スノウ・ティアーズ の商品レビュー
不思議が起こる本。 ファンタジー系は苦手なのでやはり苦手だった。途中で読むのやめちゃおうかとも思ったけど、一度読みはじめた本はできるだけ途中でやめたくない派なので読み切った。ファンタジーと思っていたけど、実は精神疾患とかそっち系の話だったら辛いな。 そもそもは小6の子どもが読む...
不思議が起こる本。 ファンタジー系は苦手なのでやはり苦手だった。途中で読むのやめちゃおうかとも思ったけど、一度読みはじめた本はできるだけ途中でやめたくない派なので読み切った。ファンタジーと思っていたけど、実は精神疾患とかそっち系の話だったら辛いな。 そもそもは小6の子どもが読むかもなと思って図書館から借りてきた本。 児童書に分類されている本とか、この作者は大丈夫と知っている本以外は、適切な内容かをスクリーニングのためざっと読むようにしているが、これもその対象として読んだ。こども向けにはOK。ただ子どもが読んで面白いかどうかはわからない・・。しばらく本棚に置いておき、期限が来たら返却しよう。
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インドネシア語に翻訳されたということで興味を持ち読んでみました。 児童書以外では初の梨屋さん作品。 「不思議体質」の君枝の高校生、小学生、短大生、小学生、そして結婚後の話。 客観的に読めたので辛くはなかったけれど、人によっては読むのが苦しいかも。 最後はハッピーエンドでは...
インドネシア語に翻訳されたということで興味を持ち読んでみました。 児童書以外では初の梨屋さん作品。 「不思議体質」の君枝の高校生、小学生、短大生、小学生、そして結婚後の話。 客観的に読めたので辛くはなかったけれど、人によっては読むのが苦しいかも。 最後はハッピーエンドではなくもやっとした気持ちも残りましたが、安易なハッピーエンドよりはいいのかな。
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全ての章がひとつずつの別れから出来てる。毎回悲しいから、読むのは少し辛い。最後の別れも辛過ぎる。それを不思議体質のフシギな世界が和らげているけど、やっぱりヒトは孤独だと思わざるを得ない。夢の中にいる時に誰もが体験した事が有る様なそんな感覚を思い出させてくれる作品。 そう、私もスダ...
全ての章がひとつずつの別れから出来てる。毎回悲しいから、読むのは少し辛い。最後の別れも辛過ぎる。それを不思議体質のフシギな世界が和らげているけど、やっぱりヒトは孤独だと思わざるを得ない。夢の中にいる時に誰もが体験した事が有る様なそんな感覚を思い出させてくれる作品。 そう、私もスダジイ、という札を見た時に、須田爺?って思ってて、ちょっとピンポイントで嬉しかった。
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君枝には日常的に不思議なことが起こる。トルソーがしゃべる。大人の傘で宙に浮く。植物の家族と暮らす。高校の教室が海になってあふれだす…。誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう彼女を「不思議体質」と呼んだのは、幼なじみの陸。君枝を理解していたのは陸だけだった。でも、...
君枝には日常的に不思議なことが起こる。トルソーがしゃべる。大人の傘で宙に浮く。植物の家族と暮らす。高校の教室が海になってあふれだす…。誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう彼女を「不思議体質」と呼んだのは、幼なじみの陸。君枝を理解していたのは陸だけだった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気づくことができなくて―。恋と孤独と清冽な願いがアドレッセンスな心を揺さぶる感動作!
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これは胸が締め付けられる。苦しい。寂しい。 とてもファンタジックな世界っぽいけど、実はリアルに苦しいや。 気づかなければこの苦しさにも気づかなかったと思うこと、降り積もってくるさみしさ、溺れてしまいそうな喪失感。無力さの涙。 でも、どこかに向かわなければ。願わくばそこが少しでも安...
これは胸が締め付けられる。苦しい。寂しい。 とてもファンタジックな世界っぽいけど、実はリアルに苦しいや。 気づかなければこの苦しさにも気づかなかったと思うこと、降り積もってくるさみしさ、溺れてしまいそうな喪失感。無力さの涙。 でも、どこかに向かわなければ。願わくばそこが少しでも安らげる場所でありますように。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう「不思議体質」の君枝。そんな孤独な心を、幼なじみの陸をのぞいては誰もわかってくれなかった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気がつかなくて―。少女から女へとつづく、幻想の海原を漂いながら、見失ったのは、ほんとうの愛。哀しみの向こう側を、きらめく才能が描いたラブストーリーの新しい波。 【感想】
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設定はファンタジーだが、悩みを周囲に理解されずに苦しんだ経験のある人はこのヒロインに共感できるだろう。
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厳密には読み終わってないけど。んー、空想の話だし好きそうかなとは思ったけど、読めないな…ジャケ借りしたものの。もやもやする。大人になったのか。
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パラパラっと読んでほのぼの系ファンタジーかなぁとか思ったら、近いけど全然違った。分からなくはないような気はするんだけど、ちょっと不思議要素が強すぎる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初はかわいいファンタジーなのかと思っていたら、主人公がどんどんと大人になって、それにつれて起こる不思議なことも変わっていって、わたしの苦手な大人の女性の葛藤やらのもやもやを描くものなのかしらんと読み進める手が止まりそうで止まらないままペースを落として読んでいたら、最後にポツンとしずくが垂れる様にクライマックスが訪れて、ようやく最初のわくわく、それから途中のだらだら、もやもや、それらが全て主人公と一緒に居たからだったのだなあと気づいた。クライマックスまでの文章は、もしかしたら省略されても話は通じるかもしれない。わたしとしては、この作品は途中の主人公の成長などを楽しんでいって最後にオチというピリオドを打って「ああおもしろかった!」と楽しむのではなくて、クライマックスをいかにしてドラマチックに受け入れられるかというお話だった気がした。だからこそ怒涛のクライマックスではなく、あんなにもひっそりと、水の中にインクをぽたりと垂らしたようなエンディングが、ぶわあと全身に広がるのだと思う。多分、誰も幸せになっていないのに、読後はとても気持ちよかったです。
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