若きウェルテルの悩み(文庫版) の商品レビュー
悩んでる時に読むとよくない本と学校で習ったので読まないようにしていたが、漫画版を見つけたから思わず読んでしまった。 青春時の情動は上手に向き合わないと諸刃の剣になる。 その情動を経験できるのは青年期の特権であり、情動に人生の舵を渡さず自分が人生の舵を握ることが大人になるという...
悩んでる時に読むとよくない本と学校で習ったので読まないようにしていたが、漫画版を見つけたから思わず読んでしまった。 青春時の情動は上手に向き合わないと諸刃の剣になる。 その情動を経験できるのは青年期の特権であり、情動に人生の舵を渡さず自分が人生の舵を握ることが大人になるということなのかもしれない。 情動と向き合ってる人を考えすぎの一言で片付けるのは簡単だけど、ウェルテルのように悩んでる人を見守ってあげる人もまた必要。
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まんがで読破を読破するシリーズ。 ゲーテが描いた不朽の青春小説。 純愛であるがゆえに、それが成就できないとなると悲劇になっちゃうんだよな。まるで昼ドラのような展開。
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主人公のウェルテルに同情できる内容。好きな人のフィアンセは非の打ち所がない人物。そんな人に嫉妬して主人公は壊れていく。読後は鳥肌がたってくるほど共感した。
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ウェルテルの手紙が物語の主体である。ロッテの感情がほとんど現れず、ウェルテル自身が苦しみ、嵐に耐え切った事で終幕を選び取る。 人間の本性には限界がある。ある種の不条理をも彷彿とさせる物語。
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精神分析(?)で自分は悩み大きな「ウェルテル」のようなタイプと言われたので読んで見た 思いは深く、しかし、それゆえに素直に表現できず、たまに爆発するということか? アルベルト(ロッテの婚約者)のように割り切って考えられるタイプには理解し難い作品らしいけれど、自殺=敗北 と言う...
精神分析(?)で自分は悩み大きな「ウェルテル」のようなタイプと言われたので読んで見た 思いは深く、しかし、それゆえに素直に表現できず、たまに爆発するということか? アルベルト(ロッテの婚約者)のように割り切って考えられるタイプには理解し難い作品らしいけれど、自殺=敗北 と言う考えは自分の中にもある、それでもヤッパリ悩んだ末が殺人や自殺っていうのはどうだろう?小説だからイイのだろうけど 原作の方のレビューを読んでみると、何となく温度感が違うので、本品でゲーテという人物や作品を語ってはいけないのであろう
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ゲーテは太宰治だと思う。世間と敵対する、という意味では、太宰の「人間失格」の雰囲気によく似ている。芥川龍之介の「闇中問答」もそうであったが、自問自答を繰り返す主人公には、何故か惹かれる。とにかく、主人公のセリフがいい。「なぜ僕じゃなくて、彼なんだ」、「正論ばかりがきれいに世の中に...
ゲーテは太宰治だと思う。世間と敵対する、という意味では、太宰の「人間失格」の雰囲気によく似ている。芥川龍之介の「闇中問答」もそうであったが、自問自答を繰り返す主人公には、何故か惹かれる。とにかく、主人公のセリフがいい。「なぜ僕じゃなくて、彼なんだ」、「正論ばかりがきれいに世の中に埋まっていくとは思えなくてね」などの感傷的で心に沁みてくる言葉がこの本には詰まっている。
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ファウストに同じく積読状態だったので。 個人的にはファウストより好き。 考えてることをことごとく言語化されていってて、読んでて爽快。 おれはウェルテルとは仲良くなれる数少ない人間のひとりかもしれないwww 「僕らは本来のみなぎる力を失ったまま永遠に閉じ込められ、人間の活動一...
ファウストに同じく積読状態だったので。 個人的にはファウストより好き。 考えてることをことごとく言語化されていってて、読んでて爽快。 おれはウェルテルとは仲良くなれる数少ない人間のひとりかもしれないwww 「僕らは本来のみなぎる力を失ったまま永遠に閉じ込められ、人間の活動一切はただ自らの惨めな生存を延長させることと、無目的な欲望の満足しかない。 人は自らを捧げられる対象を自分の魂の目標を見つけることなく、たかだか目先の飴やら人の鞭やらで動かされている。誰もその実情をわかっていない。」 「正論だけが世の中にきれいに埋まっていくとは限らない」 たまんないっすwwww すごくおすすめ。
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