オノマトペがあるから日本語は楽しい の商品レビュー

小野正弘【著】

2011/10/01

ゼミの課題図書を探しに行った先の書架に並んでいたので、手に取ったのがきっかけでした。

オノマトペ。擬態語、擬音語。

「新しいオノマトペを作ろう」
「漫画のオノマトペ」
「オノマトペの歴史」

など、様々な分野からオノマトペの世界を広げていて読んでいて面白いです。ゴルゴ１３の「チャッ」も、「古事記」におけるオノマトペやら、読んでいて「へ～～、あ、なるほど」と思うことばかり。

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漫画のオノマトペと言えば、私の中では「ジョジョ」の１巻。

「ズキューーーーン！！！」

この擬音語、一体何のシーンに使われていたと思いますか？

と著者にぜひインタビューしてみたいですね（笑

2011/04/13

これは先日読んだ夏目房之介さんの「マンガはなぜ面白いのか―その表現と文法」でマンガのオノマトペについて書かれていて、日本語におけるオノマトペの重要性や独自性に興味を持ったので読んでみた。

この本の中でもゴルゴ13の「シュボッ」について調べられてたりしてマンガとの関係性から、古事記の中のオノマトペまで幅広くオノマトペについて書かれていて大変興味深かった。

■この本を知ったきっかけ
　本屋でみつけて。
■読もうと思ったわけ
　「オノマトペ」という語感が目についたのと、擬音というものが日本語に与えた影響に興味があって。

2011/02/20

オノマトペ。よく使います。感覚で物事を感じ取ることにたけているから、女性の方がオノマトペが身近かもしれない。
オノマトペ最高！欲しい度4

2010/12/29

オノマトペをゴルゴ13や食べ物に絡むもの、方言と様々な切り口から扱っている一冊。ユーモアあふれる論調で読んでいてくすっと笑うことが沢山ありました。
私がこの本の中で初めて出会い気に入ったオノマトペは「ぺそっ」です。意味はなんとなく感覚でわかるでしょうか？

余談ですが全日本肉球連盟あったら私も入りたいです。

2010/09/06

オノマトペ（擬音語・擬態語）により日本語表現がいかに豊かなものになっているかを説いている。小説のなかのオノマトペ、漫画に現れるオノマトペ、日常生活のなかでのオノマトペの効用などについても書かれている。また、オノマトペの歴史的考察の章では、古事記について触れている。古事記は漢文の語法を用いて表記されたが、神々の名前などの読み方を間違えてはいけない大切な固有名詞とともに、オノマトペの部分は万葉仮名が使われた。（「全文を万葉仮名表記にすると長くなりすぎる」と古事記の序文に書かれている）。オノマトペが大切に扱われていたという事であろうと推測している。表語文字としての漢字、表音文字しての万葉仮名についての解説も面白い。
オノマトペについての様々な視点からの考察が大変興味深い本である。

2009/10/11

先日、グアムに仕事で行った時に同僚の韓国人が日本語で一番難しいのは擬音語、擬態語だって、言っていた。
確かにそうかもしれない。日本語はマンガという文化があるから、オノマトペも発達したのだろう。