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NO.6(#5) の商品レビュー

3.9

57件のお客様レビュー

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2024/05/09
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折返しまで来ましたが、全然話が進んだ気がしません。 相変わらずNO.6は謎だらけですし、人の命を大切にしません。 どういう運営をしているのか、全く見えてきません。 おかしいなあ。 紫苑とネズミは着々と計画を実行しているはずなのに。 沙布についても、どういう状況なのかがわかりません。 「沙布は美人」という台詞が何度も拉致した側から発せられますが、そもそも遺伝子的レベルで優劣を判断しているので、頭の良い人、運動神経の良い人と並んで、見た目の良い人だらけなんじゃないかと思っていたのですが。 NO.6という都市、というか組織への作者の精度が粗い気がします。 紫苑の母の火藍(からん)にしても、自分の目で見て耳で聞いたものを判断材料にしているのはいいけれど、危機意識が薄すぎます。 正論を年端のいかない少女に語るのは、NO.6のような管理・監視社会においては、自分にも相手にもリスクが大きすぎます。 なのに、あまりにも正面から正論を吐きすぎる。 もう少し大人になってうまく立ち回らないと、誰のことも救えないような気がして、不安でなりません。

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2023/05/11
  • ネタバレ

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矯正施設の中で文字通り人々を踏み台にして先へと進むネズミと紫苑の姿に「沙布を絶対に助ける」という強い信念を感じると同時に、西ブロックの人々をゴミ以下の存在のように扱うNo.6側がとても残酷に見えます。ネズミと紫苑が沙布を無事助け出して、No.6をぎゃふんと言わせてくれる展開を期待したいです 笑

Posted byブクログ

2022/10/19

あさのあつこ氏のSF小説【NO.6】第五巻。攫われた友達を救出すべく、紫苑とネズミは治安局の矯正施設へ乗り込む。果たして救出出来るのか。先が気になりすぎる。

Posted byブクログ

2023/03/14
  • ネタバレ

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2019/01/17 再読。 2023/02/10-12。再々読。 ・火藍の近くに楊眠いるとハラハラしちゃうんだよな。 ・捕らえられた沙布が紫苑との思い出を回想するとこ、す~ごく切ないんだけど、紫苑がほんとに沙布のことを友人としか思ってなくてめちゃくちゃ残酷というか…… 天然というか…… こりゃまたどうしようもない子だなと思う。 ・しかもこのあとネズミに「おれにはあんたが必要なんだ」って言われて自分を奮い立たせるとこ、その言葉を「媚薬のような」と表すシーンなんだから本当にどうしようもないわな。なんかのインタビューか何かで紫苑がネズミに対して抱いている感情の話をあさのあつこさんがしてたような気がするんだけどな~…… どこだったっけな…… ・あんまりよくない言い方だけど、紫苑はなぜ沙布ではいけなかったんだろうなと考えると、やっぱり沙布がNO.6内の人間だったからかなと思う。NO.6内の森林公園を森と呼ぶことに強い抵抗を示していたこととか、予測がつかない自然現象を好ましく思っていたこととか…… ・しかもその前にネズミに「喉を掻き切る前にキスしてやる」って言われてめちゃくちゃ興奮してるし。これはなんなんだ? ネズミのこと、NO.6から連れ出してくれて真実を教えてくれる人、としてだけじゃなくふつうにネズミという人間が好きなんだもんなあ紫苑。 ・あとね~。ネズミを殺されそうになって真っ先に絞首に踏み切る紫苑さん。ネズミドン引きしてるじゃん。 ・「おれの知っている紫苑は、何が合っても断罪などしない」ってあまりにエゴすぎる。ネズミ、紫苑に紫苑のままでいてほしいと言ったけど、ネズミに危害を与える相手につかみかかる紫苑も紫苑でしかないよと思う。清純なままでいられるわけがないだろ…… あ…… あ…… どうしようもない…… ・このあたりからのネズミの紫苑に対する理想と、ネズミと出会って変わっていった現実の紫苑とのギャップに惑わされるやつ、いいよね。紫苑はわりとピンピンしてるのに。 ・力河に掴みかかった頃から紫苑のネズミに害を与えるもの絶対許さん精神が育ってきてた気がするけど、明確に変化し始めるのはこの辺なのかな、やっぱり。ネズミが乞うくらいになるまでの変化だもんなあ。まあ、これはネズミが紫苑のことを見る目が再会直後から変わってきているっていうのもあるだろうけど。 ・この辺はアニメでざっくりカットされてるからほんとにあんまり覚えてない!たのしみだ。

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2021/05/08

この巻から本格的に物語が動いた感じがする。子供を押し付けられたイヌカシが不憫だと思った。もし紫苑に出会う前位のイヌカシなら、絶対赤ん坊なんて押し付けられたとしても面倒なんて見なかったんだろうなと思う。他にも矯正施設の内部の洞窟に住んでいる老やサソリなど、彼等が何者か気になる。続き...

この巻から本格的に物語が動いた感じがする。子供を押し付けられたイヌカシが不憫だと思った。もし紫苑に出会う前位のイヌカシなら、絶対赤ん坊なんて押し付けられたとしても面倒なんて見なかったんだろうなと思う。他にも矯正施設の内部の洞窟に住んでいる老やサソリなど、彼等が何者か気になる。続きが早く読みたい。

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2018/08/22
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莉莉の父の謎の死,本当の幸せとは,矯正施設内の地獄,紫苑が託した赤ん坊を育てることにしたイヌカシ,沙布が見る白い闇,紫苑への恐怖

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2017/06/16

強制施設の内部に潜入した紫苑とネズミ。 そこは、まさに地獄絵図。 人を人とも思わないNo.6の傲慢さに、読んでて虫唾が走る。 ネズミではないが「No.6など滅茶苦茶に破壊されてしまえーーー!!」と思いながら読んだ。 唯一の癒しは、イヌカシと赤ちゃんシオンだゎ♪

Posted byブクログ

2016/01/24

おもしろいー。 人狩り。そして、矯正施設へ。 ネズミと紫苑の関係がまた深まってきました。二人のやりとりが一番読んでいてドキドキして楽しいかな。 人から頼られる喜びと勇気。いつかわたしも感じてみたい。

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2015/10/12
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人狩りのタイミングで強制施設に連れ去られた、否、侵入に成功した紫苑とネズミ。地獄のような現実と見つめ合うと自分を見失いそうになる。それでも愛する人がそれから目覚めさせてくれる、必ず。イヌカシは紫苑の化身を抱いて、力河は紫苑のために、No.6の崩壊のために動き出す。思っていたよりグロテスク。でも本当に映画を見ているようなシーンに引き込まれていく。 「だから喉を掻き切る前に別れのキスを。」

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2015/09/18

何度目かの再読5巻目。この辺りから紫苑とネズミの関係性の変化が顕著に描かれていきます。紫苑がちょっぴり…いえ、かなり豹変しているのですが、これが人間誰しも持つ闇の部分なのかなと思います。

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