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受命 の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2021/02/06

北朝鮮の話。一般市民の貧困、飢餓。特権階級にのみ許された待遇。権力者がいかに国をダメにしてるかを訴えている。貧困にあえぎながらも気高い精神を持つもの、権力者に侍るもの、主人公達を交えながら色んな視点で書かれてて飽きない。良い本。

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2017/06/10

ある事件で知り合いになった人たちが立場は違えど同じ時期に北朝鮮に行くことになり、現地で思いもかけない事態に巻き込まれて行く話。 医療系の話ではない。 感想としては作者が北朝鮮について知るにつれ、国としての体制がおかしいと憤っているのを物語形式で言いたかっただけなのかな、と。 最後...

ある事件で知り合いになった人たちが立場は違えど同じ時期に北朝鮮に行くことになり、現地で思いもかけない事態に巻き込まれて行く話。 医療系の話ではない。 感想としては作者が北朝鮮について知るにつれ、国としての体制がおかしいと憤っているのを物語形式で言いたかっただけなのかな、と。 最後の事件は大雑把すぎて、現実感がなかった。

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2016/11/15

10年前に書かれた、「受難」の前作。 当時の北朝鮮内外の情勢が、人々の暮らし方も含め、詳しく描写されているが、十分に悲惨だ。 本書の舞台は先代、即ち建国第2代の指導者下であったが、今の第3代の指導者下での生活はいかなるものか。 「民主主義人民共和国」と称しつつ、金王朝(それ...

10年前に書かれた、「受難」の前作。 当時の北朝鮮内外の情勢が、人々の暮らし方も含め、詳しく描写されているが、十分に悲惨だ。 本書の舞台は先代、即ち建国第2代の指導者下であったが、今の第3代の指導者下での生活はいかなるものか。 「民主主義人民共和国」と称しつつ、金王朝(それ自体十分な欺瞞により始まったものだが)存続を唯一の目的とする体制において、一般民衆の扱いは推して知るべしだろう。

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2015/11/17

わくわく感、ハラハラ感を久々に味わった。閉鎖された国とも言える北朝鮮を舞台がリアル。2015.11.17

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2014/02/19

フィクションとは思えず読んでしまう。「受命 Calling」と題名もすばらしく感じるほどの読み応えがあった。前作あるとは知らず読み始めたが大丈夫。順番は変わってしまったが「受精」も読んでみたい。

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2013/03/02

すごいんです、帚木蓬生。あの北朝鮮に同時期に入国した3組の人間達。それは偶然ではなかったのか?この3組がいつ、どこで交わるのか?そしてどうなるのか?もう、先が気になってどんどん読みたくなる。

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2011/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三者の運命が交錯するときに「北」の革命が起こる。 最後の暗殺劇はハラハラとしてスリル満点だった。 実は全てが何十年も前から繋がっていたんだ。 ただ、そこまでたどり着くのになかなか読み進められなかった。

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2012/04/15

『受精』の続編。 限りなくノンフィクションなフィクション。 ネタバレしない程度に気になったことのメモ。 「わが国が力を入れているのは何といってもサッカーです」 (p183) 「(略)血は、混じり合うのを意識するためにあります」 (p273) 「天命を聞くのが受命(コーリング)で...

『受精』の続編。 限りなくノンフィクションなフィクション。 ネタバレしない程度に気になったことのメモ。 「わが国が力を入れているのは何といってもサッカーです」 (p183) 「(略)血は、混じり合うのを意識するためにあります」 (p273) 「天命を聞くのが受命(コーリング)です」 (p545) 〈行くは径に由らず〉 (p591)

Posted byブクログ

2011/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

珍しい(?)北朝鮮を舞台とした小説。現代を描いているのだけど、史実に基づいて書かれているので、フィクションではあるものの、一部はノンフィクションの小説となっています。 個人的には医学モノと思って読んでいたら、いい意味で期待を裏切られた感じです。 ところでこの小説、「受精」という小説から続くお話のようです。これから読む場合は「受精」から先に読むほうがいいです。買いにいかなくっちゃ。。。 2011年7月追記 この前作の受精は読む必要なし、という個人的な結論に達しました。 受精の感想はこちら↓ http://booklog.jp/users/ray-bookshelf/archives/4043589018

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2010/04/23

読み終わり、他の方のレビューを見て納得できたのですが、日系ブラジル人医師と日本人OLその友達の韓国人とのつながりの「ブラジルでの悲しい過去」について気になっていたのですが、「受精」と繋がっていたのですね。 この悲しい過去繋がりの4人が、それぞれの理由で北朝鮮に入っていきます。北朝...

読み終わり、他の方のレビューを見て納得できたのですが、日系ブラジル人医師と日本人OLその友達の韓国人とのつながりの「ブラジルでの悲しい過去」について気になっていたのですが、「受精」と繋がっていたのですね。 この悲しい過去繋がりの4人が、それぞれの理由で北朝鮮に入っていきます。北朝鮮の描写がリアルすぎて、途中の日本人OLが気分を悪くするあたりで、私自身も気分が悪くなってしまいつつ、最後までじっくり読みました。

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