御堂関白記 藤原道長の日記 の商品レビュー
Kindle Unlimited の対象になってるのを見つけて読んでみたら、思いがけず面白くて一気読み。訳文、原文(読み下し文)、寸評、原文と4パートに分かれ読みやすかったです。寸評がやけに辛辣で、時の権力者も型なし(笑)。一部を引用されているものなので、また機会があれば全文読み...
Kindle Unlimited の対象になってるのを見つけて読んでみたら、思いがけず面白くて一気読み。訳文、原文(読み下し文)、寸評、原文と4パートに分かれ読みやすかったです。寸評がやけに辛辣で、時の権力者も型なし(笑)。一部を引用されているものなので、また機会があれば全文読みたいですね。
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大河ドラマにハマってしまい、道長の日記『御堂関白記』を読んだ。いくつか拾い上げたものですが、最高権力者の日常や素顔、生活文化や慣しを知れた。陣の定めに反道長派が欠席し朝廷が機能不全になったりと気苦労も多かったようで。かなり噛みくだんだ内容なので古典初心者としては有り難い。
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最高権力者の日常をかいまみる。 藤原道長の自筆の日記は後世に残っている。自分の日記が他の人に広く読まれると思ったら今すぐに日記帳を破り捨てたいが、平安時代の貴族は記録として他の人に読まれるのを前提で日記を書いていたとのこと。 解説がついていることがありがたい。それにしても道長...
最高権力者の日常をかいまみる。 藤原道長の自筆の日記は後世に残っている。自分の日記が他の人に広く読まれると思ったら今すぐに日記帳を破り捨てたいが、平安時代の貴族は記録として他の人に読まれるのを前提で日記を書いていたとのこと。 解説がついていることがありがたい。それにしても道長は漢文があやふやだったり漢字が書けなかったりする。これを読んで道長像がちょっと変わった。墨塗りの部分など、ちょうど大河ドラマで観た部分もあり、ドラマの演出になるほどと思う。ほかの貴族の日記や、関連する『紫式部日記』『栄花物語』も読んでみたい。
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興味の深い記事を拾い出して収録。 日にちごとに、 現代語訳、原文(読み下し文)、原文(白文)、解説がつく。 とりあえずこういうものか、という雰囲気をみた。 コラムが13 ・二人の妻を持つ男のけじめ、として倫子、明子の産んだ順に名前のある表がついている。 彰子(倫子) 永延2...
興味の深い記事を拾い出して収録。 日にちごとに、 現代語訳、原文(読み下し文)、原文(白文)、解説がつく。 とりあえずこういうものか、という雰囲気をみた。 コラムが13 ・二人の妻を持つ男のけじめ、として倫子、明子の産んだ順に名前のある表がついている。 彰子(倫子) 永延2年(998) 頼道(倫子) 正暦3年(992) 頼宗(明子) 正暦4年(993) 顕信(明子) 正暦5年(994) 妍子(倫子) 正暦5年(994) 能信(明子) 長徳元年(995) 教通(倫子) 長徳2年(996) 威子(倫子) 長保元年(999) 寛子(明子) 長保元年(999)? 長家(明子) 寛弘2年(1005) 尊子(明子) 寛弘3年(1006)? 嬉子(倫子) 寛弘4年(1007) ・御堂関白の温泉旅行として、有馬温泉に行ったことが「小右記」に載っている。万寿元年(1024)11月9日、道長は左衛門尉宮道式光(みやじのりみつ)を付き合わせて有馬温泉での湯治を試みた、と伝えている。 系図で道長の取り巻きたち/政敵たち としての図 〇追従派:公任、行成、正光、兼隆(道兼の子)、公季、斉信 △反道長:懐平、実資、伊周、隆家、通任 国際日本文化研究センター 摂関期古記録データベースに「御堂関白記」あり 日にち順の読み下し文だった。 https://www.nichibun.ac.jp/ja/db/category/heian-diaries/ 2009.6.25初版 図書館
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現代人のサラリーマンも共感できることが多くて面白かった。 平安貴族も深夜まで仕事してたんだな〜とか思いながら読みました。
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漢文が得意でない道長さん… 時々漢字を忘れる道長さん… そして後半の日記でも進歩がない道長さん。 こういうのが権力の座にいるのは今も同じか。 穢れがどうしたとか禊がどうとか、その辺にすごい労力を割いている。他にやることあんだろ…って思うのは時代が違うから。でも良くこれでやってい...
漢文が得意でない道長さん… 時々漢字を忘れる道長さん… そして後半の日記でも進歩がない道長さん。 こういうのが権力の座にいるのは今も同じか。 穢れがどうしたとか禊がどうとか、その辺にすごい労力を割いている。他にやることあんだろ…って思うのは時代が違うから。でも良くこれでやっていけたな。1000年後くらいに今の時代もそのように思われるのかも。
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解説で背景がわかり、わかりやすくおもしろかった。単に道長の日記だけでは無味乾燥、おもしろくなかっただろう。入門書としてのビギナーズ・クラシックスの利点だ。 今まで、定子、清少納言、枕草子側からの道長像を見ることが多かったので、弱点もある道長も知れて親近感がわいた。 また当然のこ...
解説で背景がわかり、わかりやすくおもしろかった。単に道長の日記だけでは無味乾燥、おもしろくなかっただろう。入門書としてのビギナーズ・クラシックスの利点だ。 今まで、定子、清少納言、枕草子側からの道長像を見ることが多かったので、弱点もある道長も知れて親近感がわいた。 また当然のことながら枕草子などにも登場する人物がたくさん出てきて、それらの人々の当時の立場も知ることができた。
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すごく好き 道長も人間だったのだなぁと感じる 注釈でちょいちょい道長のこと漢文かけないだのなんだのdis ってるのも面白い
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華麗なる貴族の日常を想像していたが、日記を読む限り全然楽しそうではなかった(笑) 権力はあるが、しがらみも多く、気苦労は絶えず、常に忙しそうだった。 結局最後は仏にすがるようだった。 普通の人間だった。
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重田信一先生の解説が、簡潔で時々シニカルでおもしろい。 道長、漢文が苦手だったとは。確かに五男坊だし、お兄さん達がいればあんまり勉強しなくてもいけたような… 野心バリバリの恐ろしいひとというイメージだったけど、そればかりではないみたい。 「崩じ給う」を「萌え給う」って書きまちがえ...
重田信一先生の解説が、簡潔で時々シニカルでおもしろい。 道長、漢文が苦手だったとは。確かに五男坊だし、お兄さん達がいればあんまり勉強しなくてもいけたような… 野心バリバリの恐ろしいひとというイメージだったけど、そればかりではないみたい。 「崩じ給う」を「萌え給う」って書きまちがえちゃってるって…笑 紫式部日記と並べて読むと立体的になって面白い。彰子の出産の場面とか。
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