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スノウ・ティアーズ の商品レビュー

3.3

31件のお客様レビュー

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2010/07/29

すごく不思議で、切なくて、読んでいて胸を打たれた。 主人公の「不思議体質」が印象的。 ラストが少し気に入らなかったけれどもとても良い話だった。 スダジイのことを同じように思ったことがあったから、なんだか嬉しくなった。

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2011/09/28

梨屋さんの小説読むのはひさしぶり。不思議といいきらない不思議さに一時期ひかれていたけど、今回ははっきりと不思議と言い切ってしまうひとたちが描かれてた。いや、でも、記憶違いかも…小学生の頃から社会人になるまでの君枝が描かれていて、「こどものころできたのにできないこと」として君枝が語...

梨屋さんの小説読むのはひさしぶり。不思議といいきらない不思議さに一時期ひかれていたけど、今回ははっきりと不思議と言い切ってしまうひとたちが描かれてた。いや、でも、記憶違いかも…小学生の頃から社会人になるまでの君枝が描かれていて、「こどものころできたのにできないこと」として君枝が語ることは、わからないけどひしひしと伝わってくる。幼なじみ陸の存在もよかった。だいじなものってなかなか気づけない。ピアニッシモあたりをまた読み返したくなった。

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2010/02/07

主人公が不思議体質という設定で、タイトルやカバー、そして帯から、泣けそうかなと思ったんですが、それほどでもなかったです。 むしろ、読んでてイライラしてきました。物語全体にユルさが蔓延していて、締まらない感じでした。

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2010/01/14

不思議体質の女の子が主人公の話。 半分くらいまではたった一人知っていてくれる幼馴染の男の子との微妙な距離にドキドキして読んだんだけど、後半は何だそれって展開でイマイチ。 不思議が起こる描写とか、理解はしてくれないけど知ってくれているリクとのもどかしさとかはよかったんだけど。 後味...

不思議体質の女の子が主人公の話。 半分くらいまではたった一人知っていてくれる幼馴染の男の子との微妙な距離にドキドキして読んだんだけど、後半は何だそれって展開でイマイチ。 不思議が起こる描写とか、理解はしてくれないけど知ってくれているリクとのもどかしさとかはよかったんだけど。 後味が悪いのが基本的に嫌なんだよなぁ。

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2010/01/14

他の誰にも見えないものが見え、ものがしゃべり出す・・・ありえないことを体験してしまう“不思議体質”の君枝。望んでない“不思議”に振り回される君枝の孤独な心をわかってくれるのは、幼なじみの陸だけだった。求め合いながらもすれ違う二人の心のゆくえは?

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2009/12/24

<内容>誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう「不思議体質」の君枝。そんな孤独な心を、幼なじみの陸をのぞいては誰もわかってくれなかった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気がつかなくて―。少女から女へとつづく、幻想の海原を漂いながら、見失ったのは、ほんとうの...

<内容>誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう「不思議体質」の君枝。そんな孤独な心を、幼なじみの陸をのぞいては誰もわかってくれなかった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気がつかなくて―。少女から女へとつづく、幻想の海原を漂いながら、見失ったのは、ほんとうの愛。哀しみの向こう側を、きらめく才能が描いたラブストーリーの新しい波。

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2009/11/12

誰にも見えないものを見たり、ありえないことを体験する少女と、その相棒の少年。悲しいし切ないけれど、前を向こうとするのがすごい。子どもの頃は大人になれば悩まないと思っていたことも、やっぱりまだ悩みでしかなくて、そうやって生きていくんだなぁと思った。 2009/11/3

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2009/10/18

誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう「不思議体質」の君枝。彼女のことを理解しているのは、幼なじみの陸だけだったが、あの頃の二人は、お互いの大切さに気づくことができなくて――。

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2009/10/04

梨屋小説の中では微妙な部類、とは言わざるを得ないか。 作者が初めて青年期〜大人にかけての年代に挑戦した作品だが、主人公がちょっと不思議ちゃんすぎやしない?

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2009/10/07

相変わらずの、不思議空間。 ラストは不思議と言うよりは、もはや意味不明。 それでも胸に余韻を残す、妙な味わいのある作品。 君枝の周りで起こる、現実では有り得ないような出来事たち。 彼女にだけは見えるし、聞えている。本当にそう?実はそれも君枝が創り出した、創造上のものではないか...

相変わらずの、不思議空間。 ラストは不思議と言うよりは、もはや意味不明。 それでも胸に余韻を残す、妙な味わいのある作品。 君枝の周りで起こる、現実では有り得ないような出来事たち。 彼女にだけは見えるし、聞えている。本当にそう?実はそれも君枝が創り出した、創造上のものではないかと、勘繰りたくなる。 どこまでは実際に起こった事で、どこまでが彼女の脳内で起こってる事なのか判断がつかない。 ふらふらと地に足が着いてないような感覚で、君枝同様読んでいて覚束なく、どこか不安にさせられる。 それでも不快にならないのは、著者の作りだした空間が心地良いと感じているからだろう。 いくつかの章に分かれているけど、私は「彼のセーター」の小さい陸が何とも可愛らしくて好きだった。 ところで。読み終わってからも気に掛かるのは、久世の正体。結局何だった?実在する人物かどうかも怪しい。 ちょっと切ないタッチで不思議な話を描きつつ、物語終盤で予想外の展開を迎える。 やっぱりどこまでも不思議な物語。

Posted byブクログ