ウロボロスの古写本(上) の商品レビュー
本書の序盤は、中世と現代がオムニバスで語られので、その繋がりが判然とせず読みにくい。また、ウロボロスのテーマである不老不死の為の人体実験などの少々生々しい表現も好みの分かれるところであろう。この物語は、レバノン在住の考古学者の元に昔のイラクでの発掘現場で一緒だった古物商がある古写...
本書の序盤は、中世と現代がオムニバスで語られので、その繋がりが判然とせず読みにくい。また、ウロボロスのテーマである不老不死の為の人体実験などの少々生々しい表現も好みの分かれるところであろう。この物語は、レバノン在住の考古学者の元に昔のイラクでの発掘現場で一緒だった古物商がある古写本を買ってくれないかと持ちかけるところから始まる。そして、その受け渡し現場で彼女がある集団に誘拐されるにいたり、物語は、不老不死にまつわるウロボロスのシンボルが型押しされた古写本の争奪戦へと様相を一変させる。中東の雰囲気溢れるレバノンを舞台としたところでかなり異色の物語とも言えるが、なかなかのプロットである。
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敵が狙ってるものがすぐにわかるのはいい。あの伯爵が出てきた時点でもうわかるからいい。ストーリーとは直接関係ないんだけど、60代の母親が拷問されるとかもうそれだけで無理!それがなくても何か尻つぼみだったのが残念。
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このレイモンド・クーリーという作家の本を3シリーズ(各上下2冊ずつ)を読んだ。いずれもテンポよく話が進んでいくので、とても読みやすい。結構ご都合主義的なところが散見されるのだが、エンターテイメント性は充分だと思う。
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ダヴィンチコードみたいな感じでウロボロスの本を取り合いっこ 最初ヒーローポジションだったコーベンが、どんどん器の小さい人にみえてくるのが可愛そう
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同じ作家の作品をもう1作読む。 母親が某国を後ろ盾に持つ狂信的な医者に誘拐されるという事件。 この娘が母親を奪還するというストーリー。 話のテンポは悪くないのだが、状況はほとんど進展しない。 舞台も相変わらずなので、これは映画として安く作れる線を狙ったのか?
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