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なぜ女は昇進を拒むのか の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2023/02/13

自分なりのざっくりとした解釈として 女性は昇進できないのではなくてしたくないのだ! そもそも男性と女性では脳梁の大きさなどの脳の作りや使い方が違う。 そのちがいによって女性は男性より自律性が高い傾向があり、学校でのテストの点数も平均的によい。 良い大学への進学率も高い。 ...

自分なりのざっくりとした解釈として 女性は昇進できないのではなくてしたくないのだ! そもそも男性と女性では脳梁の大きさなどの脳の作りや使い方が違う。 そのちがいによって女性は男性より自律性が高い傾向があり、学校でのテストの点数も平均的によい。 良い大学への進学率も高い。 ということは良い企業へも入れる。 それに比べて男性はリスクを好み、学力の良い人も悪い人も極端な偏りが出る。 そのため、突出した目立った天才かなどが男性に多く感じてしまう。 そもそも女性は男性と違って競争を好き好んでしたくはない。 それには、人間の女性が担ってきた子供を育てることに関係している。 人間の女性は多くの場合一回の出産で1人の子供しか産めない。 さらに自分の子供を1人育てるのにかなり投資(胎児のための栄養補給やその後の育児など)をしている。 それをするには他の人との協力が必要になる。 そのため、競争より協力を選びがちになる。 それとは逆に男性の戦略としては、1人の子供を作ることは女性よりもコストが少なくすむ。 そのためより多く女性との関係を求める。 それには他の男性との競争が不可欠となる。 その競争に勝った者が多くの遺伝子を残せることになる。 この違いが男性の昇進と女性の昇進を分ける。 競争好きの男性は勝つことで昇進を勝ち取り、自分の力を誇示したい。 女性は協力を得ることを好むため、競争までして昇進したくはない。 とのこと。

Posted byブクログ

2020/10/08

図書館で借りて、予約者がいなかったのをいいことに2〜3ヶ月延長に延長を重ねてようやく読破。 「女性は男性の別バージョンである。(男女が全く同じ条件であれば、女性は男性と全く同じ"男性的成功"を求めるはずだ)」という仮説を科学の視点から否定し、生物学的な性差...

図書館で借りて、予約者がいなかったのをいいことに2〜3ヶ月延長に延長を重ねてようやく読破。 「女性は男性の別バージョンである。(男女が全く同じ条件であれば、女性は男性と全く同じ"男性的成功"を求めるはずだ)」という仮説を科学の視点から否定し、生物学的な性差があると認めた上で、男性基準で作られたシステムを変えようよ、という話。 男性より女性の方が給与や待遇が総じて低い一方で、男性と女性で働くことへの満足度を調べた結果、女性の方が仕事に満足している、という傾向があるらしい。 経営者等の男女比率の違いは機会均等的な意味合いの差別に基づくものではなく、女性も男性基準で働くことが許される環境になった結果、「男性基準で作られたシステムで競争に勝つのは求める幸せじゃないよね」と女性が思い、その競争環境から離脱した結果である。 また男性基準でシステムが作られている結果、女性が好む傾向のある看護師やソーシャルワーカーなどの職業の給与水準が、求められるスキル対比で低いのではないかとも書かれている。 ここからは感想になるが、、 労働人口が減り女性も働かなければ経済が回っていかない事実があるのであれば、男性基準ではない新しいシステムを作りあげる必要がある。 ただ、そのシステムを作るためには作成プロセスの中に女性がいなければいけなくて、その女性は男性的な働き方をしなければその場にはいられない。 そしてその場にいる「男性的な働き方ができる、ないし、したくて選んだ」という女性はもう既に男性基準で勝ち残っているので、その基準を変えるということはその人の地位やアイデンティティを崩すことになり得るのでは...根深い.... とても他力本願な感想ではあるが、すべての人が生きたい生き方を、後ろ指刺されず堂々と選べる時代になって欲しい、と思う

Posted byブクログ

2020/07/08

男は上振れも下振れもする脆弱な存在だがうまくハマると活躍できる 女は男のように働きたいとは限らない 男女平等は必ずしも個々人の幸せを担保しない 男女は同じであるという幻想を捨て性差を考慮した社会にすべきとの指摘は頷ける

Posted byブクログ

2020/04/12

日本では良妻賢母として未だに根付いている。特に60歳以上で女性に選択できる世界を意識して欲しい。この意識は男女問わず必要。

Posted byブクログ

2016/09/30

まがいものだと思い不安を抱えるインポスター症候群 日本人は働きすぎだというけど、アメリカのビジネスモデルの話を聞いてもちっとも他人事に聞こえないのはやはり労働の価値観が似てるんだろうなあ。

Posted byブクログ

2015/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった!! 本書は、根本的に男女は異なるが、 ビジネスの現場では、男性特有の 競争原理やリスク志向の基準を女性 に当てはめていると主張。 その結果、人との繋がりや共感性に 価値を見出す女性が、昇進を拒ん だり、収入が低くてもより生きがい を感じる職業を選択するという結果 が生ているとしている。 生物学的な男女の性差、ホルモンの 影響や心理学の観点からの男女の違い から「女性が昇進を拒む」要因を説明 している。 私の周囲にも、優秀な女性が、昇進を 遠慮する例が存在している。この問題 に対処する上で、注意すべき新たな 視点を与えてくれた一冊。

Posted byブクログ

2015/04/11

育児休暇のあと、女性は残務を抱えて戻ってくるが、男性は著書をもって戻ってくる。子供の有無と研究職の発表論文数の関連を見ると、男性は子供がいる方が多いのに対し、女性は子供がいない方が多いが、その理由の一つはおそらくここにある。 成功する年齢と犯罪する年齢の相関関係:男性の活動を示...

育児休暇のあと、女性は残務を抱えて戻ってくるが、男性は著書をもって戻ってくる。子供の有無と研究職の発表論文数の関連を見ると、男性は子供がいる方が多いのに対し、女性は子供がいない方が多いが、その理由の一つはおそらくここにある。 成功する年齢と犯罪する年齢の相関関係:男性の活動を示すカーブはまるで尖った魔女の帽子のような形、女性はゆるやかなカウボーイハット。 カナザワは進化論に依拠しつつ、男性を犯罪に走らせるのと同じ心理メカニズムが、偉大な貢献を成し遂げる力にもなると説明している。 同じように、自動車事故、暴力沙汰、ドラッグ、飲酒などの高リスクの行動パターンは青年期に現れ始め、二十代はじめにピークを迎えた後徐々に減少する。 さらにそれは、軍隊、警察、消防隊など高リスクで男性優位の職業につく年齢の曲線とも重なる。 まさにテストステロン値がピークに達する時、男性は良くも悪くも高リスクの行動を取ることによるアドレナリンのほとばしり、すなわち興奮を高めようとするのだ。 何かを達成するのにもっとも適した時期は、テストステロンに関連する求愛や競争が活発になる時期とちょうど重なるのだ。 偉業の達成に求められる3つの条件。持って生まれた知性、専門分野に習熟するための最低10年間にわたる勤勉な努力、研究対象への強いこだわり。 アスペルガー、ADHD→標準的な男性に見られる傾向が極端な形で現れた誇張されたタイプの男性。 私が出会った目覚ましい成功を収めた女性たちの大半は、十分な世俗的成功を手にした時点で別の目標へと焦点を移していた。一方、男性たちはと言えば、さらに上を目指そうとする者が少なくないのである。 一般には男性の方が強い性であり、今なお歴史的文化的に優位な立場にあると理解されているが、生物学的心理学的要因による様々な問題を抱えやすい。現実社会には性差が明らかに存在するのに、なぜ性差がこれほど議論を呼んでいるのか?それは、女性は何を望むのか正直に言うことをためらい、男性はその弱点にも関わらず標準的な存在と見なされているという奇妙で混乱を招く状況が生まれたこと。 職場にみられる男女の非対称性の一部は、隠れた偏見ではなく、成熟した自由な社会-一人一人が自らの意思で選択できる社会-であることを示すことに他ならない。 女性は概して男性より健康で寿命が長い。 他人に共感して心を通じ合わせようとする性向には、認知的な強みになると同時に健康上のメリットもある。 養育行動によって分泌されるホルモンにはストレス軽減効果があり、その対人行動にも生物学的な利点がある。 友人や親族と親密な関係を保つ人は記憶障害になりにくく早期死亡も少ない。 利他的行為は心の健康につながることも指摘されている。 こうしたスキルは今までほとんど重要視されてこなかった。

Posted byブクログ

2014/09/13

今の政策を進めたり組閣したりしている人たちにとりあえず最終章だけでも読んでみてもらいたい。 一部、男性女性に対して平等ではない著者の視点が気になるところはあったものの、自分のシステムエンジニアという職業からの経験で感じてきていたことや、周囲の友人たちを見ていて感じることに対して...

今の政策を進めたり組閣したりしている人たちにとりあえず最終章だけでも読んでみてもらいたい。 一部、男性女性に対して平等ではない著者の視点が気になるところはあったものの、自分のシステムエンジニアという職業からの経験で感じてきていたことや、周囲の友人たちを見ていて感じることに対して、矛盾することはなく、言語化されてスッキリしたようにも思う。女性に関する内容に関しては、自然に受け入れられた。 男性に関しては、極端な例をあげているせいもあるとは思うが、そうかな?と感じる部分もあった。 彼らは冗談やユーモアでそういう表現や考え方をしているフリをしているのだと思って生きてきたのだけれど、この本を読んでよくよく考えてみると、本気だったのかもしれない、と思い、愕然としている。 あまりに思考回路が違いすぎる。

Posted byブクログ

2014/09/11

女性と男性は生物学的に違うために、女性は競争を好まない人が多く、科学的な仕事を選ばない人が多く、収入が高いが時間の拘束が多いものを好まない人が多い。もともと言われていたことが、生物学的に証明された、という本。あくまで個体差があるということだが。クオータ制は本当に必要なのか?と疑問...

女性と男性は生物学的に違うために、女性は競争を好まない人が多く、科学的な仕事を選ばない人が多く、収入が高いが時間の拘束が多いものを好まない人が多い。もともと言われていたことが、生物学的に証明された、という本。あくまで個体差があるということだが。クオータ制は本当に必要なのか?と疑問に思った。

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2013/11/30

女性には選択することが多すぎる! 昇進して得ること(地位や名誉)と、昇進して失うこと(例えば家庭とか)でどちらを取るかと比べた時に、家庭を取る方が多い。 また、昇進を必ず望んでいるかというと、そうではなかったりします。 もちろん、黒か白だけでなく、その間の人もいますが…。 これは...

女性には選択することが多すぎる! 昇進して得ること(地位や名誉)と、昇進して失うこと(例えば家庭とか)でどちらを取るかと比べた時に、家庭を取る方が多い。 また、昇進を必ず望んでいるかというと、そうではなかったりします。 もちろん、黒か白だけでなく、その間の人もいますが…。 これは、性差によるものなのでしょうか? 子どもを生む性としては、人生の中で比重を置くべきものが増えていきます。 全面的にサポートしてくれる人がいたとしても、子どもの成長は自分の目で見たいものです。 その時その時によって、仕事:家庭:子ども:他のWLBが変わってくるのでしょう。 まぁ、今与えられていることを一生懸命やるだけです。 でも、今一番に考えたいのは…子どもかな?

Posted byブクログ