詩めくり の商品レビュー
うんたら かんたら と誰それは言った という記述で責任を投げてしまうタイプの論法が多い。 また数行で長編小説をという逃げがあるので、 それなりの人名を出しておけばという安易な発想も。 しかし、 溶けかかった角砂糖と書いてあれば きみは溶けかかった角砂糖を思い描くのか このなまけ...
うんたら かんたら と誰それは言った という記述で責任を投げてしまうタイプの論法が多い。 また数行で長編小説をという逃げがあるので、 それなりの人名を出しておけばという安易な発想も。 しかし、 溶けかかった角砂糖と書いてあれば きみは溶けかかった角砂糖を思い描くのか このなまけものめ という詩は強い。
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ある日の朗読会で、客席から要望があった日付の詩を、その場で読む、 というステージが面白くて、帰り道にあの本なに?と聞いたら、あげるよ、と。 元は、マドラ出版という変わった出版元から、不思議な経緯で生まれた本だということは、あとがきや解説で読んでほしい。 なかなか前衛的な詩が多く...
ある日の朗読会で、客席から要望があった日付の詩を、その場で読む、 というステージが面白くて、帰り道にあの本なに?と聞いたら、あげるよ、と。 元は、マドラ出版という変わった出版元から、不思議な経緯で生まれた本だということは、あとがきや解説で読んでほしい。 なかなか前衛的な詩が多く、不可解なのもいい。 理解するまで、ずっと挑戦し続けられる。 詩人流の長編小説ということなので、ストーリーも想像のしがいがある。 ちなみに、著者の誕生日は、12月15日。 ポエガールの、詩めくりトートバッグも、販売しています。 気に入ったらぜひ。 2014年9月1日〜9月29日 SEE MORE GLASS「夢の本屋」展
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1日1編。いいですね。 もうね、先入観をぶち壊してくれるの。なんてこったい!と叫びたくなることばっかり。 なまけものでした、すんません。
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一日一詩366日。 5月2日の「たまにはもったいぶった引用を ゴシック体でしてみるのも悪くない それが誰の言葉だったのかを 早く忘れ去るために」が、お気に入り。
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手に入れたい!と思った理由は、すべて題名と装丁に拠るものである。 それだけ『詩めくり』は魅力を秘めた一冊だと思う。 一日一篇(たまに二篇)すこぅしずつ楽しんでいる今日この頃。
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「長篇小説は一行でだって書ける」とのことばを受けてつくられた詩集。ということで、一つひとつをじっくり見てみました。 確かに、前後に想像が広がるものとか、たった四行で二百ページものにも負けないオチがあったりとか、面白かった。 教訓とかはない、ってあとがきにあったので、分からないもの...
「長篇小説は一行でだって書ける」とのことばを受けてつくられた詩集。ということで、一つひとつをじっくり見てみました。 確かに、前後に想像が広がるものとか、たった四行で二百ページものにも負けないオチがあったりとか、面白かった。 教訓とかはない、ってあとがきにあったので、分からないものは気にせず読み飛ばし。 そうしてたら、心がスカッとしました。ヨガで瞑想的になった時と似た感じ?読書は、心のヨガなのだと気づきました。(今読んでる「インドへ」の影響も受けつつ。)
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なんともいえない詩、365篇。 とりあえず自分の誕生日の詩を読んで、なんとなく腑に落ちない気持ちになりました。
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五月三日 たまにはもったいぶった引用を ゴシック体でしてみるのも悪くない それが誰の言葉だったのかを 早く忘れるために
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