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罪深き海辺 の商品レビュー

3.4

18件のお客様レビュー

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2018/10/16

天涯孤独となった男が親戚を探しに海辺の田舎町を訪れたことから、男の叔父で町一番の金待ち、男の祖母の死に疑問符がつくのと同時に新たなる殺人事件、暴力団の抗争が起こる。

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2013/05/06

干場君が最後に事件をどう解決するかが最大の見どころと思って読み進めたが、肩透かしにあったようで不完全燃焼。 大御所だけに文章は安定して読みやすく、途中で飽きることもなかったが、特筆すべきポイントがないので星3つ。

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2012/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

財政破綻寸前の港町に突然現れた、大地主の遺産相続人。 激化する暴力団の攻防、相次ぐ不審死、進出企業の陰謀…敵か味方か。 騙すか騙されるか。長い間、大きな石の下に隠れていた“毒虫”たちが動きだし、一気に不穏な空気が立ち込めるなか、老刑事は命をかけて、「禁断の事件」の真相に挑む―。

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2012/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

田舎の閉塞感、外から来た者への疎外感。 死んだ地主の血縁者が現れて・・・という、昔の映画によくあるパターンだったが、実は・・・・そしてさらに実は・・・・という、とくに2つ目の真相はちょっと意外。最初の実は・・・だったらちょっとベタ過ぎるもんね。 展開が予想できた割りには、長く中だるみ気味だったのが残念。

Posted byブクログ

2012/07/01

 二つの勢力が対立する地方の閉ざされた町に不意に現われる流れ者。彼が現われた時にすべてが動き出す。 この手の設定ときたら、黒沢明監督『用心棒』であり、ハメットの『赤い収穫(血の収穫)』であり、もちろんクリント・イーストウッドを一躍世界的スターにしたセルジオ・レオーネの黒沢リメイ...

 二つの勢力が対立する地方の閉ざされた町に不意に現われる流れ者。彼が現われた時にすべてが動き出す。 この手の設定ときたら、黒沢明監督『用心棒』であり、ハメットの『赤い収穫(血の収穫)』であり、もちろんクリント・イーストウッドを一躍世界的スターにしたセルジオ・レオーネの黒沢リメイク『荒野の用心棒』であったのだ。  そんな世界に、作家なら誰もが挑みたいのかもしれない。かつて船戸与一が『山猫の夏』で挑んだように、冒険小説の最早大家と言っていいだろう、大沢が挑んだのである。  日本の田舎町ならではの空気が濃厚に出ているが、ちと複雑に絡み合うストーリーを追いすぎたのか、この人の欠点である旅情とか叙情というものの欠如がやはり目立つ感じがした。シミタツあたりがこれを書いてしまうと凄みが出るのだろうけれど、天はそう簡単に作家たちにもニ物を与えない。  モデルとなった海辺の田舎町に全くそぐわないマリーナやリゾートホテルやらに群がる開発業者たち。地元ヤクザと町の有力者たちの暗躍。9年前から現在に至る不振な死の歴史の真相が解き放たれるのは今なのか。アメリカからやってきたわれらが謎の風来坊。彼はこの澱んだ町にどんな波紋を巻き起こすのか。  都会派ハードボイルドの旗手との印象高い大沢としては、とても珍しいタイプの地方都市サスペンス。伝奇小説とまでは現実から離れてゆかないあたりで踏みとどまるところか本書の味噌かもしれない。

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2011/10/25

ある町に来た若者が、町のもろもろを暴く。 「眠たいやつら」に近いイメージかな? 面白いです。 一気読みでした。

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2011/07/31

物語の長さを感じさせない中盤以降のハイスピード感は圧巻。 登場人物達が複雑に絡み合い、ラストまで一気に突き進んで行く展開は読みごたえがありました。

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2010/12/18

面白かったです。 なんか干場は胡散臭いと思ってたら、結局正義のヒーローだったのね。 まあ、ハッピーエンドで終わってよかったんじゃないかな?

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2010/05/23

親戚がいるはずの山岬を尋ねた、干場功一。 静かなだけだった山岬に不穏な空気が流れ始め、やがて潜んでいた悪意が表面化してくる。 干場功一とは何者なのか。安河内や干場の運命は? 息をつかせぬ展開で、一気に読みたくなる作品。

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2010/01/27

久々の大沢節復活な気がします。た~だ~し~、なんかやっぱり少し物足りない。このボリュームなのに、達成感があまり感じられないのはページのボリュームのわりに内容のボリュームが少ないからだろうか???次のユーラシアホワイトに期待。

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