劇的クリエイティブ講座 の商品レビュー
クリエイティブ系の本を読み漁ろうと思って探してきた本。めっちゃおもしろかった。当時やっていたらしい劇的3時間show、是非生で見たかった。 佐藤: 何か出来るかもしれないと思い続ける/アートは、現実と印象のズレへの共感 川上: ~をしたい、なりたい、という確信が強ければ強いほ...
クリエイティブ系の本を読み漁ろうと思って探してきた本。めっちゃおもしろかった。当時やっていたらしい劇的3時間show、是非生で見たかった。 佐藤: 何か出来るかもしれないと思い続ける/アートは、現実と印象のズレへの共感 川上: ~をしたい、なりたい、という確信が強ければ強いほどいい 松任谷: 違うプレッシャーを与えた方が楽になる 藤村: 休まないと、ものはつくれない/みんなの話を聞くことで、文句をいう人がいなくなった/自分の視点をちゃんともてば、方向を間違えない FG: クリエイターは自分でなるもので、ステップの用意されているものではない/世界から需要があるのに、英語が話せないのは勿体ない/~をできる ユリイカ マルセルデュシャン といってしまえば、なんとかなる。修行してたら時間が経ってしまう 石川: 周りの人間が喜んでくれることは、人がやりたがらないこと。それをやっていくこと、目標は、周りがくれる/周りが決めてくれた目標を達成していくと、次がまた見えてくる
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※このレビューにはネタバレを含みます
「水曜どうでしょう」でおなじみ、北海道テレビディレクター藤村忠寿氏。彼の部分だけ内容まとめ。 *「テレビって面白い」って聞くとみんな面白くないって言う。 確かに、今テレビを見てるっていうのがカッコ悪い風潮がある気がする。 藤村さんにとって、テレビは「友達」だったと。 学校帰って見る2時間ドラマの再放送や「トムとジェリー」とか楽しみにしていた。 じゃあ、はたして今のテレビ番組は「友達」になれるだろうか? ここで「視聴率」というキーワードが出てくる。 藤村さんは、入社して5年間、お金の計算をしてどうやってテレビが儲けているのか学んだそうでとても意外だった。 テレビ番組制作で重要なのが言わずもがな「視聴率」。 だから水曜どうでしょうは視聴率の取れる番組として作ってきた。 でも「水曜どうでしょう」をゴールデンで流した時、「20%はあるでしょう!」「20...5かなぁ!」なんて言っていたが蓋を開けてみれば12パーセント。 夜11時台で放送しても変わらず12%。 ゴールデンで視聴率20%をとるということはどういうことなのか? そんな番組って誰にも嫌われないようにするクラスの人気者なんだ。 でもそんなやつとは友達にはなりたくない。全員は無理だけど、お前は寝かさねえぜっていう深夜番組がいい。 視聴率っていう尺度を捨てる時期に来ているんです。 インターネットが出てきたからテレビは面白くなったんじゃない。 ここで今回の内容の核心の引用。 ”藤村:100万人を喜ばせようとしたら、俺は出来んよ。 何からしていいかわからんよ。 (中略)ただ、俺はあんたを喜ばせるためだったら、ものを作れるよ。 「嬉野先生、ちょっととってきたんですよ......これこれ。見ますか?僕編集したやつですけど」 ―僕がやっていることはこれなんですよ。 (中略)「出来たよ?ちょっと見るかい」「見ましょう」 なんて言っておもむろにテープをかけて、やっと先生が笑うわけですよ。 僕の目的はほぼそこで終わってるんですよ。 (中略)そうすると、ものを作る視点がブレないんですよ。 だって俺、あんたを裏切るわけにはいかんもん。 であんたをだますんだったら、やっぱ誠心誠意だますもん(笑)” これを聞いて嬉野さんは下の格言を思い出す。 「近き者説び遠き者来る」 ―孔子『論語』
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佐藤 可士和 川上 未映子 大宮 エリー 藤村 忠寿 FROGMAN ここらへんは面白かったです。 基本的にはモノづくりのスタンスだったりとか。 川上未映子の下積みの話がよかった。
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なろうとがんばってもなかなかなれないクリエイター。はずみでこの世界に入ってしまったとかのケースも多いようだ。
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いつあったのかしら。こんな3時間のトークショー(?) ぜひ生で見たかった、聞きたかった! 普通なら司会者がいて進めるところを、本人たちがズンズン進行していってるのが妙によい。 会話形式の本って苦手だけど、興味のある人の話はおもしろい。 結局わたし、人の話を聞くのが好きなんだ...
いつあったのかしら。こんな3時間のトークショー(?) ぜひ生で見たかった、聞きたかった! 普通なら司会者がいて進めるところを、本人たちがズンズン進行していってるのが妙によい。 会話形式の本って苦手だけど、興味のある人の話はおもしろい。 結局わたし、人の話を聞くのが好きなんだな。 それも好きなことをしてる人の。 バラバラの分野の方たちなので、興味のある人だけ読むでよし。 ついでに知らない人をパラリと読むはもっとよし。
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全てのメディアは人間の感覚の延長線上に存在する(マクルーハン) 目の延長線上にあるのが映像、耳には電話やラジオ.. メディアの歴史は、人間の身体感覚や感覚の延長線上にものごとを外在化していく歴史である これに加え、「その感覚の裏には、人間の欲望が介在する」という発想。望遠鏡は「...
全てのメディアは人間の感覚の延長線上に存在する(マクルーハン) 目の延長線上にあるのが映像、耳には電話やラジオ.. メディアの歴史は、人間の身体感覚や感覚の延長線上にものごとを外在化していく歴史である これに加え、「その感覚の裏には、人間の欲望が介在する」という発想。望遠鏡は「遠くが見えるもの」を作るんじゃなくて、「遠くを見たい」という欲望があったから作ることができた ベストセラーは人を安心させるもので、文学は不安にさせるものである(金井美恵子) 真剣だと知恵が出る、中途半端だと愚痴がでる、いい加減だと言い訳ばかり(石川光久) あれこれ持ちすぎて、自分の可能性をつぶしてしまう人はたくさんいる。自分の持っている能力を活かすことができれば、可能性が広がると思う(イチロー) 何事も決断するときは白か黒。決断するときにいろいろ意見を聞くのは正しいと思うけど、その中間をとって決断したことはだいたいうまく行かない(石川光久)
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劇的3時間SHOWという生の番組を書籍化した一冊。 表紙の名前を見れば、わかる通りいわゆる「クリエイター」と呼ばれる人達がそれぞれゲストを読んだりして、3時間という時間を使って自由に語るという趣旨。よって、個々によってだいぶ構成や内容がかわる。終始ゆるくラジオ感覚で3時間を...
劇的3時間SHOWという生の番組を書籍化した一冊。 表紙の名前を見れば、わかる通りいわゆる「クリエイター」と呼ばれる人達がそれぞれゲストを読んだりして、3時間という時間を使って自由に語るという趣旨。よって、個々によってだいぶ構成や内容がかわる。終始ゆるくラジオ感覚で3時間を消費するパートもあれば、激論を交わして深く考えさせられるパートもある。 なかなかに読み応えがあって、それぞれのクリエイターの素顔が垣間見えるのだけど、やはりこれは生で観たかったなあと感じた。現場で感じるものというのは文字だけの書籍よりも何倍もの濃度があったと思う。 一番印象に残っていて、また異色だったのは藤村忠寿だろう。なにせ一人だけサラリーマン。テレビ局の一社員なのだから。ちなみに藤村さんは「水曜どうでしょう」を政策している方(プロデューサー? ディレクター?)です。 マスコミ論について結構深く語っていて、現場の人も今のテレビはつまらないと感じている本音が聞けたのは良かった。ただ、今の視聴率至上主義ではもう手の打ちようがなくて、特に東京のキー局はもう個人の意向ではどうしようもない。だからこそ、少しなりとも身軽な地方の局の方が良い番組を創るチャンスはあるのだと感じた。 その他コンプライアンスを言い出した時点でジャーナリズムは終わっている、などの非常に興味深い話がたくさんあった。 一番気に印象に残っているのは、自分のために仕事があるんじゃないという台詞。つまり、社会が求めているからこそその仕事があるわけで、やりたいと思った仕事ができるわけじゃない。社会貢献してこその仕事だ、と。この辺はいかにも会社員らしい。 個人的に、その意見に全面的には賛成できない。ただ、他のクリエイターの方々も案外今の仕事に就こうと思っていた方々は少ない。 きっと、すごく漠然とした抽象的な目的とかやりたいことがあったのだ。だけど、それは宝石の原石みたいなものであって、きちんと加工しなければ価値がない。社会という環境で磨かれていく中で自然とその目的にあった仕事にはまったのだと思う。 仕事は手段である。それを忘れてはならない気がする。
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川上未映子、大宮エリー、石川光久、堤幸彦さんのを読みました。 石川さんのが結構良かった。 なりたいと思っている人はなれない、というメッセージが心に残りました。
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ゲストを招き3時間の講座(トーク、映像、ライブ何でもあり)を行う「劇的クリエイティブ講座」。 の、実録。トーク形式が好きじゃないので慣れるまで読みにくかった! 大宮エリーだけ読んで返そうかと思うほど(笑)でも1人読んで趣旨が分かってきたら錚々たるメンバーがどんな講座を行うのか興味...
ゲストを招き3時間の講座(トーク、映像、ライブ何でもあり)を行う「劇的クリエイティブ講座」。 の、実録。トーク形式が好きじゃないので慣れるまで読みにくかった! 大宮エリーだけ読んで返そうかと思うほど(笑)でも1人読んで趣旨が分かってきたら錚々たるメンバーがどんな講座を行うのか興味津々。時間を掛けながらもなんとか読破!みんなやっぱスゴイ人達でした。
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憧れの職業の人たちが赤裸々に語っている やっぱりワクワクするなーって思う 人の完成をくすぐる仕事に ただやはり苦労している 仕事に情熱を注ぐ人たちの対談などです 面白い
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