居酒屋の加藤周一 1・2合本 の商品レビュー
加藤周一の本は今までに「羊の歌」(岩波新書)しか読んだことがない。でも、とにかく「羊の歌」は達意の文章だったことだけが記憶に残っている。 この本は題名が魅力的ではないか。居酒屋でビールや酒を飲みながら、くつろぎながら一般市民と語り合う加藤周一の言葉が楽しめる。 最初のうちは、...
加藤周一の本は今までに「羊の歌」(岩波新書)しか読んだことがない。でも、とにかく「羊の歌」は達意の文章だったことだけが記憶に残っている。 この本は題名が魅力的ではないか。居酒屋でビールや酒を飲みながら、くつろぎながら一般市民と語り合う加藤周一の言葉が楽しめる。 最初のうちは、ちょっと硬質なゴツゴツ感が感じられずちょっともの足りなくなって、思わず吉本隆明の本に浮気したりした。でもやっぱりこの人は西欧的知性だし、ヨーロッパのことは実際住んでいたことがもあるので、吉本が教えられないことも教えてくれる。面白い。 そして、西欧的知性なのだけど、加藤周一は中国に一定の敬意をを抱いていて、中国と日本は仲良くすべきだと考えていたことがわかったのは新しい発見だった。
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