ミスター・ピップ の商品レビュー
1990年初頭のブーゲンヴィル島が舞台。 初めはただ純粋に初めて本の素晴らしさに触れた少女と一緒に 島での毎日を楽しみながら読んでいた。 家を焼かれても、持ち物すべてを焼かれても、 海には魚がいて森には果物がある。だから飢えない。 飢えないから穏やかな島の時間をむしろ楽しんでよ...
1990年初頭のブーゲンヴィル島が舞台。 初めはただ純粋に初めて本の素晴らしさに触れた少女と一緒に 島での毎日を楽しみながら読んでいた。 家を焼かれても、持ち物すべてを焼かれても、 海には魚がいて森には果物がある。だから飢えない。 飢えないから穏やかな島の時間をむしろ楽しんでよめた。 後半、少女の運命が大きく変わる出来事がある。 私ならば耐えられないと、泣きながらよむ。 少女と本の出会いもさることながら、少女と母のかかわりも注目。 たまたま手に取った本だったけれど面白かった。
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