夏が僕を抱く の商品レビュー
「自分が本当にらくだ恋してるかなんてわからない。 でもあたしは、この時間が終わってしまうことを、そうねだって大人しく飲み込める気が全然しないのだ」 幼馴染をテーマにした短編がいっぱいです。 愛だの恋だのには結局のところ定義がなくて誰でも若い時は悩むもんなのかなぁと思ってみたり...
「自分が本当にらくだ恋してるかなんてわからない。 でもあたしは、この時間が終わってしまうことを、そうねだって大人しく飲み込める気が全然しないのだ」 幼馴染をテーマにした短編がいっぱいです。 愛だの恋だのには結局のところ定義がなくて誰でも若い時は悩むもんなのかなぁと思ってみたり。 え、あ、何?お前も小娘だろうって?w そりゃまあそうですけどね( 一一) 一緒にいるから好きなだけ。でもそれの何がいけないのだろう。 世界が眩しく見えた頃から一緒にいたあなたは今も変わらず眩しく見える。 でもやっぱり時間は流れていって、自分も勿論変っていって。 それに逆らおうと必死な感じの切なさがあります。本当豊島さんは感情を掬いあげるのが上手い。 きりきりしてますがどこかあったかい、家族にも似た感じの幼馴染のよさをいっぱい感じることができました。 御馳走様です( 一人一)
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図:内容(「BOOK」データベースより) ゆっくりと遠ざかり始める、夏休みの記憶と、君。淡くせつない、おさななじみとの恋を描く最新短編集。 うん。若い。いいぞ。この年齢じゃないと書けない作品。
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どっかに行きたい・・・物理的にも精神的にも。 自分で自分の考えている事が分からず、どうしてそんな行動をとるかも分からず、何かにモヤモヤしていたあの頃。 そのモヤモヤを言葉にしたら、こんな小説になるのかな。 幼なじみとの恋愛模様と一言でくくれない、言葉に表しにくいいろんな想いをぶ...
どっかに行きたい・・・物理的にも精神的にも。 自分で自分の考えている事が分からず、どうしてそんな行動をとるかも分からず、何かにモヤモヤしていたあの頃。 そのモヤモヤを言葉にしたら、こんな小説になるのかな。 幼なじみとの恋愛模様と一言でくくれない、言葉に表しにくいいろんな想いをぶつけた短編集。 明るい未来を予感するものもあれば、苦くて切ないものもある。 近すぎる存在は、それが恋なのか兄弟同然の親しみなのか分かりにくい分やっかいだ。 気付けばそこにいて、説明しなくても分かってくれて、同じ体験を共有していて。 それをゆっくり温めていけたら、素敵な恋になるんだろうね。
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これは恋なんだろうかそれとも恋とは呼べないんでしょうか。 甘酸っぱくてホロ苦くて痛くて切なくて、、、幼馴染みと過ごした遠い過去の日々がよみがえる。
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個人的にとてもぐっとくる短編集でした。 どの作品にもなんともいえない懐かしさがあって、どこか身近にありそうな話。
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