指ぬきの夏 の商品レビュー
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ガーネットのキラキラした夏。 アメリカの農場に住む少女ガーネットの夏の日々を描いた作品。雨が降らずに沈んでいたある日、銀の指ぬきを見つける。その夜、雨が降り始めた。指ぬきを見つけてから、次々とよいことが起きるガーネットは、これを魔法の指ぬきだと言い、この夏は「指ぬきの夏」だと名付ける。 ローラ・インガルス・ワイルダーやリンドグレーンの「やかまし村」が好きな人は、大好きだと思う。一昔前の農場の楽しい毎日が描かれている。家の手伝いをしなくてはならないし、天候に左右される農業に辛いところもあるけれど、ガーネットはいつもキラキラとした日を過ごしている。時に腹を立てたり、不安に襲われたりもするが、常に優しい人たちが助けてくれる。 ガーネットがピンチになったら、いつも助けてくれるフリーボディさんが素敵だ。
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9歳のガーネットが拾った指ぬきが、いろんな奇跡をおこしていく。 実際に魔法を使うわけではないけど、ガーネットがそう信じるところがいいな。 シトロネーラのおばあさんのお話(サンゴのネックレス)はすごく身近に感じたし、図書館に閉じ込められるなんてすごいってかんじたし、豚を一生懸命育てるなんてすごいって思いました。 農業が常に身近にあってガーネットもお手伝い以上のことをしているのがエライ!
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主人公のガーネットは9歳の女の子。 おおらかな世界だな。どきどき、わくわく、とガーネットの嬉しさがこちらに伝わってくる。指ぬきの魔法を作っているのはガーネットだ。 アメリカ、図書館、家出。4~5年むけ。
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おてんばでちょっと向こう見ずなガーネットのある夏の楽しい冒険。といっても、農場に暮らす日々の延長の中での出来事が、とても活き活きと描かれています。 ある夏というのは、ガーネットが川の中で見つけた銀の指ぬきを見つけた夏のこと。それから、ワクワクドキドキの素適なことが始まったというわ...
おてんばでちょっと向こう見ずなガーネットのある夏の楽しい冒険。といっても、農場に暮らす日々の延長の中での出来事が、とても活き活きと描かれています。 ある夏というのは、ガーネットが川の中で見つけた銀の指ぬきを見つけた夏のこと。それから、ワクワクドキドキの素適なことが始まったというわけ…。 エリザベス・エンライトの作品は初めて読みましたが、はちきれそうな主人公の躍動感と、彼女の家族や周りの人々の率直であたたかな気持ちと自然描写がとてもよく伝わってくる。 ガーネットのひと夏と共に、読後は爽快な気分になれました。
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ちょっと昔なら子どもがこんな冒険ができた。 今じゃ危なくて危なくて、させてもらえません。 せめてお話の中だけでも、小さい冒険楽しんでくれ。
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星3 2010年2月21日 谷口さんの訳ということで手に取った一冊です。 懐かしい時代(開拓時代-ローラ・インガルスワイルダー作大草原の小さな家シリーズ-と 現在の中間でしょうか。農業が十分生きていた時代のお話)が舞台で、 9歳の元気なはねっかえりの女の子ガーネットが主人公で...
星3 2010年2月21日 谷口さんの訳ということで手に取った一冊です。 懐かしい時代(開拓時代-ローラ・インガルスワイルダー作大草原の小さな家シリーズ-と 現在の中間でしょうか。農業が十分生きていた時代のお話)が舞台で、 9歳の元気なはねっかえりの女の子ガーネットが主人公でした。 とても丁寧に、自然と農業の様子が描かれていて、 たったひと夏のお話ですが、暖かく、優しくなる一冊でした。 自分に(日本での)田舎、農業の記憶があれば、なおいっそうだと思います。 色と匂いとがよみがえってくる感じがします。 ただ、良質な児童書であるとは思うのですが、 今の子供がどれくらいこの内容に興味を持つ・面白がれるのか、 またイメージすることができるのかが、正直疑問に思いました。 私は、逆に中・高年層で、土に触れたことのある人、田舎がある人、 田舎に住んでいる人の方が楽しめるかもしれない、と思うので。 個人的には、自分がこの時代に生まれていたら、 絶対農業を楽しんでいただろうなと思いました。 もちろん、大変だとは思います。不安定ですし。 でも、やっぱり、今だって、食べていけるのであれば、と思いますから。 それにしても、自分が子供だった頃は、ガーネットほど手伝いはやらなかったなぁと、 ちょっと反省もしました。全然に近いかも。だめな現代っ子でした。 手伝っていたら、もっとこの本を堪能できたのに、なんて。
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