ハング の商品レビュー

誉田哲也【著】

2010/03/24

誉田哲也作品の中では
あまり好みではなかった。
期待してただけに残念

犯行動機もあまり納得いかない
感じかな。

2010/03/23

相変わらずばったばったと人が死に、
？！？！となるのだけど、
すべてがくるっとまとまらない。
キャラクター相関図がいまいちピンとこないなぁ。

2011/08/06

私は、ハングが何の意味か考えもしてなかったんだけど、テーブルの上に置いていた本を見た夫は、 「それ、吊るされる話なの？怖そうやね」 そうです、その通り！ ここまで吊るすかっていうほど、吊るされ、他にも血ドバ随所にありでした。 始めだけ、いかにも「問題小説」に連載されたっていう水着ありのお色気合コンでのんびり幕をあけるものの、誉田さんのことだからスピード感のある展開とともに、これでもかというほど死んでいく。 それは、誉田さんの場合ある意味お約束で気にならないんだけど（←いいのか）、章によって語りの人称がころころ変わるのが気になった。 それに、ラストは「え〜、いいのそんなんで？」と言いたくなるおざなりで残念な感じ。 置き去りの謎もあるし、主人公の津原はこれからどう生きていくのか疑問。 まさか、続編があったりして？

2017/09/20

迷宮入りした宝飾店オーナー殺しの再捜査にあたった警視庁捜査一課の堀田班は一気に犯人にたどり着いたと思いきや
いきなりメンバー全員に異動命令

その犯人は、初公判で堀田班メンバーに自供を強要されたと言い出し、名指されたメンバーは首を吊る。さらに一人、また一人と積み上がる死体・・

この謎に堀田班のメンバーの一人だった津村が立ち向かいますが
目まぐるしいストーリー展開と次々に大切な人達が亡くなっていくのには
読んでいる方も混乱してしまいそうになりますが
ぐんぐん引き込まれます。

犯人の視点からも少し書かれていて、何だか切なくなりました
最後の大詰めの所でこれまでのスピード感が失速してしまったような
感じはちょっと残念です。

2010/02/26

誉田哲也には珍しい、本格的ノワール。

「武士道シックスティーン」みたいな学園物を書いたと思えばこんな血なまぐさいものも書ける、守備範囲の広さに驚きます。
最初は新しいシリーズの刑事ものかとお気楽に読み始めたら、あれよあれよと言う間に怒涛の展開。独特の軽い脇役キャラとストーリーのギャップに、最初は頭がついていけなかったほど。

最近「殺せばいい」というノワールが多い中、殺すことにこんなに意味のある苦しくて悲しいストーリーは、ノワールの本質を思い出させてくれるものになると思います。

2010/02/07

ハングってそういう意味だったのか・・・
何も考えずに軽い気持ちで読み始めたのもあって
やるせない気持ちになりました。
もうちょっと救いがほしい。

2010/02/02

警察小説。ありふれたはずの殺人捜査だったはずが、そこに圧力がかかり、背後には巨悪が……という物語。主人公の周りの人間たちが次々に巻き込まれていってしまうさまは、なかなかに悲惨でした。
なんといっても、動機がくだらなさすぎて腹が立ちました。そりゃね、お偉い方々にとっては重要なことなのかもしれませんが。そんなことで殺されちゃたまったものじゃありませんよ。人の命を何だと思ってるんだ！という心境。やりきれません。

2010/01/20

警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」所属の津原英太が主人公のサスペンス。

謎解き系で、ガンガン捜査進めて、真犯人はお前だ！系かと思いきや･･･

死ぬわ死ぬわで、もう血だらけだわ。そこも、ここも、あなたもってな感じで

姫川シリーズに続く津原シリーズの幕開けと思いきや、閉店ガラガラ。

もう続けらんないでしょっていう話。

若干、話が荒い感じもしましたが、かなりの吸引力で楽しめました。

犯人側の生い立ちもあったりして、ちょっと感情入っちゃいます。

ただ、やはり、一般読者が期待してたラストではない。こと間違いなし。

なのでマイナス１。

2010/01/11

最初は割と軽めかなっと思ったけど途中から誉田さんの本領発揮でどんどん人が死んでいく。
この人も殺しちゃうのって感じるところもあるんですがあっさりと死んじゃいます。なんかやるせない展開なんだけどそれがいまいち心に伝わってこなくて意外とあっさりした読後感でした。

2009/11/02

久しぶりの誉田哲也の警察物。
迷宮入りした事件を追う、「堀田班」のメンバーに悪の組織が立ちはだかる。
相変わらず、惜しみなく、主要メンバーを死人にしてしまう、潔さは健在。
次は、そろそろ姫川シリーズの続編が読みたい。