「51歳の左遷」からすべては始まった の商品レビュー
この人は、本当にキャプテンだなぁと思う。自分にも他人にも厳しい人。ちょっと息が詰まるところもありそうだけれど、チームをけん引するということは厳しさも必要なのだろう。川淵キャプテンには、信念と覚悟がある。そして、夢がる。それぞれがブレない。これだけブレないと、変な信念や覚悟だったら...
この人は、本当にキャプテンだなぁと思う。自分にも他人にも厳しい人。ちょっと息が詰まるところもありそうだけれど、チームをけん引するということは厳しさも必要なのだろう。川淵キャプテンには、信念と覚悟がある。そして、夢がる。それぞれがブレない。これだけブレないと、変な信念や覚悟だったらまわりは迷惑かもしれないけど。個人においても組織においても信念や覚悟があることは素晴らしいことだと思う。でも、オイラはそれよりもブレないことに感心する。オイラだったら、信念や覚悟があっても、自分の都合でそれに反することを多かれ少なかれ犯す。信念や覚悟は嘘でも語ることができても、常にブレないことは難しい。川淵キャプテンはまさにそこに長けていると思う。方向を間違うとヤバい人になるのかもしれないけど、そんなの紙一重なのだろう。川淵キャプテンはきっと生涯、いい体幹をキープしているんだと思う。健全なカラダに健全なココロが宿る、とオイラは信じる。
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サラリーマン時代の経験を基に、川淵キャプテンが当時何を考えていたかは(各エピソードを通して)伝わってくる。一方、ビジネス書的「(サラリーマン的)リーダー論」として読むと至って普通な印象。
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川淵チェアマンがサラリーマンとしても頑張っていたということは知らなかった。 サラリーマン時代の経験がJリーグ運営に役立ったのは想像できる。 酒で慰労せず、素面で褒めるというのは同意する。 他の書評から期待が大きかったので星3つだが、意外な人となりがわかる良著。
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時間切れで読み終えられず。 (本の趣旨とは全く関係ないのですが、)出向って左遷なんだ、と。受け入れ側の気持ちを考えると、寂しくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
言わずと知れた日本サッカー協会の名誉会長「川淵 三郎 氏」の著書です。 サブタイトルは「大逆転のリーダーシップ論」です。51歳の時、左遷されたのをきっかけに、順調に出世した場合と全く異なる人生を歩んできた川淵キャプテンの「リーダーは、組織全体のスピードアップのために良き独裁者とならなければならない」など、人生哲学が込められた本です。 川淵キャプテンも、気持ちが沈む時があったようですが、左遷された境遇でしか経験できない仕事を通して着実に力量を磨き、その後の人生に活かしてきたようです。
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東日本大震災後の復興チャリティで、野球界よりサッカー界の方が行動が早かった理由が、中越地震後のジーコや、協会の英断が受け継がれていることが覗われる。校庭芝生化推進は個人的にも共感できる。
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川淵キャプテンのリーダー論であり、ビジネス論。JCの講演会で聴いたほどのインパクトがなかったのが残念ですが、51歳の左遷に比べたら自分にはまだまだチャンスがあると思うことにします。
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川渕キャプテンのサラリーマン時代、Jリーグ発足時のネベツネとの戦い、今後の日本のサッカーの戦略など、興味深く読むことができた。 でも、いまいち読み終わった後に残るものはないのが残念。
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日本サッカー協会の前会長である川淵三郎氏の著書「『51歳の左遷』からすべては始まった」(PHP新書)。 川淵氏は、自分の古川電工のサラリーマン時代の経験が、Jリーグ設立及び日本サッカー協会の運営にどれだけ役立ったかを、具体的にいくつも事例を挙げながら述べられている。いわば...
日本サッカー協会の前会長である川淵三郎氏の著書「『51歳の左遷』からすべては始まった」(PHP新書)。 川淵氏は、自分の古川電工のサラリーマン時代の経験が、Jリーグ設立及び日本サッカー協会の運営にどれだけ役立ったかを、具体的にいくつも事例を挙げながら述べられている。いわば、それだけの本と言ってもいいかもしれない。この本のサブタイトルが「大逆転のリーダーシップ論」、これは、ちょっといただけない。「大逆転」じゃない、すべては、必然だ。 古川電工のサラリーマンを経験していたからこそ、サッカー界でリーダーシップを発揮できたのだ。 私は川淵氏に対しては、大変、いい印象を持っている。なんといっても、サッカーというスポーツを、単にスポーツの世界だけでなく、常に、社会性というものを意識して、サッカーを日本に根付かせようと努力されている姿勢が、一貫していたからだ。 「Jリーグ百年構想」なんて、今、読んでみれば当たり前のことばかりかもしれないが、ああいうことを先進的・先鋭的に、しかもシスティマテックに掲げられるなんて、なかなかできんよ。私は、この「Jリーグ百年構想」をもとに、議会質問したことがある。そんな質問をできる奴も、そうおらんぞ。 日本のプロスポーツにおいては、一部、地域的に特殊な事情がある場合を除いて(プロ野球の広島東洋カープがそうだ)は、ほとんど初めての試みであったろう。スポーツの世界に、「理念」や「夢」を、そのスポーツの振興を越えたところに求めたのも、川淵氏である。また、川淵氏は、そのような考えに至ったのは、古川電工のサラリーマン時代の経験に基づくものだと、この著書の中に具体的に述べられている。 「不思議なもので、会社員生活から離れてサッカーでの仕事が深くなればなるほど、古川電工でのサラリーマン時代の経験が貴重であったと思うようになりました。」(51歳の左遷』からすべては始まった」より引用) 「私は現役を引退した後もサッカー部の監督、それを辞めた後は日本サッカー協会の強化委員長、そして代表監督も務めました。後に、そういう「二足のわらじ」がビジネスにも有効であることを知りました。」(同) それぞれの続きは、著書を読んでほしい。 最後に。「Jリーグに必要な経営者像」として4つの事例を挙げている。 1.経営能力が高くサッカーも知っている人 2.経営能力は高いがサッカーを知らない人 3.サッカーをよく知っているが経営能力が低い人 4.経営能力、サッカー地椎、そのどちらもない人 1がもっとも理想的で、4が好ましくないことは誰でも分かる。さて、2と3。川淵氏は、どのように考え、どのような判断をされているか。期待をしているのか。 著書を読んでほしい。 サッカーを含めたスポーツの指導者を志している人、企業経営に関わっている人、しがないサラリーマン生活で自己嫌悪に陥りつつある人、そんな人たちは読んだらいい。私は、最後者。
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日本サッカー界の象徴的な川淵さんの著書 スポーツをしていた人の欠いた本と言うよりも リーダー論として読むと面白い。 スポーツをする人は頭がいいと思っていたが それを体現しているような人だと思った。
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