グーグルが本を殺す の商品レビュー
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ペラペラの本なのですぐ読めますが、なかなか面白い本でした☆ この本の主張が正しいかどうかはさておきとして、ひとまず、日本で出版された日本語の書籍でも、アメリカで市販されていないのであれば「絶版状態」と判断されてしまう点は余りにも乱暴じゃないかなと思いました。それと、この本が再三主張しているように、このサービスを開始するにあたって出版社や著者に通告されたのは「嫌なら手を上げろ」という一言だけだったという点もやはり問題だったんだと思います。出版社はともかくとして、著者あってのブック検索だと思うんで、著者に対してはきちんと敬意を示すべきだと思います。・・・と言いつつ、スピード感を大事にするGoogleがそんな面倒な事をするとは思えませんが^^;。
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Googleでこういう動きがあったのは知らなかった。 著者の見解はちょっと極端かなとは思うけれど、 こういう風な見方もあるんだなと。 ただ、Googleって前ほど魅力的な会社じゃなくなったとは思う。 本を手に取ってきた世代だから、 PCで本を読む人が少ないと思うだけで、 すで...
Googleでこういう動きがあったのは知らなかった。 著者の見解はちょっと極端かなとは思うけれど、 こういう風な見方もあるんだなと。 ただ、Googleって前ほど魅力的な会社じゃなくなったとは思う。 本を手に取ってきた世代だから、 PCで本を読む人が少ないと思うだけで、 すでにそういう環境が整ってきた中で育った人たちは 割と普通にタブレット等で本を読むと思う。 今となっては決してマイノリティではないだろう。 ページ数と内容の割には値段が高いとは思う。
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グーグルブック検索に関する解説本。 本題であるグーグルブックが日本の 出版業界にもたらす影響から、グーグル(G社)の ビジネスモデルまで幅広く解説。 9月に提示されたグーグルからの グーグルブックに関する和解案に対して 日本の著者、出版社は、和解を受け入れず 反対のアラームを挙げるべきと提唱。 著者がパナソニック、Appleにいた経験から アメリカのIT企業であるG社が どのような姿勢で本施策に対して 対応しているかも予想している。 検索連動広告が他社のパクリであり 発想元へG社が賠償金を支払ったことや ストリートビューでの訴訟が多く続いていることから ブック検索も訴訟前提でG社はビジネスモデル を拡大するだろうとしている。 また、G社とライセンサーの仲介を行う 版権レジストリに対しての問題も提唱。 実際、G社の資本が入っているので 仲介ではなくG社よりの判断を下すので レジストリの意味をなさないとしている。 (当たり前。それがG社の目的) このような訴訟前提のビジネスにおいて G社と本気で戦っても勝てるわけがないが アラームは挙げましょうという 「あ、そうですね、それで?何の効果があるわけ?」って 感じで終わる本。 著者自身は、ブック検索を全否定しているわけではなく、 ある程度の効果(デジタルデータ閲覧からの販売促進) も見込んでおり、既得権益を維持するための 頭の固い人間ではないようです。 詳しく無い方にはわかりやすいので お勧めです。
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Googleの、訴訟を恐れない、傍若無人ぶりが書き連ねられた本。Amazonでタイトルだけ見て買ったので、届いたときにその薄さを見てビックリした。見出しや本文のフォントサイズがビミョーにテキトーなのが気になった。情報量の割に価格が高い。 書かれたのが2009年なので、「中国政府...
Googleの、訴訟を恐れない、傍若無人ぶりが書き連ねられた本。Amazonでタイトルだけ見て買ったので、届いたときにその薄さを見てビックリした。見出しや本文のフォントサイズがビミョーにテキトーなのが気になった。情報量の割に価格が高い。 書かれたのが2009年なので、「中国政府の検閲に屈してもビジネス戦略を優先している」というような悪口があるが、すでに中国からは撤退している。 この著者のアップル関係の著書を読みたい。
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google book search について、日本の関係団体との 利権の問題を書いた本。 面白くなかったので、さらっと流し読み。
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グーグルの世界中の本すべてを電子書籍化する計画へのアンチテーゼ。 グーグル図書計画のおかげで被害を被る 出版社、著者、広告会社の視点からこの現象にを紐解く。 筆者は『ウェブ進化論』の梅沢望夫さんとは逆の立場の思想の持ち主。なので、バランスを取るためには『ウェブ時代をゆく ─...
グーグルの世界中の本すべてを電子書籍化する計画へのアンチテーゼ。 グーグル図書計画のおかげで被害を被る 出版社、著者、広告会社の視点からこの現象にを紐解く。 筆者は『ウェブ進化論』の梅沢望夫さんとは逆の立場の思想の持ち主。なので、バランスを取るためには『ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか 』を読んでグーグルの利点も知るべき。 ちなみに自分の主張はこう。守るべきは内容(コンテンツ)であり、情報である。手段(媒体、メディア)ではない。既存の体系を守る保守的なシステムを擁護するこの立場の人とは逆だ。けれど、梅沢さんの「ネットが全ての人に開かれている知の高速道路」という考え方にも賛同できない。もっと、公主導でこの業界は進んでいくべきだと思う。
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■グーグルが新聞やテレビ等の既存のメディアを折檻していく様子が過去の歴史と今後の戦略からわかる一冊。
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