此処彼処 の商品レビュー
此処彼処。タイトルに惹かれました。 思い出や、お気に入りの場所や、心に残るシーンが、 ぽつりぽつりと綴られています 最初の”彼処”と、最後の”此処” それとあとがき がとっても良かった。
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表紙がまずかわいい。 「場所と人間の間には必ず相性がある」私もそうずっと思っていたので、なんだか読んでいて川上さんに近づいたような親近感が湧いたような気分です。
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物語の延長上にあるようなエッセイだった。 どこか掴みどころのない、日常を書いてるのに、使われる言葉や表現、描写の感じが小説のようだった。 川上さんの恋愛小説に出てくる、なんとなく流されながら恋愛をしているような女性たちは、きっと川上さんの一部なんだろうなあと思った。あの作風に納得...
物語の延長上にあるようなエッセイだった。 どこか掴みどころのない、日常を書いてるのに、使われる言葉や表現、描写の感じが小説のようだった。 川上さんの恋愛小説に出てくる、なんとなく流されながら恋愛をしているような女性たちは、きっと川上さんの一部なんだろうなあと思った。あの作風に納得した。
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エッセイ。久しぶりにエッセイなるものを読んだ。 普段は手に取らないんだけど、一時期、無性に川上作品を貪りたくて、たぶん、その時に作者買いしたんだろうなあ(未読が沢山あって把握してない)。 いつ我が家に来たかも不明(笑) 作者曰く「一般的な人」。私はそれを踏まえても、非凡な人だな...
エッセイ。久しぶりにエッセイなるものを読んだ。 普段は手に取らないんだけど、一時期、無性に川上作品を貪りたくて、たぶん、その時に作者買いしたんだろうなあ(未読が沢山あって把握してない)。 いつ我が家に来たかも不明(笑) 作者曰く「一般的な人」。私はそれを踏まえても、非凡な人だなと思う。 日々のそこはかとないことを、あんな風に丁寧に見つめられないし、あんなに細かく見ていない。更にあんなに面白く書けない。 それが非凡。 ほらいるでしょ?身近な人に、普通の話が面白い人。ネタ人生のようで、その人の捉らえ方、話し方が面白い人。 やはり、私はこの人が好ましい。
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川上さんと縁のある場所にまつわるエッセイ集。解説で酒井さんが書かれている通り、川上さんの人生を旅するよう。少女時代の川上さん、新婚の川上さん、そして2時の母の川上さん。。。それぞれのとき、それぞれの場所での彼女がいつも、川上さんらしいのを見かけて嬉しかったりほっとしたり。結びに「...
川上さんと縁のある場所にまつわるエッセイ集。解説で酒井さんが書かれている通り、川上さんの人生を旅するよう。少女時代の川上さん、新婚の川上さん、そして2時の母の川上さん。。。それぞれのとき、それぞれの場所での彼女がいつも、川上さんらしいのを見かけて嬉しかったりほっとしたり。結びに「小さくまたたく電飾の灯みたいに、わたしたちは生きている」と書かれています。常々通勤帰りの電車から家々の明かりのともった窓をのぞくのが好きな私の胸に、すとんと落ちた一行でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1月から12月まで、東京や日本、世界各地の 川上さんの想い出や、川上さんの気持ちが 短くまとめてあるエッセーです 6月まで読みましたが、川上さんらしい ほっこりするエッセーだと思います
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エッセイでも、川上弘美はやっぱり川上弘美だなあ。 こういう時間のやり過ごし方を、なかなか出来るもんじゃあありません。
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川上弘美さんがこれまでの人生で関わってきた場所について綴ったエッセイ。浅草、弦巻温泉、古びたベンチ、近所の川べりやマーケット、居酒屋や大学の寮など、地理上の場所であったり、自分の居場所であったところが、1月から12月までの章に分かれて語られています。 海外の場所もいくつか登...
川上弘美さんがこれまでの人生で関わってきた場所について綴ったエッセイ。浅草、弦巻温泉、古びたベンチ、近所の川べりやマーケット、居酒屋や大学の寮など、地理上の場所であったり、自分の居場所であったところが、1月から12月までの章に分かれて語られています。 海外の場所もいくつか登場しますが、印象的なのは川上夫妻が新婚旅行で訪れたマダガスカルでのエピソード。メガネザルやアイアイが見たいという目的で選んだ旅行先ですが、航空会社の手違いで一週間余分に過ごすことになってしまいます。退屈で長い毎日だったのに、思い返せばその一週間はとても贅沢な時間だった、というのは、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
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エッセイなのに、まるで短篇集のような語り口。 日々をこんな風にゆったりした気持ちで過ごせたら、良いなあ。
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