星間商事株式会社社史編纂室 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
社史編纂室に異動になった幸代。彼女の趣味は同人誌。所謂、隠れ腐女子。力の入らない暇な部署で昼休みに、せっせと原稿をコピーしているところを課長に見られて、思わぬ事態に…。 のんきな課長を始め、後輩のみっこちゃん、そのみっこちゃんに“ヤリチン先輩”と呼ばれる矢田、とゆるゆるの面々で果たして無事に社史は発行出来るのか。 同人誌を一緒に発行している女友達との関係や、幸代の趣味を理解してくれているが風来坊な彼氏との将来等、共感出来る部分もあり、面白かったです。
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2015年5月17日 おもしろかった。 前半はなかなか進まないでやめようかと思ったものの後半は一気読み。裏社史を 追うスピード感と例え話(同人小説)が興味深い。
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社史編纂室。 誰かがやらないと、でも会社の利益には直接繋がらない部署。 きれいごとだけでまとめたくない、と考える所がいい。 仕事と趣味と人生設計、あれこれ悩みながらもこつこつ積み上げてものを作っていく主人公、いいなと思う。
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わかるわかるわかると思っているうちに読み終えていました。一つの物を協力して作り上げて成果を出すということはとても達成感のあることです。……それがたとえ社史であれ同人誌であれ。みんな同人誌作ればいいよ、そしたら色々分かる、うん。
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ホンの中にホンがあって・・・・・およぅ~~なんちゅうジャンルの本も読めてよかったような・・・・ 三浦しをん像が一層くっきりしたホンでした。
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社史編纂室・・・こんなぬるい部署のある会社があるのだろうか。会社の黒歴史というか秘密にしてもたいして興味も持てず、人物像にしてもそこまで魅力を感じず。 面白くなるのかなぁと想いながら最後まで読んだのですが、盛り上がる場所も特になく。 軽快に話は進んでいくし、BLやコミケなんかの話...
社史編纂室・・・こんなぬるい部署のある会社があるのだろうか。会社の黒歴史というか秘密にしてもたいして興味も持てず、人物像にしてもそこまで魅力を感じず。 面白くなるのかなぁと想いながら最後まで読んだのですが、盛り上がる場所も特になく。 軽快に話は進んでいくし、BLやコミケなんかの話は目新しかったのですが、モヤモヤと読み終えました。
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「舟を編む」と「風が強くふいている」だけしか読んでいなければ、きっとびっくりしたと思うけど、「しをんのしおり」を読んでいたので「きっとこれはしをんさんの得意分野」と思いながら時折声を出して笑いながら読了。この方は本当にポケットが多いというか、そのポケットの深さも深いというか・・・...
「舟を編む」と「風が強くふいている」だけしか読んでいなければ、きっとびっくりしたと思うけど、「しをんのしおり」を読んでいたので「きっとこれはしをんさんの得意分野」と思いながら時折声を出して笑いながら読了。この方は本当にポケットが多いというか、そのポケットの深さも深いというか・・・なんて魅力的な方なんだろうか、と思う。BL部分も普通に読めた自分もちょっと意外だったけれども(´∀`*)♪とっても面白かった。BL、同人誌、腐女子、社史編纂、恋愛・・・きちんと最後は収まったような、収まってないような?とにかく面白かったです。
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久しぶりの読書。 おもしろかったー 星間商事に勤めるアラサーOLが、会社の社史編纂中に黒歴史にぶち当たり、反対にあいながらも正義感やらいろいろな想いから奔走するお話。 社史の話も黒歴史の話もさることながら、周りをとりまく人間関係とか恋愛関係とかが上手い具合にからまってて 読んでい...
久しぶりの読書。 おもしろかったー 星間商事に勤めるアラサーOLが、会社の社史編纂中に黒歴史にぶち当たり、反対にあいながらも正義感やらいろいろな想いから奔走するお話。 社史の話も黒歴史の話もさることながら、周りをとりまく人間関係とか恋愛関係とかが上手い具合にからまってて 読んでいて清々しかった。 みんないい人たちだなぁ
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「自分の金と時間を使って楽しんでいるだけなのだから、そっとしておいてほしい。書いたり読んだりするのは楽しい。理由はそれで充分だと幸代は思っている。」 星間商事に勤める川田幸代は、同人作家だ。 「ここ十年、抽選落ちしないかぎり夏冬のコミケに参加しつづけて」いる。 「出世したいと...
「自分の金と時間を使って楽しんでいるだけなのだから、そっとしておいてほしい。書いたり読んだりするのは楽しい。理由はそれで充分だと幸代は思っている。」 星間商事に勤める川田幸代は、同人作家だ。 「ここ十年、抽選落ちしないかぎり夏冬のコミケに参加しつづけて」いる。 「出世したいとは思って」いないし、「割り振られた仕事を着実にこなし、見合うだけの給料をもらい、夜と週末は必ず体が空く」生活をしたいと望んだ先に異動となったのが“社史編纂室”だった。 名前も知らず姿もみない部長と、定時に出社しない課長と、二日酔いでトイレに籠もる先輩と、甘い物に目がない後輩に囲まれた職場は、このうえなくゆるゆるだが、幸代にとってはありがたい。 しかし、その生活はある日を境に一変する。 「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」 うっかり、新刊の原稿を課長に見られた。あまつさえ、なにを血迷ったかそんな宣言をされた。悪夢である。 しかし、仮にも課長である立場の人間がやると言うのなら仕方がない。心から面倒くさいと思いつつも、同人誌(時代小説のような課長の自分史である)づくりと、滞っていた本来の仕事を進めるうち、事態は思わぬ様相を見せ始める。 三日月とよっつの星が意味するもの、誰も語りたがらない空白の社史、願いを叶える女神の存在——ふざけているとしか思えなかった課長の同人誌と、社史が重なっていくにつれ、暗く深い闇が姿を現す……。 読後、久しぶりに「おもしろかった」と思えた本だった。 推理小説の昂揚感と、恋愛小説のときめきと、エッセイの共感が、絶妙なバランスで同居している。 いささか現実味に欠ける点もあるが、小説のテンポを優先してあまり気にしなかった。現実に立ち返ったら負けである。 BL同人作家である主人公の設定と、幕間のBL同人誌のため、苦手なひともいるだろうが、抵抗のないひとにはおすすめしたい。
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「『野宮さん、ねえ、言ってください。どこがいいですか?』」 「ぎゃーっ!」 2014/10/03-10/14
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