教育ルネサンス 大学の実力 の商品レビュー
現在の大学をとりまく様々な問題を非常に的確に取り上げている。 初年次教育、ポートフォリオ、学士力、社会人基礎力、インターンシップ、FD・・・ どれも非常に切実なテーマである。 多くの改善事例が紹介されており、工夫ができる大学とできない大学の差がますます開いていくことが実感...
現在の大学をとりまく様々な問題を非常に的確に取り上げている。 初年次教育、ポートフォリオ、学士力、社会人基礎力、インターンシップ、FD・・・ どれも非常に切実なテーマである。 多くの改善事例が紹介されており、工夫ができる大学とできない大学の差がますます開いていくことが実感できる。 Y新聞は、A新聞やS新聞と比較してあまり特徴がないという印象だったが、教育というテーマに取り組む姿勢に共感した。 しかし、なぜ自分のところから出版しないのだろうか?
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読売新聞のアンケートに答えた各大学の事務当局が真っ青になったと思われる定員充足率などが明らかになった一覧表。マスコミの横暴だと思いましたが、今年も2回目のアンケートがあり、答えざるを得ませんでした。答えないことによるマイナスイメージも心配ですし。それだけ、社会が大学の実情を把握し...
読売新聞のアンケートに答えた各大学の事務当局が真っ青になったと思われる定員充足率などが明らかになった一覧表。マスコミの横暴だと思いましたが、今年も2回目のアンケートがあり、答えざるを得ませんでした。答えないことによるマイナスイメージも心配ですし。それだけ、社会が大学の実情を把握したいというニーズが高いということでしょう。そのことを、読売新聞の成果のように、勝ち誇って書いているこの本には抵抗感もあります。しかし、いろいろな大学が実にいろんな取組をしている、その豊富な例の紹介は話のネタとしては大いに意味がありそうです。
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現在の大学とはいかなるものか、というのを、各大学の取り組みとデータで示した本。読み応えがあった……! ざっくりとした感想は、かつては大学とは選ばれたものが行ける所で、それがいつの間にか「なんとなく行ける」場所になり、そういう学生が増えるから、「なんとなく作った」大学がたくさ...
現在の大学とはいかなるものか、というのを、各大学の取り組みとデータで示した本。読み応えがあった……! ざっくりとした感想は、かつては大学とは選ばれたものが行ける所で、それがいつの間にか「なんとなく行ける」場所になり、そういう学生が増えるから、「なんとなく作った」大学がたくさんあるということ。 しかしながら、現代は「なんとなく入った学生」は卒業まで続かないし、「なんとなく作った大学」も人が集まらなかったりする。 大学独自のセールスポイントが明確で、それを表にアピールし、さらにセールスポイントを伸ばし続ける大学だけが残るのかもしれないね。
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学校の渋谷、青山は流行や文化を発信している。芸術や文化などを通した新しい方法で発信できればよい、とのことで青山学院大学では、平和に関する勉強会を実施している。 それにしても日本には大学が多すぎる。
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読売新聞の連載記事をまとめたもの。 新聞連載でも読んでいたけれど、再構成されていて、興味深く読めた1冊。 新聞連載時と違って、単行本の購読層はかなり偏りがあるのでは?とふと思う。
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大学の在り方が問われる昨今、大学は独自性を出そうと躍起になっている。 その各大学の取り組みを取材した記事を集めた本。 これらの記事はあくまで一部を紹介したに過ぎないが、大学は旧来からの官僚的な期間だと思っている人に取っては大学の取り組みを知れる良い本だろう。 ただ、大学が在り方を...
大学の在り方が問われる昨今、大学は独自性を出そうと躍起になっている。 その各大学の取り組みを取材した記事を集めた本。 これらの記事はあくまで一部を紹介したに過ぎないが、大学は旧来からの官僚的な期間だと思っている人に取っては大学の取り組みを知れる良い本だろう。 ただ、大学が在り方を変えていくことが必ずしも良いことだとは限らない。 それを考えると、改革を無条件に取り上げて褒め、具体的な議論はない在り方は独善的であるともいえる。 つまり、この本を読者がどう受け取るかにかかっていると言えよう。
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