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乙女の日本史 の商品レビュー

3.6

96件のお客様レビュー

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2013/06/26

 歴史の教科書では到底見かけない内容だ。さよなら「おじさん史観」。今こそ語ろう、乙女目線の日本史とはじめにで書かれている。その上、「日本はもともと肉食女子×装飾男児の国」と述べている。  その理由は簡単だ。なぜ、「女の子はやさしく」と言われて育てられるのかという問いに対して、「...

 歴史の教科書では到底見かけない内容だ。さよなら「おじさん史観」。今こそ語ろう、乙女目線の日本史とはじめにで書かれている。その上、「日本はもともと肉食女子×装飾男児の国」と述べている。  その理由は簡単だ。なぜ、「女の子はやさしく」と言われて育てられるのかという問いに対して、「大人のあなたは、すでにその答えを知っていますよね。そう、もともと女の子ほど強いものはないのです」と宣言している。それに比べて、男は偉そうにしていても所詮、ひ弱ではかない存在。  乙女の日本史だけあって、女性の世界(たとえば江戸時代の大奥や平安時代の宮中)、恋愛模様、イケメンの話題が主流を占めている。従来ある歴史の本ではなかなかお目にかからない視点で書かれているだけに興味深い。  意外に思ったのが、江戸時代は髭の薄いのがイケメンとされていたという事だ。身分を問わず、みんなが脱毛に励んでいた姿を想像するだけで、笑ってしまう。平和な時代であったともいえる。  ついでに、絵巻に登場する平安美人は「妄想」だったとあり、さらに驚いた。「自分の好きな異性の顔を当てはめ、妄想するために、わざとああいう仮面みたいな顔に工夫された」という、大学教授の三田村雅子先生の説を著者は引用している。おかめのような顔で妄想とは、高度なテクニックを使っていたのだなあと違う意味で感心する。 週刊歴女、歴史上の有名人の人生相談、特別読み切りなど読み応えのある記事があり、すいすいと読み進んであっという間に時間がたつのも忘れてしまう位、「おやじ史観」に飽き足らない歴史好きな方なら夢中になれる。

Posted byブクログ

2013/04/06

日本史上に出てくる女性に焦点を当てているけれど、すこし読みづらい気がする。絵をメインにするのか、文章なのか、はたまた色使いなのか。本を魅せるって難しいな、と思った一冊。

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2013/03/23

おじさま達の聖域「日本史」を、乙女目線で萌え解いた書。 イケメンあり、衆道あり、不倫スキャンダルあり。神代から昭和までをザックリまとめた上で、キーパーソンの逸話の紹介や通説の否定、更には女性観の変遷までもを豊富なイラストとコラムで面白おかしく解説しています。 著者の「単なる乙女妄...

おじさま達の聖域「日本史」を、乙女目線で萌え解いた書。 イケメンあり、衆道あり、不倫スキャンダルあり。神代から昭和までをザックリまとめた上で、キーパーソンの逸話の紹介や通説の否定、更には女性観の変遷までもを豊富なイラストとコラムで面白おかしく解説しています。 著者の「単なる乙女妄想ではなく、なるべく史実をもとに!」という心意気が嬉しい。日本史関連漫画・映画・ゲームの紹介も圧巻。東京書籍すげえ! 高校3年になっても新品のような教科書を保持し、大河ドラマも「毎回見るの超かったるい」という理由のみで敬遠し続けてきたため、日本史に関する知識は赤ちゃんレベル。 そんな私のアホさ加減に激昂した家人から、彼のフェイバリットであるという小山ゆう『お~い!竜馬』(全23巻)を読破する事を薦められ、今現在素直に読み進めております。いや、読み進めちょります。読み進めちょうぜよ。 とかエセ土佐弁まで飛び出さずにはいられない程ハマってはいるのですが、読みながら私が「徳川幕府って徳川家康?」「徳川幕府なのに江戸城…え?」等々、ちょっとおませな小学校低学年くらいの子供でも解りそうなボンクラ質問を真顔で繰り出すので、最近では不快感ウゼえ感を露わにされるようになりました。 で、せめて高校レベルの日本史を勉強し直せるような本ないかな~、っつって書店を彷徨していた折に出会ったのが本書(一緒に『日本史新聞』も購入)。 『乙女』の幕末、勉強になりました。

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2015/12/26

日本史モエがくすぐられる一冊。 大化の改新辺りが個人的に好き。 明治維新以降(政府のみなさんとか)についてもっとかいててくれたら言うことなかった。

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2012/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 本屋に並んでいるのを見て、「読んでみようかなー」と思っていて、大分待って、ようやく購入。  ちょっといつも読んでるのと毛色の違う本です。  話の内容は、乙女向けに、歴史人物のいろいろを今までの説と、実際とを丁寧に並べてわかりやすく、乙女の好きな内容で説明してくれる話。  ただ、最低限の歴史の知識がないとよくわからないところもあるような気がします。  それと、「乙女向け」とは言いましたが、書いている人は男なので、あくまでも「乙女が好きそうな」内容というだけで、本当の意味でストライクでは残念ながら個人的にはありませんでした。  ただ、歴史のいろいろを別の切り口で見てみるのが好き! という人にとって見れば、それなりに面白いんじゃないかなー……とは思います。  大当たりではなかったですが、大外れでもない、微妙なラインでした。  ただ、女性観が変わった時代の説明はちょっと面白かったかなー……  歴史の捉え方はいろいろあってもいいと思っているので、個人的には自分で調べるのが一番面白いとは思います。

Posted byブクログ

2012/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名どおり、乙女の為の歴史本です。 おじさん目線の歴史からの脱却!的な謳い文句があったから期待していたのですが、 今度は女性目線ばかりになってしまっているような印象を受けました。 中立な歴史書だと、やっぱり需要がないのかな? それはともかく、知らなかったことなどもあって楽しめました。 結構イラストも多くて読みやすいです。

Posted byブクログ

2012/10/27

歴史の流れを女性メインで説明されている。歴史に詳しくない人でも気楽に読める。 女性メインなので、ひねくれてる解釈もなくもないけど笑 それはそれでまた面白かった。 さらっと読めて、日本史の流れがなんとなくわかるのでおすすめ。

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2013/02/17

ひそかに生徒がはまっている本らしい。 これをスタートにするというよりも、 オーソドックスな日本史の流れをしったうえで、 読んだほうが面白いと思われます。 国語教師としても、 ちょっと裏話的に使ってみたい部分が多々ありました。 ともかく、 どの時代も「女」は強いんだな。

Posted byブクログ

2012/10/12

古代から昭和まで乙女目線で日本史を解説。おもしろかったです。ゆるい絵もいいですね〜。乙女目線大歓迎。おじさん向けの歴史書も偏ってるんだからこれが間違いだとは言い切れないと思うの。

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2012/09/18

さよなら「おじさん史観」。ってコピーが面白くって^^ 確かに、おじさん目線で書くから、解らない所は何でもイロゴトで片付けちゃうんだよね。 あれは、私も嫌だった。 でも、それは「歴史」というより、「歴史雑学」みたいなジャンルの本であって、 ちゃんと「歴史」を知ればいんじゃん?と、歴...

さよなら「おじさん史観」。ってコピーが面白くって^^ 確かに、おじさん目線で書くから、解らない所は何でもイロゴトで片付けちゃうんだよね。 あれは、私も嫌だった。 でも、それは「歴史」というより、「歴史雑学」みたいなジャンルの本であって、 ちゃんと「歴史」を知ればいんじゃん?と、歴女のハシリとしては思うのだけど…。 「乙女の…」というより「女性自身」とかの「おばちゃんゴシップ誌」風で、おじさんとイイ勝負な雰囲気もチラホラ。 でも、読みやすいし、面白く書かれているので、暇つぶしには◎♪

Posted byブクログ