君はフィクション の商品レビュー
久しぶりに中島らもさんの本読んだけど、音楽と酒と薬。バラエティに富んだ短編集で山紫館はホラーだと思わず夜中に読んで後悔した。結婚しようよは、Spotifyではっぴぃえんどを探して聴くくらいには好きな作品です。
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短編。遺作。 仕事で訪れた土地での怪談。 双子の妹と持つという恋人だったが、二重人格だったこと。 誰もが最後まで見たことのないホラー映画。 自分を魅了するバンドに出会い、自ら奇形になるまで。 村にいる水妖はんの正体。 東住吉にいる怪力酔っ払い。 70年代ごろの音楽フェスでの出来事。 酒と薬にまみれた中であったロックバカ。 太郎次郎源じいのやりとり。 調律師の苦悩と母の死と別れた女。 生前の著者を正直知らず、 このポップな表紙から女性だと勘違いして図書館で借りてたよ。 後半から薬と酒が出てきて躁な感じで 怪しげな印象だったなー。 人生って大変なんだなと。
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不可解だけど何故か受け入れてしまう『DECO-CHIN』も、『バッド・チューニング』の狂った正しさも、なんとなく気持ちが軽くなる。 不思議と胸がすく本だった。
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ホラー、荒唐無稽、狂言、フリークス…様々なジャンルの短編集。しょうもない歌詞が挿入されていたり表現がおじさんぽかったりするんだけど、結末が読めなくて、ついつい読み進んでしまう。適度な軽さも短編の分量も、電車で読むのにちょうどいい。
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コルトナの話、もう少しラストがしまっていたら、リングを越えるミステリーホラーになっていたと思うのは、わたしだけではないでしょう。
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作家の中で一番私の人生に影響を与えた人物。なのに亡くなる数年前から読まなくなっていた。今頃になって読んでみるとあらためて「ああ、相変わらずだなあ」と思う。良くも悪くも。 この本の中では好きなのは『DECO-CHIN』だけか。らもさんが「やるならここまでやらんとただのファッションや...
作家の中で一番私の人生に影響を与えた人物。なのに亡くなる数年前から読まなくなっていた。今頃になって読んでみるとあらためて「ああ、相変わらずだなあ」と思う。良くも悪くも。 この本の中では好きなのは『DECO-CHIN』だけか。らもさんが「やるならここまでやらんとただのファッションやで」とでも言ってるようでなぜか微笑ましく思えた。
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らもさんの作品は初めて読んだ。勝手にイメージを作ってしまっていたので、良い意味でのギャップに驚かされた印象。作品のタイトルでもある「君はフィクション」は、小説家のおれと、香織と詩織の物語。まるで正反対の性格、見た目も違う姉妹は、双生児。がしかし、二人は実は一人で…というちょっと不思議な展開で、なおかつラストは小説家自身も二人に分裂してしまう、というお話。この短編集の他の作品の中に登場する、女性の会話も描写もリアルで、らもさんからのイメージから予想外だったところがとても印象に残った。
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周りにらもさんが好きな人がいて話題にあがったので読んでみた。 なかなか良い。 言葉の選び方とか話の運びとか、わりと自然に入ってきて、私には相性良かったです。 以外と登場人物の心理が繊細。 作者の経歴が結構アレなのでどーしよっかなぁと一瞬ちらっと思いもしましたが(笑)、なんとい...
周りにらもさんが好きな人がいて話題にあがったので読んでみた。 なかなか良い。 言葉の選び方とか話の運びとか、わりと自然に入ってきて、私には相性良かったです。 以外と登場人物の心理が繊細。 作者の経歴が結構アレなのでどーしよっかなぁと一瞬ちらっと思いもしましたが(笑)、なんというか、それとこれは別の話だよ!ってしみじみ思いました。
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短編集。 後半になるにつれて面白くなってきた。特にホラーはパンチがある。 表題の『君はフィクション』は面白くない。
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著者の死後刊行された一冊。のためカバーデザインが著者の他の作品とは一味違う感じになっている。 読むきっかけは漫画家の吾妻ひでおが本書に収められている『DECO-CHIN』を絶賛していたため。確かに凄いです…!
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