株式投資 の商品レビュー
成長株より割安株の方がトータルの利回りはよい。 新興国で経済成長が著しいとしても株式のトータルリターンはよくない。これは、経済成長には、資本投下が必要だから。 割安株は、成長分野ではなく、成長性が乏しいと認識されているセクターにこそ存在する。 成長分野の利回りが低いのは過大評価さ...
成長株より割安株の方がトータルの利回りはよい。 新興国で経済成長が著しいとしても株式のトータルリターンはよくない。これは、経済成長には、資本投下が必要だから。 割安株は、成長分野ではなく、成長性が乏しいと認識されているセクターにこそ存在する。 成長分野の利回りが低いのは過大評価されて株価が高くなるから。 株式は現物資産なので、インフレリスクを吸収するし、為替ヘッジも必要ない。 為替は2国間の購買力平価で決まることが多く、これは、インフレ率により決まることが多いところ、インフレリスクを吸収する株式は為替リスクも吸収する。 投資家が最もやってはいけないことは、景気の後追いをすること。 株価は、景気後退よりも前に下落し、景気回復よりも前に上昇する。
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株式投資の未来に続いてシーゲル先生著の本書を読んでみた。 本書は具体的な銘柄の言及ではなく、株式について様々な観点から読み解いていく。あくまでも長期投資を前提に株式が最強であることをデータに基づき分析していた。長期投資家として成功するには、ルールと動機を決めて、投資をその通りに進...
株式投資の未来に続いてシーゲル先生著の本書を読んでみた。 本書は具体的な銘柄の言及ではなく、株式について様々な観点から読み解いていく。あくまでも長期投資を前提に株式が最強であることをデータに基づき分析していた。長期投資家として成功するには、ルールと動機を決めて、投資をその通りに進めなければならない。バフェットのように自分が理解できる銘柄を長期に渡って保有し続けることが大切なのであろう。
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・米国だけでなく国際分散すべき ・為替ヘッジは長期的には不要。株はインフレヘッジであり長期的には為替がインフレ差中立になるため。 ・新興国株は非推奨。経済成長は利益と配当の総額を増加させるが、必ずしも1株あたりの利益や配当を増加させるわけではない。成長には投資が必要で、それには金...
・米国だけでなく国際分散すべき ・為替ヘッジは長期的には不要。株はインフレヘッジであり長期的には為替がインフレ差中立になるため。 ・新興国株は非推奨。経済成長は利益と配当の総額を増加させるが、必ずしも1株あたりの利益や配当を増加させるわけではない。成長には投資が必要で、それには金利負担の増加(借入増)や利益の希薄化(株式増)が伴うため、1株あたりの利益成長が減速する ・オプションの売買は現物と組み合わせると効果的な場合があるので要検討 ・頻繁な売買には手数料や税金のコストがかかる ・PERの過去平均は15倍あたり(利回りは6.8%)だが、これからは20倍(利回り5%)になってもおかしくはない。取引コスト低下、分散の容易化、マクロ経済と金融政策の安定化などにより、株式への要求リターンが減り、PERが上がるというメカニズム。
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一般投資家の人が読むべき名著というので購入。 過去の歴史から振り返り、投資アイテム別に利回りについてなども細かく書かれている。 内容が非常に細かいので、全てを完全に把握するのは一度目では難しいと思うが 何度も読む事で歴史と照らし合わせられる本だと思います。
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・純金の価格は確かに上昇しているけどインフレ率を考慮すると貨幣と大差ない. リスク資産が追いつかない時のリスクヘッジにはなる. ・あくまで歴史的な事実で今後の未来が同じかどうかはわからないことには注意しないといけない.この本が教えてくれるのは米国株の歴史の初めからITバブル崩...
・純金の価格は確かに上昇しているけどインフレ率を考慮すると貨幣と大差ない. リスク資産が追いつかない時のリスクヘッジにはなる. ・あくまで歴史的な事実で今後の未来が同じかどうかはわからないことには注意しないといけない.この本が教えてくれるのは米国株の歴史の初めからITバブル崩壊から少し経った2000年台の話 国家の工業化が経済の発展にものすごく大きな影響をもたらしたことは明らか,じゃあポスト工業化(今やポスト情報技術社会?)ではどうなんだろうというのは考えていかないけない. ・株の価値の厳選は企業の利益,株価の決まり方は将来もたらすCFの現在価格 ・その国の経済成長率!=株のリターン ”ただし経済成長している国は株のリターンもプラスである”ということは変わらない. ”金融と資産運用の基本はリスクとリターン” →最も重要な基本原則だけど忘れてしまいがち,シンプルにリスクとリターンで考えればいいものを小難しい指数がどうだとかで考えてしまっているな. リスクとリターンで考えることはすべての意思決定において大事と言える.
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リーマンショック以前までの少し古い本ではあるが 株式市場の歴史、過去のデータ、市場の熱狂と恐怖の物語、市場平均について、ファンドやETF、投資家が陥るバイアスなど株のあらゆるトピックについて書かれていた 非常に面白かったし、特に後半の投資家の心理については株をやる人は必読だと思...
リーマンショック以前までの少し古い本ではあるが 株式市場の歴史、過去のデータ、市場の熱狂と恐怖の物語、市場平均について、ファンドやETF、投資家が陥るバイアスなど株のあらゆるトピックについて書かれていた 非常に面白かったし、特に後半の投資家の心理については株をやる人は必読だと思った 本書でも述べられているように過去のデータや本書で紹介されている市場の動きは1サンプルでしかない しかし株の世界の総論的な本としてとても良かったと思う
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「敗者のゲーム」とともに、一般の投資家が必ずよむべき本。固定利率とインフレの関係は逆だと思うが、それ以外は妥当な会計、ファイナンス、投資理論が満遍なく紹介されている。 トレンドとしても個別株としても株価を判断することは大変難しいこと、また、行動ファイナンスの教訓から、適正なイ...
「敗者のゲーム」とともに、一般の投資家が必ずよむべき本。固定利率とインフレの関係は逆だと思うが、それ以外は妥当な会計、ファイナンス、投資理論が満遍なく紹介されている。 トレンドとしても個別株としても株価を判断することは大変難しいこと、また、行動ファイナンスの教訓から、適正なインデックス(低コスト、効率的、分散)を選択して、あとは事前に課したルールに従って投資し続けるべき。 1.まずは株式の債権に対する有利さ 2.キャピタルゲイン、インカムゲインの税制の影響を考慮しても、高配当率株のリターンがよい →ただし、税制は国によって違うので日本や他国でもそうとは限らない。 3.経済成長と株価は強い相関がない場合がある →一株あたりの利益と配当が大事だが、投資効率によっては全体の成長率より、一株当たりの成長率は低くなる 4.株価は将来的に配当として投資家に払われるキャッシュのみ考慮すべき →企業による再投資は効率的でない場合があるから。持ち分の考え方、他の企業による買収の可能性を考えると疑問 5.マネタリーベースとインフレの強い相関関係とインフレヘッジとしての株 →現代ではインフレとの相関は薄い。しかし、マネタリーベスの増加は株価を大きく上昇させるのは変わらない 6.バリュー小型株効果 →投資スパンの問題。PERが低く、配当リターンが高いものは割安である可能性が高い。また、大型株よりも小型株のほうが出遅れていることが多い。 7.株価は経済景況に先んじる →ただし、景況を読むのはほぼ不可能。PER15-20倍が適正レンジか。 8.インデックスの種類 →時価加重平均だとノイズにやられている可能性。ファンダメンタル加重平均のほうがよいのではという意見がある。 9.販売手数料と委託手数料は0.2%以下に収めるべき
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株式投資に関する本です。 ペーパーアセット(紙の資産)への投資を行う方は、是非読むべきものと感じました。 株式投資が長期的には、債権や金を上回る利回りを達成している事が書かれています。 また個別株投資やアクティブファンド投資より、インデックス投資が優っている事も、事実とし...
株式投資に関する本です。 ペーパーアセット(紙の資産)への投資を行う方は、是非読むべきものと感じました。 株式投資が長期的には、債権や金を上回る利回りを達成している事が書かれています。 また個別株投資やアクティブファンド投資より、インデックス投資が優っている事も、事実として記載があります。 その上で市場に打ち勝つ可能性があるものとして、市場が見放した株への集中投資を挙げていると解釈します。 市場から(市場に参加している過半数以上)期待されていないが故に株価が低い株への投資を行う事で、配当利回りが上昇し、最終リターンが上がる事を示しています。 つまり、自分が投資する個別株を決めた後は、その株価が下がる事を期待するという、ドMな投資スタイルを示唆しています
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第1部 株式投資の歴史的評価 第2部 価値、スタイル、グローバル市場 第3部 経済環境は株価にどのような影響を与えるか 第4部 短期的な株価の変動 第5部 株式で富を築く 索引
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膨大なデータからの分析を中心に更にチャート、行動心理学なども取り上げられている。現代の株式投資の理論の基礎的な考え方を学べる。
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