同期 の商品レビュー
今野敏の警察小説。 展開がおもしろく、登場人物も魅力的なので、どんどん読んでしまって楽しめた けど、 帯に〝警察小説の集大成!〟みたいなことが書いてあるほどではないかと。 そもそも警察内部が舞台で、組織内の人間模様が中心なので事件そのものはどうでもよいのかもしれないけれ...
今野敏の警察小説。 展開がおもしろく、登場人物も魅力的なので、どんどん読んでしまって楽しめた けど、 帯に〝警察小説の集大成!〟みたいなことが書いてあるほどではないかと。 そもそも警察内部が舞台で、組織内の人間模様が中心なので事件そのものはどうでもよいのかもしれないけれど、 それにしても、公安やアメリカ情報局、暴力団、右翼団体 がからんでなんだかよくわからん事件だった。
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懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。 「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」 男たちの前に立ちはだかる最も高い壁-組織の倫理。その壁を突破するのは、刑事たちの誇りと絆。 現時点での集大成ともいえる最新警察小説、登場! 圧倒的なスピード感で、あっと驚く展開の...
懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。 「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」 男たちの前に立ちはだかる最も高い壁-組織の倫理。その壁を突破するのは、刑事たちの誇りと絆。 現時点での集大成ともいえる最新警察小説、登場! 圧倒的なスピード感で、あっと驚く展開の連続を駆け抜ける大興奮の700枚。刑事、公安、組対…。それぞれの思惑が交錯する大きな事案を追いつつ、願いはただ同期を救うことだけ。 紹介文より
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面白かったです。 堪能できました。 いや~、なんかスカッとしました。 約400頁で読み応えもあるし、テンポもいいし、 やっぱ警察小説はこうじゃなくっちゃネ!
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暴力団抗争でそれぞれの組員が殺された。 と思いきや実はとんでもない大きな力が裏で動いていた。 そこには主人公の若手刑事・宇田川の同期の蘇我が絡んでいる。 また、ベテラン刑事、公安幹部たちの間でも同期の事が描かれている。 ”同期”のことだけがテーマでもなく、刑事と公安の縄張り意識、...
暴力団抗争でそれぞれの組員が殺された。 と思いきや実はとんでもない大きな力が裏で動いていた。 そこには主人公の若手刑事・宇田川の同期の蘇我が絡んでいる。 また、ベテラン刑事、公安幹部たちの間でも同期の事が描かれている。 ”同期”のことだけがテーマでもなく、刑事と公安の縄張り意識、さらには外交にまで話が広がり非常に面白かった。
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私立大での同期の警察官。30過ぎて本庁の異動。同期は、一足先に公安に やくざが二人殺される。ガサ入れで逃走する男を見つけた。撃たれるところを 救ってくれたのが同期。刑事に偶然はない。公安として潜入捜査をしていた 隠すために懲戒解雇になっていた。理由を調べると、圧力がかかる。 現場...
私立大での同期の警察官。30過ぎて本庁の異動。同期は、一足先に公安に やくざが二人殺される。ガサ入れで逃走する男を見つけた。撃たれるところを 救ってくれたのが同期。刑事に偶然はない。公安として潜入捜査をしていた 隠すために懲戒解雇になっていた。理由を調べると、圧力がかかる。 現場のベテランに鍛えられながら、指示を無視してカンにと経験にたよった 捜査本部はヤクザの抗争事件と見るが、右翼の大物に手打ちをしていた。 同期が容疑者となる。実は、上層部による保護だった。 連続殺人事件としてやりなおし。 二人目の殺人現場が、海外旅行中のスナックで働く女。 女の行く先は実はグアム。まわりには、プーケットと言っていた。 女はCIA。すでに国外退去していた。プロの殺し屋を雇った。 外務省による不正、安保マフィア。 同期があぶない。殺し屋に刺されたが、体当たりで命を救う。 公安に誘われるが。現場に残る。同期にそれを告げた。 同期は身寄りがいない謎が多い男。
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警察小説って難しい。警視庁と警察庁の違いも分からない私・・・公安やら日米協定やら話が広がっていってちょっと取っ付きにくかったです。
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警察官同期宇田川と蘇我。宇田川が捜査している事件で発砲されるが偶然蘇我に助けられる。その後蘇我と飲みに行くが、その3日後・・・読み終えた感想は、宇田川と植松や土岐との捜査が面白く、同期という点では隠蔽捜査の同級生のやりとりを読んでしまっているので物足りなく感じた。
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なんでみんなが会いたがっている大物にボンボン刑事がすぐ会えるのか疑問の思いながら読みました。隠蔽捜査などに比べるとちょっとハチャメチャな感じ。
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警察の内部関係の描写が多く、複雑に感じられるかと思いきや、概念的に捉える程度でも楽しめる。 事件を推理する要素と人との繋がりをどうかんがえているかを、同期をテーマに描かれており、推理小説というだけの印象ではないため、とても読みやすかった。
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32歳の刑事・宇田川が主人公。 大学を出てから警官になった同期の蘇我とは時々飲む間柄だが、内心は出世競争も意識していた。 蘇我の方はひょうひょうとしていて、あまり自分を語らない。やる気があるつもりの宇田川は、自分の器の小ささを感じてガックリすることも。 蘇我が公安に入り、進む道は...
32歳の刑事・宇田川が主人公。 大学を出てから警官になった同期の蘇我とは時々飲む間柄だが、内心は出世競争も意識していた。 蘇我の方はひょうひょうとしていて、あまり自分を語らない。やる気があるつもりの宇田川は、自分の器の小ささを感じてガックリすることも。 蘇我が公安に入り、進む道は分かれていたが… 暴力団の抗争と思われた殺人事件。 大がかりな家宅捜索を行うことになり、捜査一課も暴対の手伝いに駆り出される。 手入れの現場から逃走する若い者を追う宇田川が撃たれそうになり、偶然、近くのレストランに来ていて居合わせた蘇我がかばう。 その後突然、蘇我が退職と発表される。懲戒免職なら普通は新聞沙汰になるが、一切の説明がない。しかも、行方が知れなくなり、探しに出かけた宇田川に上から圧力が。 蘇我は何に関わっていたのか? 逃走した男が殺される事件が起き、蘇我が容疑者として手配されることに。 思わぬことで熱くなってくる宇田川。 蘇我を見殺しにはさせない! 誰もが口を閉ざす大物が背景に…? 宇田川の上司・植松とその同期である土岐のしぶといおっさんパワーもなかなかいぶし銀の魅力。 男の友情物が好きな人にはお勧め。
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