだけでなく、「経済的事情」・「親による育児放棄」・「学校内での人間関係」などその理由は広範囲に及んでおり、彼らは「高校中退」の肩書きで社会の底辺を生きて行くことになる。元高校教諭で、若者の貧困や自立支援問題を研究する著者が、渦中の高校生たちと向き合いその実態をレポート。高校生の貧困は単なる教育問題に留まらないとし、社会福祉による支援の必要性を訴える。

Posted byブクログ

2019/09/07

今回の本はドキュメント 僕は今週から学習ボランティアに参加させていただいてます。 「経済格差」を「教育格差」にしない というライフワークに向けてようやく1歩目を踏み出したところです。 いろいろと本を読んで知る中で一番感じるのは「親の格差」です。 本書では経済的問題のみならず「...

今回の本はドキュメント 僕は今週から学習ボランティアに参加させていただいてます。 「経済格差」を「教育格差」にしない というライフワークに向けてようやく1歩目を踏み出したところです。 いろいろと本を読んで知る中で一番感じるのは「親の格差」です。 本書では経済的問題のみならず「文化資源のなさ」「心理的孤立」が大きな問題としてあげられています。 いわゆる昔は経済的には困窮していても文化的、精神的に高尚な家庭はたくさんありました。 僕の友人でも奨学金を受けながら大成した子もたくさんいます。 しかし今は経済格差が全ての格差の根本になりつつあります。 本書に「親の期待格差」という言葉があります。 親自身がすでにいろいろや意味での教育を受けていないことで自分にできないことは子供にもできないと考えてしまう。 そして刹那的に「今が良ければいい」「自分さえ良ければいい」となってしまいます。 親が子供に期待しないとすればどんな社会になるんやろうと思います。 今般の虐待事件をひくまでもなく子供と男を比べて男を取るという選択は本書の中にも枚挙に暇がないところです。 期待されないだけでなく「握っていた手を離される」絶望感は如何許りかと思います。 僕自身これから実践していく中でいろんな子供達に出会うことと思います。 その時に頼れる大人になりたいなぁと思います。

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2018/11/12

ある程度想像していたが、これほどひどいとは思っていなかった。99ができない高校生、親からも学校からも社会からも愛されたことがない若者は、学校からこぼれ落ち、社会からも外れていく。こうした若者が毎年10パーセント以上生まれている。このまま続けば、社会が崩壊するのは時間の問題。社会不...

ある程度想像していたが、これほどひどいとは思っていなかった。99ができない高校生、親からも学校からも社会からも愛されたことがない若者は、学校からこぼれ落ち、社会からも外れていく。こうした若者が毎年10パーセント以上生まれている。このまま続けば、社会が崩壊するのは時間の問題。社会不安の原因もこういう人たちになるのだろう。こういう人たちが社会不安の原因から、社会の担い手へ生まれ変わっていかない限り、日本の未来はないと強く感じた。解決市内限り、世界の三流国以下だろう。少数の金持ちだけが、無駄に金を持つ、世界のどこかの国と同じになってしまう。解決には絶望に近い感じがあるが、社会として、政府として、所得の再分配をこういう層に振り向けていく必要を強く感じた。ただし、子供手当のようなお金ではなく、バウチャーのような子供に必ず渡る形の政策が必要だろう。高校無償化も一つの手段と思う。

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2018/10/14

貧困と底学力。相関はあると思ってはいましたが、実際のデータやレポートをみると想像を絶していました。衝撃です。 最初、「この日本で、掛け算の出来ない高校生って・・・。」と、思っていましたが、「学ぶべき意欲」を一切踏みにじられて育てられた子どもに、すべての責任を押し付けていいのか?...

貧困と底学力。相関はあると思ってはいましたが、実際のデータやレポートをみると想像を絶していました。衝撃です。 最初、「この日本で、掛け算の出来ない高校生って・・・。」と、思っていましたが、「学ぶべき意欲」を一切踏みにじられて育てられた子どもに、すべての責任を押し付けていいのか? そして、その負の連鎖が続いていくのです。実際の高校中退者は8%を越えているという現実。もう「貧乏人の子沢山」とか「やる気の問題」だと言ってられません。 この国のあり方を本当に考えなおさないといけないと感じました。 バラマキだと感じていた高校無料化には、こういう側面もあったんですねぇ。民主党のやり方には、いまでも反対ではあるんですが・・・。 今、すべての日本人が読み、本当に議論しないといけない本ではないでしょうか。

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2018/01/27

高校を中退していく生徒たち。 そこには様々な要因が絡んでいる事がわかった。 そのうちの一つに「貧困」があげられる。 そして貧困家庭では、学力が低い子が多く、入学できる高校はいわゆる「底辺校」である。そこでは教師のモチベーションも低く、面倒な生徒を「辞めさせたがる」傾向にあるという...

高校を中退していく生徒たち。 そこには様々な要因が絡んでいる事がわかった。 そのうちの一つに「貧困」があげられる。 そして貧困家庭では、学力が低い子が多く、入学できる高校はいわゆる「底辺校」である。そこでは教師のモチベーションも低く、面倒な生徒を「辞めさせたがる」傾向にあるという。中退後の生徒たちのインタビューも多数掲載されており、家庭環境の劣悪さも窺える。そんな環境にいたら、勉強への意欲どころか、生きる意欲を保つだけでも精一杯だろうと思う。 そして日本の教育費は国がもっと負担するべきではないかと考えさせられた。

Posted byブクログ

2017/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・「学ぶことは生きること」「貧しいということは選べないということ」 ・この本を読んでいて、以前訪れた底辺校の生徒たちを思い出した。目の前にあるのは、確かに救いようがないように感じる現実かもしれない。けれど、私は、この現実に対して行動を起こせる職場を選んだ。そのことを意識して、前を向いて、何をすべきか、考え、行動していきたい。 ・自分の両親が離婚しなかったことは、私にとって幸せなことだったのかもしれないと思う。

Posted byブクログ

2017/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2009年刊行。  貧困と結び付いた高校中退者の実像を、著者の教師経験と、中退者へのリサーチを通じて描き、著者の考える中退要因論、処方箋を開示する。  この問題に関する新書の中でもピカイチの充実の内容。殊に、中退者へのインタビュー、リサーチが秀逸。  インタビューされた中退者が語る貧困(要因は様々)の実像は重たい。が、何より彼らが語る高校中退の重みは、実は中退者しかわからない。しかるに、この厳然たる事実を中退予備軍に理解させる困難(理解するリテラシーに欠ける場合も多い)も活写される。  教育困難校の中で心身を擦り減らし奮闘する教員にも頭が下がる。

Posted byブクログ