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幸福を見つめるコピー の商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

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    11

  2. 4つ

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2014/05/26

彼のコピーはものすごく強いイメージではない。日常の、人生における、とても些細な、心の中にある思いを、言葉として、表現してくれている。 人のこころを温かい視点で描いていて、 読むと何か救われるような気がします。優しいフレーズに、妙に感傷的になり、涙うるうる。日々の喧騒的な時間で、忘...

彼のコピーはものすごく強いイメージではない。日常の、人生における、とても些細な、心の中にある思いを、言葉として、表現してくれている。 人のこころを温かい視点で描いていて、 読むと何か救われるような気がします。優しいフレーズに、妙に感傷的になり、涙うるうる。日々の喧騒的な時間で、忘れかけていた人生の大事なモノを思い出させてくれて。。。 「生きてるっていいね」 「人間て捨てたもんじゃないね」

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2013/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

●「企業、商品は何のために存在し、生まれるのか。人を幸福にするため。これをしていないものはなくなる。」 →キヤノンは存在しているし、商品もいれているから人を幸せにできているんだろうな。 ●「慣れている人より、燃えている人。こういう人と一緒に仕事をしたい。」 →その通りだな…最近燃えることをしていないな。 日常生活における感度。 ムダなことなんてなくて、ひとつひとつが自分を作り上げているんだな。 日々をただ漫然と過ごすのではなく、意味を感じ取ろう。言葉にしてみよう。

Posted byブクログ

2012/11/08

人が泣くときってきっと、熱いなにかに動かされているときで。 でも岩崎さんのキャッチコピーで泣いてしまうのは、それとは全く違う。 根底にあるもの、当たり前になっているものを、言葉にしてくれているから。 それがきっと、とてもうれしいんだと思う。 そして何故か岩崎さんのコピーは古くなら...

人が泣くときってきっと、熱いなにかに動かされているときで。 でも岩崎さんのキャッチコピーで泣いてしまうのは、それとは全く違う。 根底にあるもの、当たり前になっているものを、言葉にしてくれているから。 それがきっと、とてもうれしいんだと思う。 そして何故か岩崎さんのコピーは古くならないね。

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2012/08/30

幸福になること、そのためにこそ、さまざまな表現物はこの世に生まれる。 企業は何のために存在するか、商品は何のためにうまれてくるのか。 すなわち人の役にたつため。すべての広告はここを基地として発信される。 長いあいだ書き溜めた「幸福を見つめるコピー」とそのコピーの土壌となった折々の...

幸福になること、そのためにこそ、さまざまな表現物はこの世に生まれる。 企業は何のために存在するか、商品は何のためにうまれてくるのか。 すなわち人の役にたつため。すべての広告はここを基地として発信される。 長いあいだ書き溜めた「幸福を見つめるコピー」とそのコピーの土壌となった折々の体験をつづるエッセイ。 コピーライターというと何となく奇抜なアイデアで言葉で遊ぶ職業という気が昔していたけれど、いいコピーってそういう事じゃないんだよね。(まあ、インパクト系の人もいますが) 本質をぎゅっと掴んで伝わる言葉にする。ほんとにいいコピーや広告ってパズルがかちっとはまったようなそんな気がしますね。 岩崎俊一さんのコピー集、昔のものも沢山あるけどやっぱり覚えてるわ。 幸福が基地のコピー、読んでいて心地よかったですね。 一番好きなのを1つ、とすると。。 「やがて、いのちに変わるもの」(ミツカン)かなー

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2012/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岩崎さんの書くコピーが好きで手に取った一冊。 幸福になるという北極星を目指してコピーを書くという信念が、そのままコピーにあらわれていると思う。どのコピーも、あったかくて、心に少しだけ光が灯るようなそんな感覚を呼び起こしてくれる。 この本におさめられているエッセイを読むと、本当に書き手の素地というか、経験や感覚、考え方がコピーをつくりだしているんだなと思う。でもコピーは「つくられる」のではなく「見つける」ものだという発想も素敵だと思う。そのへんにふわふわ浮いている「ほんとうのこと」を誰の心にも伝わる・ひびくようにカタチを変えて呈示するのがコピーライターの仕事。 山崎ナオコーラと同じように、書き手が何を目指してものを書くのかがわかると、そしてそれが書かれたものからざくりと心に伝わってくると、なんだかうれしくなるな。 こんな短いコトバで人を幸せな気持ちに一瞬でもさせられるなら、それは素晴らしい仕事だと思う。

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2012/04/16

コピーライターとして、もういちど、基礎からやりなおします。 岩崎さんのまなざしを、手に入れたいのです。

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2012/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コピーとか標語に弱い。 未来に行くならアンドロイドを持て とか。 あなたは自由を守れ、新聞はあなたを守る とか。 グッとくるものはちょっと強気なものが多いかも。。 現代短歌が気になるのも短い言葉にいろんな気持ち、イメージが詰め込まれているのを、ゥワッと感じるのが快感だからだろう。 そして、その創作の逸話を知るのはまた面白い。

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2011/03/29

コピーライター、岩崎俊一氏の作品集。200本のコピーが掲載されています。 前にこの人の「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」というCMコピーが、なんだか新鮮で、記憶に残っていました。 ごっそりと分厚く、重い本で驚きました。 人の記憶に留まるような、印象的な言葉であるのが...

コピーライター、岩崎俊一氏の作品集。200本のコピーが掲載されています。 前にこの人の「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」というCMコピーが、なんだか新鮮で、記憶に残っていました。 ごっそりと分厚く、重い本で驚きました。 人の記憶に留まるような、印象的な言葉であるのがコピーの必然という性質上、気に入ったものも、まるで気に入らないものもありますが、それぞれのコピーの制作秘話などが載っていて、興味深く読みました。 スッキリ、爽快で、ぐっとくるものもありますが、文章をこねくり回しすぎて、屁理屈っぽくなっているものもあり、いろいろです。 コピーは、人の心や情緒に訴えるものであるため、作る人は常に生活にゆとりをもった、落ち着いた大人だろうと思っていましたが、その実、売れっ子すぎて、家庭もなかなか省みられない、生き馬の目を抜くような出版界で生き残った人だという裏事情まで、よくわかりました。 ヘネシーのコピーでは、竹中直人や忌野清志郎の名前で文章が書かれていますが、岩崎氏の書いたものであり、本人の文章じゃなかったことを知り、がっかりしました。 まさにゴーストライターですね。 巻末にコピーの載ったポスターが掲載されており、オンタイムで見た時のことを思い出せたり、雰囲気を汲みとれるのがいいです。 願わくば、もっと大きく掲載されていれば良かったです。

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2010/10/20

あぁこのコピーも岩崎さんのものだったのか、とひとつひとつ驚きながら読み進めた。コピーはもともとある潜在的な定義や、規則性や、人のもっている印象を、切りとって文字に起こしている。新しい発見は必要ないのである。 あったかみのあるコピーがたくさんあってすてき。とくに支援団体のコピーや、...

あぁこのコピーも岩崎さんのものだったのか、とひとつひとつ驚きながら読み進めた。コピーはもともとある潜在的な定義や、規則性や、人のもっている印象を、切りとって文字に起こしている。新しい発見は必要ないのである。 あったかみのあるコピーがたくさんあってすてき。とくに支援団体のコピーや、老人ホームのコピー。 どうしてこのコピーがうまれたのか、という背景事情も、日々の生活の中からコピーはうまれるんだな、と感じる一助になっている。

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2015/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2010.6.2 先日の『ことばになりたい』に続き、コピーライターの方の著書をもう1冊読みました。 非常に納得したのは、このあとがき。 「コピーはつくるものではない。見つけるものだ。」 (中略) この空中のそこここに、人知れずひっそりと浮遊している「ほんとうのことたち」を、ひょいとつかまえ、誰の心にも入りやすいカタチにして人々の前に呈示する。それが、僕の考えるコピーライターの仕事である。 なるほどね。だから、いいコピーに出会うと、ほんとそうだよなあって頷けるのね。 あと、序文も納得しました。 (前略) 企業は何のために存在するのか、商品は何のために生まれてくるのかを考えれば、自明である。 すなわち、人の役に立つためである。人を助け、人を育て、人を守り、人を愉快にし、人によろこびを提供するためだ。すべての広告は、ここを「基地」とし、発信される表現物だ。それが、「幸福」という北極星をめざさないわけはないのである。 あと、ここもナルホドと思ったのです。 (前略) 仕事だけではない。日常生活は、ありとあらゆる「ムダ」に満ちている。人に待たされる。約束をすっぽかされる。車が渋滞する。 (中略) 僕らはその時、「待たされる時間」を味わっているのではないか。体験しているのではないか。あるいは生きているのではないか。生きるとは、そういうことも含めて言うのではないか。待たされている間に見る風景。考えるあれこれ。出会う人々。それも、まちがいなく人生の味わいの一部なのだ。 前も確か書きましたが、スピッツの名曲「運命の人」で、「余計なことはしすぎるほどいいよ」と草野さんが歌ってらしたのもそういうことなんだろうなと!

Posted byブクログ