親指の恋人 の商品レビュー
う~んなんだろう。このモヤモヤ感。この先生のを読んでいると、自分の想像力が豊かなのか、気分が悪くなることがある。 リアルすぎるせいかなぁ。今回もそんな感じでした。 再読はないかなぁ。
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表紙に惹かれて購入!! 初めて読んだ石田衣良さんの作品。 内容ゎ少し重くて考えさせられるけど 意外にサクサク読めちゃいます。 最初に話の結末が書いてあるから 余計にその結末を選ぶ2人の気持ちとか考えちゃう・・・ 付き合って3ヶ月。 彼が一生の愛を誓う相手ゎ彼...
表紙に惹かれて購入!! 初めて読んだ石田衣良さんの作品。 内容ゎ少し重くて考えさせられるけど 意外にサクサク読めちゃいます。 最初に話の結末が書いてあるから 余計にその結末を選ぶ2人の気持ちとか考えちゃう・・・ 付き合って3ヶ月。 彼が一生の愛を誓う相手ゎ彼女で正しかったのか。 彼女ゎ愛した男の人生を変えたコトを後悔しなかったのか。 彼女目線で読み進めるとやるせない気持ちになります。 客観的に見た幸せを選ぶのか… どれだけ、非難されようと2人の幸せを選ぶのか…… 葛藤とか矛盾とか、答えを出せそうになぃ… だから、私なら、逃げちゃう気がする…… 2人の幸せとわかっていても、私には選べない結末でした。 どんなかたちであれ たとえ隣にあるのが自分でなくても 自分の好きになった人にゎ生きて、幸せになってほしぃデス。 多分、読むたびに感想もかわる作品な気がします!!
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立ち読みで全部読んでしまった 笑 なのでくわしい文章は思い出せないけど 「貧乏人はどん底におちていくだけだ」 ってゆうのが悲しくなったなあ スミオがロミオで、ジュリアがジュリエット 現代版ロミオとジュリエットですね
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終わりにしようと思う時は、ふと自然なことのように思ってしまうのが実感を持って感じられてこわくなった。
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まだるっこしいところがなく、とてもテンポがよくて、するすると読めました。 何一つ不自由ない社長の息子と、年収200万のどん底生活の女の子が出会って、恋をする。 ただの恋愛モノでなく、生々しく現代社会を描いていて、恋愛モノが得意でなくても、楽しく読めると思います。 私もあまり苦労...
まだるっこしいところがなく、とてもテンポがよくて、するすると読めました。 何一つ不自由ない社長の息子と、年収200万のどん底生活の女の子が出会って、恋をする。 ただの恋愛モノでなく、生々しく現代社会を描いていて、恋愛モノが得意でなくても、楽しく読めると思います。 私もあまり苦労なく生活してきたので、ジュリアに対し、自分だけが恵まれていることに申し訳なくなったりするところなど、 ちょくちょくスミオに共感するところがあり、感情移入できました。 最期の時、ふたりは幸せを感じて、笑っているけれど、読んでいる側はどうしようもなく切ない。 こんなに愛し合えるふたりが、素敵な思い出を重ねていけなかったこと、くやしくなります。 残されたお父さんも、大きくなった会社だけ抱えて、何を思って生きていくのかなぁ…
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石田衣良の親指の恋人を読みました。携帯電話の出会い系サイトで知り合った男女が主人公の現代版のロミオとジュリエットの物語でした。ところが、石田衣良の作品とは思えない、登場人物の息づかいがまったく感じられない物語でした。主人公たちがセリフを棒読みしている演劇のように感じられました。石...
石田衣良の親指の恋人を読みました。携帯電話の出会い系サイトで知り合った男女が主人公の現代版のロミオとジュリエットの物語でした。ところが、石田衣良の作品とは思えない、登場人物の息づかいがまったく感じられない物語でした。主人公たちがセリフを棒読みしている演劇のように感じられました。石田衣良でもこんな駄作を書くことがあるんだなあ、と思ってしまいました。
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石田衣良の作品は悲しくなるのが多い。 美丘もそうだし。 これに関しては心中だし。 でも、美丘の方が面白かったけど、これも良かったな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2008.03.18 石田衣良さんがこんな話を書くとは思っていなかったので、正直驚いた。 何不自由のない暮らしの中で目標のないままに生きてきた20歳の大学生・澄雄と、不幸な境遇のジュリア。二人は出会い系サイトで知り合い、恋に落ちるのだけど...... 本の冒頭に、「二十歳の男女心中」という見出しの短い新聞記事が載っている。だから、読者はまず二人の結末を知り、その結末に二人がどのように向かっていくのかを追いかけることになる。 宣伝文句は「現代版ロミオとジュリエット」、らしい。 もともと私は死へと向かう悲恋物語には懐疑的なのだけど、「亡国のイージス」を観て、更にその念を強くした。 この小説の一節に「恵まれる者はどこまでも恵まれ、失う者は失い続ける」とある。確かに、この格差が現実なのだろうとは思う。 でもやっぱり、それでもやっぱり、死ぬのはナシじゃない!? この小説がどうこうというのではなく、自分で死を選んでしまうということに対して。 「親指の恋人」を読んで思い出したのが、「死はすべてを昇華せしむといふ思想この超えがたき思想を憎む」という三国玲子の歌と、この言葉です。 余は今まで禅宗のいはゆる悟りといふ事を誤解して居た。悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた。(正岡子規『病牀六尺』より) 深い……。 続いてたまたま「亡国のイージス」を観たので、生きるとは、死ぬとは?ということにどうしても思いを馳せずにはいられなかったのです。
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最初、始まりかたに吃驚した。 読んでいくにつれてどうしてそうなったのかわかっていく悲しさ、みたいなものがじわじわと。せつないようなあまいような。
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24歳を過ぎた今。 「現実」と「今」と「夢」の中でふわふわと揺れている自分がいる。 中途半端に年だけとってしまった私は、「現実」というものが少しずつだけど、分かってきた。 それは半分諦めの匂いを含んでる。 中途半端に年を重ねた私は、 こうでありたいと思う「理想」とこんな風にで...
24歳を過ぎた今。 「現実」と「今」と「夢」の中でふわふわと揺れている自分がいる。 中途半端に年だけとってしまった私は、「現実」というものが少しずつだけど、分かってきた。 それは半分諦めの匂いを含んでる。 中途半端に年を重ねた私は、 こうでありたいと思う「理想」とこんな風にできたらと思う「夢」がまだ捨て切れず、なのに私の中にある「あきらめ」っていう匂いが「夢」や「理想」にしみついていく。 「現実」「理想」「夢」1つ1つは簡単な言葉なのに、 3つを抱えて生きていかないといけない私は、複雑すぎてこんがらがる。 このお話の大人のつきつける現実。 半端な私にはわかる。 スミオとジュリアの求める愛。 半端な私にはわかる。 そして、このお話を読んだ私はまた混乱する。 涙は瞳を濡らすけど、ほっぺたをつたりはしない。 「もう24歳なのだから。」 周りはそう思うかもしれない。 けど、年齢に置いていかれた私の心はその言葉とのギャップに悩む。 周りの評価と自分の心。 そのズレはどんどん大きくなる。
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