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親指の恋人 の商品レビュー

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178件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

    79

  4. 2つ

    32

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2024/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中村佑介さんのイラストに惹かれて購入。本当に挿絵、表紙ともに素晴らしいです! 二十歳のカップルのお話ですが、高校生カップルを見ているかのような2人に未熟な要素を感じました。 私だったらスミオの父から出された条件をのみ、何年後でもお互い成長して立派になってから再会するのが理想だなぁなんて思いました。

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2022/02/13

石田衣良さんの恋愛小説が読みたくなって ずっと積んでた作品を。 とてつもなく、"平成"らしい物語でした。 やっぱり石田衣良さんの文章は読みやすくて あっという間に読み終えたー! 出会い系サイトで知り合った、 澄雄とジュリアの怒涛のような1ヶ月…。 天国でのジュ...

石田衣良さんの恋愛小説が読みたくなって ずっと積んでた作品を。 とてつもなく、"平成"らしい物語でした。 やっぱり石田衣良さんの文章は読みやすくて あっという間に読み終えたー! 出会い系サイトで知り合った、 澄雄とジュリアの怒涛のような1ヶ月…。 天国でのジュリアの人生が、 生きてた頃より少し幸せだといい。

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2021/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

六本木ヒルズに住む社長の息子の澄雄と、薄給のパン工場で働く樹里亜は、出会い系サイトで意気投合して付き合いを始める。しかし、ぼんぼんの澄雄の頭はお花畑で、樹里亜にはこの世の不幸をコトコト煮詰めたような災難がこれでもかと襲いかかる。やがて樹里亜はこの世を去ることを望み…。 と言うか、1ページ目にいきなりふたりの心中のネタバレ新聞記事が載ってて、バッドエンド確定の話を読み進めるのはかなり辛かった。

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2021/06/19

現在の縮図かなって思う。 日本には格差がないっていうけど、貨幣制度による格差を描いた作品でした。 読みやすかったです。

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2018/02/27

上流下流の男女が普通の生活を夢見る。こんなに満ち足りた世界で何であくせく働いて生きていく必要があるのだろうか?

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2017/12/30

現代の格差を濃縮した非恋愛の物語。親指でメールを打つこともなくなって、少しずつ時代が変わってるなと感じた。

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2019/05/31

格差での恋愛。もっと深い内容かと思ってたけどサラッと読めて、だいたいのストーリーが分かってしまったので意外性があったらなぁ それは若くないからなのかも?学生なら涙するのかも。。。 2017.08.14読了 再読 20歳でこれでもかと次から次へと不幸が重なる。彼と出会ってか...

格差での恋愛。もっと深い内容かと思ってたけどサラッと読めて、だいたいのストーリーが分かってしまったので意外性があったらなぁ それは若くないからなのかも?学生なら涙するのかも。。。 2017.08.14読了 再読 20歳でこれでもかと次から次へと不幸が重なる。彼と出会ってから寄りかかれたけど若すぎて不幸に呑まれていく。 これを読んでやっぱりお金。 お金があれば自殺もしなかった。

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2017/05/08

めったに手にしない恋愛小説。 久しぶりに読みたい気分だったのでジャケ買い! 中村佑介さんのイラストだいすきなんです。 内容は……。やっぱり恋愛小説なんてもう読むまい。薄っぺらいよーまるで共感できないよー。 主人公の二人が、短絡的すぎて、逆に周りの大人たち(簡単に言うと・・...

めったに手にしない恋愛小説。 久しぶりに読みたい気分だったのでジャケ買い! 中村佑介さんのイラストだいすきなんです。 内容は……。やっぱり恋愛小説なんてもう読むまい。薄っぺらいよーまるで共感できないよー。 主人公の二人が、短絡的すぎて、逆に周りの大人たち(簡単に言うと・・敵?)に共感しちゃうわ。 これがTHE若者の恋なのか?違うと思うんだけど。

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2016/04/09

最初の1ページ目に結末が書かれています。 物語を読み進めていっても事あるごとに結末を想起させるような文が挟み込まれてあって、ここから、どうやって最初の結末に繋げるのだろうとどきどきしながら引き込まれていきました。 文体もさらりとして読みやすい。 物語の主人公の影に作者が見え隠れ...

最初の1ページ目に結末が書かれています。 物語を読み進めていっても事あるごとに結末を想起させるような文が挟み込まれてあって、ここから、どうやって最初の結末に繋げるのだろうとどきどきしながら引き込まれていきました。 文体もさらりとして読みやすい。 物語の主人公の影に作者が見え隠れする作品も多いがそれを全く感じさせないところに石田衣良の力量を感じた。

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2016/01/25

石田衣良、現実を捉えていて、妙にリアルで楽に読めるからと思って読んだが、今回のはなんかキザで死にむかっていくのを分かってたからなんか気持ち悪く、私にとっては共感できなかった。でもあっという間に読めた 不幸な人は不幸を連鎖させるっていうけど、これもそんな物語なのかもしれない。出会...

石田衣良、現実を捉えていて、妙にリアルで楽に読めるからと思って読んだが、今回のはなんかキザで死にむかっていくのを分かってたからなんか気持ち悪く、私にとっては共感できなかった。でもあっという間に読めた 不幸な人は不幸を連鎖させるっていうけど、これもそんな物語なのかもしれない。出会いというものの与える影響とか。 主人公の澄夫は経済的にも容姿にも恵まれているけど、母親の自殺を見たことで生きる意欲を失ってしまってた。 澄夫はここでジュリアと会わずに、何か価値観を変えてくれる出来事や体験をしていたらきっとものすごく人生をエンジョイできたはず。 一方のジュリアは、貧乏で父親がひどすぎて仕事も失う。格差社会の底辺にいるということは、どうあがいても、どう価値観を変えたって、生きていくこと自体が苦しい。でも、やっぱり生きてさえいたら、いい人と巡りあったりして抜け出すことはできたかもしれない。 でも澄夫と会ったおかげで、随所で比較しなきゃいけなくて、不幸感が増していく。不幸は不幸と捉えた時点からどんどん連鎖していく。 そして、愛し合う者同士は幸せも不幸を分かち合って、そのパワーが強い方に引っ張られる。だから、むずかしい。

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