アフリカのことば の商品レビュー
西江さんの本は酔っ払いに染みると発見した。 酔っ払いモーロ―文体ということではない。そうではなく、明晰すぎて端正すぎて、その熱量に凡人は気づけない。酔って浮かされて明晰さについていけなくて、はじめて気づける。 まずは酔って読み、それから素面で再読したい。 ”喜びも悲しみも文字に...
西江さんの本は酔っ払いに染みると発見した。 酔っ払いモーロ―文体ということではない。そうではなく、明晰すぎて端正すぎて、その熱量に凡人は気づけない。酔って浮かされて明晰さについていけなくて、はじめて気づける。 まずは酔って読み、それから素面で再読したい。 ”喜びも悲しみも文字に置き換えずにはいられない。そうしなければこの世は成り立たないという風潮が、人びとを締め上げる” ”かつての探検家や、民族学、言語学の研究者は、この地上のどこかで、国際的にはほとんど力を持たないような人間集団を見つけた場合、自らの好みでその集団に勝手な民族名をあたえ、その集団が話している言語にも自動的にその集団名を付けたものであった。バントゥ族、バントゥ語や、インディアン、インディアン語などはその端的な例である。言うまでもなく、そのような部族、言語などは本来は存在しない。”
Posted by
アフリカと言語をめぐる世界的な碩学にして、名エッセイストと知られる著者が、50年にわたるその研究をはじめて本に。人間と文化に関心をもつすべての人々に贈る記念碑的な偉業。
Posted by
- 1
