火の鳥(朝日新聞出版)(9) の商品レビュー
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主人公達が、自分にとっての善悪の価値観を省み、生命の尊さを知る事で、自らの罪を悟り苦しみ抜いて償い続ける様に考えさせられる。 『火の鳥』全編に出てくる"猿田"の、生まれ変わっても生まれ変わっても、誰よりも長く苦しみ続ける姿に、そろそろ心が痛くなってきた。救い…が訪れるのだろうか。
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異形編 好きな話でした。時間が遡り自分に殺される。 生命編 クローン批判。番組プロデューサーのクローン人間がテレビの見せ物になる話。自業自得。
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『火の鳥』を最初から読んでついに9巻目にたどり着きました。 今まで読んだ感想は、クセがあり過ぎて自分には合わないということ。 確かに『火の鳥』は手塚治虫の代表作ですが、だからといって手塚治虫を読んだことない人が最初に『火の鳥』を読むのはどうかと思います。 異形編も生命編も毎...
『火の鳥』を最初から読んでついに9巻目にたどり着きました。 今まで読んだ感想は、クセがあり過ぎて自分には合わないということ。 確かに『火の鳥』は手塚治虫の代表作ですが、だからといって手塚治虫を読んだことない人が最初に『火の鳥』を読むのはどうかと思います。 異形編も生命編も毎度の鬱展開にうんざり。 異形編は確かに綺麗にまとまっていて流れは良かったのですが、生命編の悪夢のような展開が長々と続くのはもう勘弁してよ、です。 私自身も日常生活は終わりなき悪夢の中にいます。 その境遇を忘れるために読書の時間をとっているのです。 その限りある息抜きの時間にわざわざ同じような鬱展開のマンガなんか読みたくないわ!という感じです。 もちろん、こんなタイプのマンガも必要です。 愛国ポルノのようなマンガばかりでは困ります。 でも感情障害ギリギリの私自身はこういうのは精神的に苦痛で受け付けない。 精神衛生上は明るく元気になれるものを読んでいかないといけないのだ。 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/01/13/194253
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[生命編] 1980年8月号~12月号、マンガ少年連載。 壮大な「望郷編」で始まったマンガ少年版火の鳥だったけど、雑誌休刊(81年)とともに力尽きていくような感じがして物悲しい。 あまり好意的に受け入れられなかったらしい「火の鳥2772」が3月に封切られているんだが、この辺の苦...
[生命編] 1980年8月号~12月号、マンガ少年連載。 壮大な「望郷編」で始まったマンガ少年版火の鳥だったけど、雑誌休刊(81年)とともに力尽きていくような感じがして物悲しい。 あまり好意的に受け入れられなかったらしい「火の鳥2772」が3月に封切られているんだが、この辺の苦悩もあったのではないだろうか。 [異形編] 1981年1月号~4月号、マンガ少年連載。 短編ながら火の鳥のエッセンスが凝縮されている。
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僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。 日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様...
僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。 日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。 1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。
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