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インテグレーティブ・シンキング の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2018/01/21

世界の経済思想家ランキング(THINKERS 50)の2017年第一ロジャーマーティンの本。 統合的に考えるようにするにはどうするのか? 混沌を抜け出したい人にお勧めの本

Posted byブクログ

2014/06/09

フォーシーズンズホテルのイサドア・シャープ、レッドハットのボブ・ヤング、P&Gのラフリーなど、有名経営者、創業者の行動から共通の思考パターンを見出だし、パターンを身につける方法を説明する。 インテグレーティブ(統合)・シンキングとは、その呼称どおり、AかBか、という対立...

フォーシーズンズホテルのイサドア・シャープ、レッドハットのボブ・ヤング、P&Gのラフリーなど、有名経営者、創業者の行動から共通の思考パターンを見出だし、パターンを身につける方法を説明する。 インテグレーティブ(統合)・シンキングとは、その呼称どおり、AかBか、という対立、二律背反、矛盾を解消し、AもBも、というブレイクスルーを生み出す思考をいう。思考法というよりも、そういう考え方をするための価値観、態度、訓練が大切なようだ。ツールとしては、思考のリバースエンジニアリング、システム思考、メンタルモデルなどが紹介されていて、『学習する組織』を読んでいれば十分な内容である。 著者の主張の中で、特に印象深いのは、シンプルに考えることとシンプル化することとは違う、ということ。制約理論(TOC)を少しかじると、Inherent SimplicityやCause and Effectを言葉どおりに捉えて、単純化した理由づけにより説明できたと満足しがちである。しかし、TOCでも十分に実践すると、複雑なものを解きほぐすことで解決できる、対立を恐れない、ということに気付き、この本の主張と相違ないことが分かる。 そういう意味で、自分の理解度、習熟度を測るのによい本であった。

Posted byブクログ

2012/07/04

とある方のオススメで、ロジャー・マーチンを読む。 イノベータと呼ばれる人々が、二者択一の状況で、両取りをしていく、「統合思考(インテグレーティブ・シンキング)」に関しての本。 ・意思決定の4つのステップ ・このフレームワークの能力開発の3つの要素 ・インテグレーティブ・シンキ...

とある方のオススメで、ロジャー・マーチンを読む。 イノベータと呼ばれる人々が、二者択一の状況で、両取りをしていく、「統合思考(インテグレーティブ・シンキング)」に関しての本。 ・意思決定の4つのステップ ・このフレームワークの能力開発の3つの要素 ・インテグレーティブ・シンキングの達人の6つの共通した特徴 ・達人の3つの思考ツール などの項目を、ケースと共に解説している。 実践は難しそうだ。 また、著者の最新刊(未邦訳) 「The Design of Business: Why Design Thinking Is the Next Competitive Advantage 」 http://www.amazon.co.jp/dp/1422177807 は、翻訳されたら是非読んでみたい。

Posted byブクログ

2012/03/05

二つの選択肢があるときに、安易にメリット、デメリットだけで一つを選択するべきではなく、それらを統合させた第三のアイディアを出すように考えるというのがインテグレーティブ•シンキングの考え方である。 この考えをP&Gの元CEOなどの事例を交えて説明している。 当たり前の事と...

二つの選択肢があるときに、安易にメリット、デメリットだけで一つを選択するべきではなく、それらを統合させた第三のアイディアを出すように考えるというのがインテグレーティブ•シンキングの考え方である。 この考えをP&Gの元CEOなどの事例を交えて説明している。 当たり前の事といえばそうなのだが、二つしか答えが無いと思い込んでしまうのはよくある事なので、与えられたもの、そこにあるものだけがすべてと考える思考は気をつけなければならないな。

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2011/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二者択一を避ける。 相反する考えを並立させ、対比させ、検討する能力。 真っ向から対立する2つの選択肢しかないようにみえるときでも、安易に二者択一に走ることなく、どとらをも上回る新しい解決策を練り上げる。 このプロセスをインテグレーティブ・シンキング(統合思考)という。

Posted byブクログ

2011/05/02

読み違えかもしれないが、この本では論理思考を二者択一思考と強引に見なしてしまうことによって比較対象とし、インテグレーティブシンキングの優位性を主張しているように思える。 あまりに状況を整理しすぎて二者択一に陥るんじゃなくて、もっといろんな対策を考える余地があるってことだとは思うん...

読み違えかもしれないが、この本では論理思考を二者択一思考と強引に見なしてしまうことによって比較対象とし、インテグレーティブシンキングの優位性を主張しているように思える。 あまりに状況を整理しすぎて二者択一に陥るんじゃなくて、もっといろんな対策を考える余地があるってことだとは思うんだけど。 ううむ。

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2010/10/15

相反する選択肢から答えを選ぶのではなく、2つを取り込み更に良い解決の答えを得るという考え方は新しく聞こえましたが、事例を知るとそうでもなく、以前から実行してきた人がいて、元々、物事の解決には、幾つもの方法があって、すぐに思いついた方法が良いとは限らない。もっと良い方法を得られるこ...

相反する選択肢から答えを選ぶのではなく、2つを取り込み更に良い解決の答えを得るという考え方は新しく聞こえましたが、事例を知るとそうでもなく、以前から実行してきた人がいて、元々、物事の解決には、幾つもの方法があって、すぐに思いついた方法が良いとは限らない。もっと良い方法を得られることを信じて、諦めずに答えを探すこの考え方は拙速である今からの時代に必要だと感じました。

Posted byブクログ

2010/09/06

対立する意見を、妥協してどっちかを選ぶのではなく、それを踏み台にしてよりよいアイデアを創りだす思考をインテグレーティブシンキングという、らしい。弁証法を名前変えただけじゃね?って気もするけれど、いくつか参考にできそうな点があったのでメモ。 既存モデルも高々モデル。絶対ではない ...

対立する意見を、妥協してどっちかを選ぶのではなく、それを踏み台にしてよりよいアイデアを創りだす思考をインテグレーティブシンキングという、らしい。弁証法を名前変えただけじゃね?って気もするけれど、いくつか参考にできそうな点があったのでメモ。 既存モデルも高々モデル。絶対ではない 対立は有益 絶対より良いアイデアは存在する 妥協しない 単純化や専門化を回避する 共感的な質問をする 観察から、Guessをするのを厭わない

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2009/12/02

視点 、手段、経験 右へは、決定 左へは、フィードバック 「視点」 3つの外への視点 1、既存のモデルは絶対ではない 2、対立するモデルの存在は問題解決にとって有益である 3、よりよいモデルは必ず存在する 3つのうちへの視点 4、自分にはよりよいモデルを発見する能力がある 5...

視点 、手段、経験 右へは、決定 左へは、フィードバック 「視点」 3つの外への視点 1、既存のモデルは絶対ではない 2、対立するモデルの存在は問題解決にとって有益である 3、よりよいモデルは必ず存在する 3つのうちへの視点 4、自分にはよりよいモデルを発見する能力がある 5、複雑さの中にこそ答えがある 6、答えが見つかるまであきらめない 「手段」 発想推論 (「AはXXでありうる」)、古典的な論理学の範疇に属す推論:演繹法、帰納法(「AはXXである」) 発想推論は、科学的な発見や創造的指向を生み出す「発見の論理」 発想推論 因果モデリング(原因-結果 & 結果-原因)、2方向からの視点 共感型質問 「経験」 経験について多くを学ぶことができる。 第1:視点と手段は経験を左右する 第2:経験は視点や手段に影響を及ぼす 第3:経験は熟練をもたらす 第4:経験は創造性をも培う 熟練+創造性は、最強の組み合わせである 経験は自信を生む 経験から学習する ト、2009.11.20-25

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2009/11/15

インテグレーティブ・シンキング 著者は、ロジャー・マーティン氏でありハーバード卒ートロント大学MBAホルダー ポーター創設で名高い米モニター社でディレクターを務めるなど、 このような思考法については、専門家であると考えられる。 そして、本書の内容は「インテグレーティブ・シンキ...

インテグレーティブ・シンキング 著者は、ロジャー・マーティン氏でありハーバード卒ートロント大学MBAホルダー ポーター創設で名高い米モニター社でディレクターを務めるなど、 このような思考法については、専門家であると考えられる。 そして、本書の内容は「インテグレーティブ・シンキング」についてである。 これは、言い換えれば「弁証法的思考法」「アブダクション」の事である。 よって、目新しいって訳ではないが、上記を取り扱っている書籍が少ない事からも 希有の存在であり、だからこそ売れているのだろう。 ここで復習も兼ねて所謂”思考法”について、おさらいする。 思考法は、主に3つの方法がある。 1.インダクション(帰納法) 2.デダクション(演繹法) 3.アブダクション(弁証法) 1・2は、論理的思考法として昔から教わっている。しかし、3が意外と教わる機会は 多くない。アブダクションは、テーゼとアンチテーゼからジンテーゼを導き出す 思考法で、仮説生成型とも言われている。 以上が、おさらい。 で、本書はその3の説明を事例と共に分かりやすく行っている。 特に事例はインタビューから生成されたもので、なかなかおもしろく興味をそそる内容だ。 さらに、本書ではその思考法を身に付けるための外・内的要因を説明している点で、 他の書籍と異なる価値を生み出してる。そしてその要因とは、 1.既存のモデルは絶対でないと考える 2.対立するモデルの存在は問題解決に有利 3.複雑さの中にこそベストソリューションがある 4.発想推論、因果モデリング、共感型質問の3つが役に立つ 以上である。詳しい説明は本書を是非読んで欲しい。 結構短時間で読めるので、時間がない人でもぜひ読む事をお薦めする。 以上

Posted byブクログ