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徹底のリーダーシップ の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2019/01/16

【読書メモ】 ●長いトンネルを抜けたところにぽっかりとパラダイスがある。でもそこにいられるのは一日だけ。そのあとにまたトンネルが続いている……。そういう状況をむしろ楽しめるようでなければ、やっていけません。…危機にあっても、その中で自分自身、自分の部署、自分の会社がどうやって収...

【読書メモ】 ●長いトンネルを抜けたところにぽっかりとパラダイスがある。でもそこにいられるのは一日だけ。そのあとにまたトンネルが続いている……。そういう状況をむしろ楽しめるようでなければ、やっていけません。…危機にあっても、その中で自分自身、自分の部署、自分の会社がどうやって収益を上げるのか、どんな成果を出すのかを考え続ける。そして、考えたことを徹底的に実行する。そうやって成果を出していけることは、「面白いこと」なのです。 ●小売業に限らず、どういう業種であろうと、毎日は無理でも少なくとも週に一回は数字を締めないといけない。松下幸之助さんは、決算は年に一回だけ行うのではなく、毎日やれば素晴らしい会社になると言っています。 ●「徹底した経営」と「地べたの情報」 ●バスケットボールは、高度な一体感を要求する、スピードと、瞬間性と、柔軟性のゲームである。いまのような環境においては、経営における精度、スピード、瞬間性、柔軟性のどれかが欠けることは、会社をあっという間に奈落の底に突き落とす最大の要因となる。社員全員がチームとして一体となることによって初めて、精度、スピード、瞬間性、柔軟性を獲得し、迅速な決断と実行が可能になるのだ。 ●難局においてリーダーに絶対必要な六つの資質  1.誠実であり、信頼できる存在であること  2.社員、部下を鼓舞し、勇気づける存在であること  3.現実と「生の情報」でつながっていること  4.楽観的な現実主義者であること  5.細部にまで徹底的に踏み込んでいくこと  6.未来に打って出る勇気があること ●野心的な事業部長たちの闘争を避けるための方法をひとつ紹介しよう。それは、いままでと異なる財務状況、新たなキャッシュフローの必要性のもとで、それぞれの部門がどうすれば会社のにーずにより貢献できるかを「チームとして」実際に考えさせるのだ。たとえば、経済状況が悪化して自社製品への需要が落ちた場合、「チームとして」どの決断を見直し、資源配分をどのように変えなくてはならないか。その答えが明確になり、会社をとりまく状況をそれぞれがよく理解し、その認識を共有することができれば、各リーダーは、より正しい判断ができるようになる。それとともに、部門巻の軋轢の一部は解消されるだろう。 ●営業担当者は「情報エージェント」・・・組織の目となり耳となって、会社の戦略と戦術に関する重要な決定の基になるようなタイムリーな生の情報を届けなくてはならない。 その情報の質と精度は、会社が生き延びる勝算を大きく左右する。営業部門のリーダーは、部下を有能な「情報エージェント」にする必要がある。・・・それは、営業担当者たちにより分析的な目を持たせる、ということにほかならない。 ●オペレーションを簡素化するにあたって、何をアウトソースするかを決めるための業務見直しを行う。自社を競争相手と差別化するファクターは何かを考えれば、おのずと答えは出るはずだ。他社との差別化になっている重要な業務は社内に残し、その他についてはすべてアウトソーシングを検討する。

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2010/05/17

結論と要約は『経営は実行』である。 不況下に陥った中で、いかにキャシュを意識しながら経営を行っていくかということ。 キャシュを最優先することで、長期的には高くつくがリースにするか、減価償却をうまく使うなど。 迅速さと柔軟性を持ち、引くべき所は引かなければならない。 セー...

結論と要約は『経営は実行』である。 不況下に陥った中で、いかにキャシュを意識しながら経営を行っていくかということ。 キャシュを最優先することで、長期的には高くつくがリースにするか、減価償却をうまく使うなど。 迅速さと柔軟性を持ち、引くべき所は引かなければならない。 セールスの部分でだと、顧客の顧客の行動を観察し、新しいセグメント、新製品の機会を細かく探る。 長期的にその会社の成長を支援する方法を提供する。

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2010/01/11

うーん、大企業への教えだね。 私たちみたいな100人以下の中小企業には、ちょっと枠が大きすぎます。 しかし、学ぶ点は多々ありました。 売上が上がらない今、損益分岐点の枠を下げることは当たり前で、徹底的にコスト&経費を下げます 顧問料や購読雑誌など検討します 難局においてリーダー...

うーん、大企業への教えだね。 私たちみたいな100人以下の中小企業には、ちょっと枠が大きすぎます。 しかし、学ぶ点は多々ありました。 売上が上がらない今、損益分岐点の枠を下げることは当たり前で、徹底的にコスト&経費を下げます 顧問料や購読雑誌など検討します 難局においてリーダーに絶対必要な6つの資質 誠実であり、信頼できる存在であること 社員、部下を鼓舞し、勇気付ける存在であること 現実と「生の情報」でつながっていること 楽観的な現実主義者であること 細部にまで徹底して踏み込んでいくこと 未来に打って出る勇気があること

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2009/11/27

「プレジデント」2009.09.14号p.57でユニクロの柳井 正 社長推薦 「不況克服の教科書×3」の一つ ◎「徹底のリーダーシップ」 ◎「成功はゴミ箱の中に」 ◎「プロフェッショナルマネージャー」 《内容紹介 ■危機の今、まさに全リーダー必読の一冊。 会社にとって一番必要な...

「プレジデント」2009.09.14号p.57でユニクロの柳井 正 社長推薦 「不況克服の教科書×3」の一つ ◎「徹底のリーダーシップ」 ◎「成功はゴミ箱の中に」 ◎「プロフェッショナルマネージャー」 《内容紹介 ■危機の今、まさに全リーダー必読の一冊。 会社にとって一番必要なことは何か。それを理想と現実、長期と短期のバランスのなかで考えていくのがリーダーの役割であり、いったん何をすべきかがわかったら腹をくくって率先して取り組まなくてはなりません。リーダーから動かない限り、組織は動かないのです。そういう、いわば当たり前のことを、チャラン氏はこの『徹底のリーダーシップ』のなかで繰り返し書いています。「経営者の基本理念は、『手も口も出す』であるべきなのだ」と。僕はそれを読んで、自分の考えていることとほとんど同じだな、と思ったのです。 (柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長「解説」より) ■カリスマ経営アドバイザーによる「ぶれない経営」のための本 ベンチャーからフォーチュン500企業まで、世界中の経営者から絶大な支持を受けている経営アドバイザー、ラム・チャランが、未曾有の経済危機に直面しているビジネスリーダーたちに向けて書いた、「ぶれない経営」のための書。いまなによりも大切な「キャッシュ」を確保しつつ、「徹底した経営」を貫き、この不況の先にどこよりも強くなっているために、リーダーたる者、いかに思考し、行動すべきか。「最悪のシナリオ」の下で「最高の結果を出す」ためのエッセンスが詰まっている。 ■ 難局においてリーダーに絶対必要な6つの資質 1.誠実であり、信頼できる存在であること 2.社員、部下を鼓舞し、勇気付ける存在であること 3.現実と「生の情報」でつながっていること 4.楽観的な現実主義者であること 5.細部にまで徹底して踏み込んでいくこと 6.未来に打って出る勇気があること 著者について ラム・チャラン(Ram Charan) 名だたるグローバル企業の経営アドバイザーとして知られる。ハーバード・ビジネス・スクール元教授。対話を重視した実践的アプローチで、ベンチャー企業からフォーチュン500企業まで、ビジネスリーダーたちの絶大な信頼を得ている。著書に、200万部を売り上げたベストセラー『経営は「実行」』『ゲームの変革者』(A.G.ラフリーとの共著、ともに日本経済新聞出版社)などがある。インドに生まれ、10代のときから家業を手伝い、大学で工学を学んだ後、ハーバード・ビジネス・スクールで経営修士号および博士号を取得。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) チャラン,ラム 名だたるグローバル企業の経営アドバイザーとして知られる。ハーバード・ビジネス・スクール元教授。対話を重視した実践的アプローチで、ベンチャー企業からフォーチュン500企業まで、ビジネスリーダーたちの絶大な信頼を得ている。インドに生まれ、10代のときから家業を手伝い、大学で工学を学んだ後、ハーバード・ビジネス・スクールで経営修士号および博士号を取得 中嶋 愛 日本経済新聞でThe Nikkei Weekly記者を務めた後、スタンフォード大学にて修士号取得(国際政策専攻)。帰国後、プレジデント社入社。プレジデント副編集長を経て、書籍編集部副部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 》

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2009/10/07

 ファーストリテーリング会長兼社長である柳井正さんが解説なさっているということもあり、この本を手にした。柳井さんのお薦めでということでは、数年前に復刻された「プロフェッショナルマネージャー」に続いて2冊目になる。  著者はインド出身のハーバード大学の教授であるためか、時々ついて...

 ファーストリテーリング会長兼社長である柳井正さんが解説なさっているということもあり、この本を手にした。柳井さんのお薦めでということでは、数年前に復刻された「プロフェッショナルマネージャー」に続いて2冊目になる。  著者はインド出身のハーバード大学の教授であるためか、時々ついて行けないほどスケールのでかい話になる。ずばっと、人を切る話があったが、この辺は少し日本とはちがうかなあと思った部分でもあった。  しかし、切るというところでいえば、必要ない顧客は切るべきであるということがあり、しかし打って変わって取引先については慎重に考えるように書かれてあった。ただし、慎重にというのは、信用調査などをきちんと終えた上で、数字に出てこないその取引先の持っている個性、組織的強さについては、バイヤーにきちんと判断させろというものであった。  また、このご時世において、1年単位の予算は無意味であり、それは売り上げだけではなく、経費についてもそう考えるべきであると書かれてあったのは、耳の痛い話であるが、その通りである。松下幸之助さんも言っていたようであるが、1年で決算できるよりも、半期、四半期、月、週、一番いいのは日単位で決算できるのが一番いい。なるほどまさにその通りである。ちなみに、ファーストリテーリングは、週単位でその決算を行っているようである。なぜなら、販売の山場が土日にあるためのようだ。  最後に、経営者と最前線の社員までの距離を圧倒的に短くするということが、幾度も書かれてあった。手法は単純。簡単なコミュニケーションを持つと言うことである。

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2009/10/04

楽観的な現実主義者 ○真剣 ×深刻 経営者は、未来とも果敢に向き合わねばならない。 縮小を経て再び強くなる。 ぶれないこと。 われわれが失うことのできないものはなにか? その答が会社の「中核」 社員に一度言っただけではほとんど伝わらない。 繰り返し伝える。

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2019/01/06

【きっかけ】 「マインドマップ的読書感想文」 http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51695021.html を読んで、ユニクロの「柳井氏」の帯を見て、緊急クイック。 (7/17発売) http://www.presid...

【きっかけ】 「マインドマップ的読書感想文」 http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51695021.html を読んで、ユニクロの「柳井氏」の帯を見て、緊急クイック。 (7/17発売) http://www.president.co.jp/book/item/315/1914-7/ 原書が昨年の米国金融ショック後に出版され、 すぐに日本語版となっている。 【目次】 この経済ショックにどう立ち向かうかがポイント。 ・なんといってもキャッシュ。手元流動性の確保。 そして、具体的に ・販売マーケティング責任者のすべきこと ・CFOのすべきこと ・現場リーダーのすべきこと ・研究開発部門をどうするか ・サプライチェーンをどうするか ・スタッフ部門のトップがすべきこと ・取締役のすべきこと とつづく 【ポイント】 101/今までのセールスマンは、「ソリューションを売る」よりも、   「注文をとること」に汲汲としていた。   営業の新たな焦点は、顧客企業のあらゆる階層に向けて   「情報の橋」を構築し、顧客の弱点を見出し、   その解決方法を見出すこと   つまり、顧客が成功するための手助けをし、本当の意味の   winwinの関係を築くこと。 122/社内のほとんどの人間は、流動性の喪失が会社の業務に   いかなる支障をきたすかを知らない。    こういう人たちを教育し、理解させることが急務。    社員の財務への理解が進むほど新たな状況への対応が    スムーズになる。 148/設備投資を延期したい誘惑に負けてはいけない。   少なくとも、原価償却分は実質コストをかけずに資金を使える 149/法令順守や安全のためのコストを簡単に削っていはいけない。 150/「50対5」の法則:在庫部品の50%は売上げの5%にしか寄与していない。 153/売上げや帳簿上の利益の最大化は、キャッシュの保全ほど重要   性はもたない。 160/多くのR&D組織は、今より会社が儲かっていた時に作られており、   諸経費・一般管理費がかさんでいる。   R&Dのトップは、自社の機能を再定義し、研究開発を再編するこ   とが必要。   そのために、トップダウンでゼロペース予算を実践すべき 164/不況では、手持ち製品の改良にだけ目が行きがちだが、新しい   製品「非連続」の研究もやるべき 170/研究所を出て、直接消費者との会話が重要。 178/今の状況は、「あれか、これか」ではなく、「あれも、これも」   であることを理解すべき   つまり、顧客に必要なもの全てを提供することであり、顧客に   何かを諦めさせてはいけない。 196/社内に幹部候補が十分に育っていなければ、外に目を向けよ。   ひとがいないからと能力のないものを引き上げる愚は避ける。 205/IT部門の一番は、コンプライアンス関連の予算削減をそしする   こと、そのための準備をしておく。

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2009/10/07

■概要 会社にとって一番必要なことは何か。 それを理想と現実、長期と短期のバランスのなかで考えていくのがリーダーの役割であり、いったん何をすべきかがわかったら腹をくくって率先して取り組まなくてはなりません。 リーダーから動かない限り、組織は動かないのです。そういう、いわば当た...

■概要 会社にとって一番必要なことは何か。 それを理想と現実、長期と短期のバランスのなかで考えていくのがリーダーの役割であり、いったん何をすべきかがわかったら腹をくくって率先して取り組まなくてはなりません。 リーダーから動かない限り、組織は動かないのです。そういう、いわば当たり前のことを、チャラン氏はこの『徹底のリーダーシップ』のなかで繰り返し書いています。 「経営者の基本理念は、『手も口も出す』であるべきなのだ」 と。僕はそれを読んで、自分の考えていることとほとんど同じだな、と思ったのです。 (柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長「解説」より) ■カリスマ経営アドバイザーによる「ぶれない経営」のための本 ベンチャーからフォーチュン500企業まで、世界中の経営者から絶大な支持を受けている経営アドバイザー、ラム・チャランが、未曾有の経済危機に直面しているビジネスリーダーたちに向けて書いた、「ぶれない経営」のための書。いまなによりも大切な「キャッシュ」を確保しつつ、「徹底した経営」を貫き、この不況の先にどこよりも強くなっているために、リーダーたる者、いかに思考し、行動すべきか。「最悪のシナリオ」の下で「最高の結果を出す」ためのエッセンスが詰まっている。 ■ 難局においてリーダーに絶対必要な6つの資質 1.誠実であり、信頼できる存在であること 2.社員、部下を鼓舞し、勇気付ける存在であること 3.現実と「生の情報」でつながっていること 4.楽観的な現実主義者であること 5.細部にまで徹底して踏み込んでいくこと 6.未来に打って出る勇気があること ■仕事に役立つ点 チームをリードしていく中で、どのような行動が必要か、また、リーダーとしてどのように振舞うべきか非常に勉強になります。 ラム・チャランの前著で「経営は「実行」」という本があるのですが、リーダーの本質は、「手も口も出す」であり、「実行」にあるのだ、ということを痛感する本です。 徹底した実行。これを肝に銘じて行きたいと思います。 (はっせー)

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