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人間の運命 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/05/26

五木寛之の別の本を買おうとして間違えて購入した本。 本当は大河の一滴を買うつもりだった。 この本を読んで何かを得たいと思ったが、有名な作家さんの本を読むことが出来て、最後まで読めて良かったな、と思うくらいで何の感動もなかった。 私には合わない。 人間は自分ではどうしようも無...

五木寛之の別の本を買おうとして間違えて購入した本。 本当は大河の一滴を買うつもりだった。 この本を読んで何かを得たいと思ったが、有名な作家さんの本を読むことが出来て、最後まで読めて良かったな、と思うくらいで何の感動もなかった。 私には合わない。 人間は自分ではどうしようも無い環境下で決められた人生を歩む。 人間は生きているだけで悪である。他の生物を殺して生きている。 ほんの小さな希望があれば生きていける。

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2019/05/21

人間は悪である。食べることは命を殺し、成功することは他人を押しのけているのだ。また、運命というものは一人の人間を大きな力で翻弄する。どちらも理不尽なことである。その理不尽さを受け入れるための知恵が仏教の教えなのだと。また、ひとりひとりの人間に必要なのは、不安や怖れに満たされた心に...

人間は悪である。食べることは命を殺し、成功することは他人を押しのけているのだ。また、運命というものは一人の人間を大きな力で翻弄する。どちらも理不尽なことである。その理不尽さを受け入れるための知恵が仏教の教えなのだと。また、ひとりひとりの人間に必要なのは、不安や怖れに満たされた心に安心や希望を与えるための一筋の光のようなもの。それは宗教でなくてもよく、言葉や、ものの見方、なのである。というような本でした。著者の実体験から出てくる言葉には力がある。いい本だと思う。

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2015/01/25

著者が幼い頃に太平洋戦争が終結し、入植していた平壌から必死(文字通り、多くの家族や仲間が死んだ)の帰国を果たした記憶を書き記しながら、「人間の運命」というものを考察している本。親鸞の教えが書かれているといわれる「歎異抄」を紐解いて、「状況によっては、どんな人でも悪人になれる」とい...

著者が幼い頃に太平洋戦争が終結し、入植していた平壌から必死(文字通り、多くの家族や仲間が死んだ)の帰国を果たした記憶を書き記しながら、「人間の運命」というものを考察している本。親鸞の教えが書かれているといわれる「歎異抄」を紐解いて、「状況によっては、どんな人でも悪人になれる」という親鸞の説話と、著者が生きて帰国するために何人もの人を見殺しにしてきた事実を重ね合わせている。終戦から60年以上、著者を悩ませ続けてきた事実と向き合い続けた結果、自分は悪人だけど救われるという確信を得た、ということだろうか。その辺はよく分からないけれど、とにかく迫力満点の本。

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2012/06/24

宿業という言葉にとても感銘を受けた。自分の子供時代に起きた様々な嫌な出来事のすべては自分で選べるものではなかった。その事でいつも世の中が不公平に出来ていると考えてた。宿業という言葉であぁそうなのか と妙に納得した。

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2011/10/30

五木寛之の「人間の運命」を読みました。全編を通して、運命とか宿命とか、個人の努力ではどうにもならないこともあり、良き人が短命に終わり強欲な人が長寿を真っ当するのもしかたない…など、なんとなくモチベーションが下がる内容でした。けっして本がつまらないのではなく、私の脳みそが深く読みき...

五木寛之の「人間の運命」を読みました。全編を通して、運命とか宿命とか、個人の努力ではどうにもならないこともあり、良き人が短命に終わり強欲な人が長寿を真っ当するのもしかたない…など、なんとなくモチベーションが下がる内容でした。けっして本がつまらないのではなく、私の脳みそが深く読みきれないせいでしょう。しかし、最後の”闇の中に光をもとめて”の章は気に入りました。著者が子供の頃、奥深い夜の山道を提灯一つで隣村の親戚までお使いを頼まれたことがあったときのことです。途中で提灯の灯が消えて視界が真っ暗になりました。道は細く片方は崖。少し動くと崖を転がる小石の音で恐怖に襲われる。生きた心地がしなかったそうです。そんなとき一瞬、月であたりが照らされたときの心の変化を語っています。 ~原文「あたりが見えたからといって、行くべき道が短縮されたわけではない。足の疲れが消えたわけでもない。ただ、あのあかりのところをめざしていけばよい、と思ったとき、真っ暗闇のなかで震えていた自分の足が立ち直った。にわかに元気がわいてきた。」原文終わり~ 目標が見える⇒道筋がわかる⇒足元が照らされている⇒恐れが消える。そうですよね。

Posted byブクログ

2010/01/15

著者の引き揚げ時の体験話は、何度読んでも泣けてくる。 親鸞の説いた、「善悪を超越して人間はすべて悪人である」という考え方がなぜ今大切なのか。 本書を踏まえた上で『親鸞上・下』も読みたい。

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