全脳思考 の商品レビュー
全脳思考のチャートを用いて一枚の紙だけで大きな問題を解決するというトンデモ本。 実際チャートを描いてみるとその凄さがわかる。
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これは神田昌典氏のマーケティング・経営・人生哲学の集大成であり、これからの時代を切り開くための思考方法を説く。読み応えのある本だ。 10年に渡る活動の結晶というだけに濃密な興味深い話が次から次へと、論理的でわかりやすい説明が波状攻撃で折り重なる。まずはこの10年でのビジネス環境の...
これは神田昌典氏のマーケティング・経営・人生哲学の集大成であり、これからの時代を切り開くための思考方法を説く。読み応えのある本だ。 10年に渡る活動の結晶というだけに濃密な興味深い話が次から次へと、論理的でわかりやすい説明が波状攻撃で折り重なる。まずはこの10年でのビジネス環境の変化。中堅層のモチベーションダウン。これまで思考の基軸であった戦略立案系フレームワークの限界。営業せずとも売れる原則の中核にある、論理+個人個人の極彩色に目に浮かぶ物語体験。全脳思考モデルの5ステップ。理解させる、納得してもらう、応援してもらう。言語化されたイメージから導き出されるロジック。イメージは深層背景。そこからムーブメントが起きるのだと。 わかることとできることは違うというが、まさに本書を読んでわかってもできることにならない。反復練習が必要だろう。
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U理論を消化できていない自分にとって とてもわかりやすくて、実践的な解釈は素晴らしかった。 それ以外にもプレゼンの組立、チャート図の使い方、いわゆる分析思考、論理思考の盲点がわかりやすくまとめられていて、読み応えがありすぎる(^^;; どれだけ実践できるか試して、吸収していく...
U理論を消化できていない自分にとって とてもわかりやすくて、実践的な解釈は素晴らしかった。 それ以外にもプレゼンの組立、チャート図の使い方、いわゆる分析思考、論理思考の盲点がわかりやすくまとめられていて、読み応えがありすぎる(^^;; どれだけ実践できるか試して、吸収していくべき一冊。
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最近の神田氏はとても忙しい様子で、本を出版されるのも年に1度程度なのでしょうか、それとも私の目が届いていなかったのかも知れませんが、久しぶりに彼の本を読みました。本が出版される頻度は減っても、出版された本は大部(ページの多い)のものが増えてきたようです。 今回はコンサルタント...
最近の神田氏はとても忙しい様子で、本を出版されるのも年に1度程度なのでしょうか、それとも私の目が届いていなかったのかも知れませんが、久しぶりに彼の本を読みました。本が出版される頻度は減っても、出版された本は大部(ページの多い)のものが増えてきたようです。 今回はコンサルタントである神田氏が行動を生み出すチャートの解説を丁寧にされていますが、ビジネスマンにとって役に立つツールだったと感じました。本の中でも彼が強調していましたが、外見や表面を真似るのではなく、それを生み出した考え方を理解して、自分でも使っていこうと思いました。特に2軸で整理する時のアドバイス(お互い相関関係のないものを選ぶ:p300)は、目から鱗でした。 また、リーダがチームを引っ張っていくときの心構えとして、p342に書かれている内容は参考になりました。 以下はためになったポイントです。 ・情報社会とは、情報を収集・整理することが付加価値となる社会、それに対して現在の知識社会は、収集・整理された情報から生み出された新しい気づき、アイデアを実際に、行動に移すことが付加価値となる社会である、この移行は社会改革でなく、社会の進化である(p28、32) ・事業というゲームで勝つには、1)ルール(顧客要求)を深く理解したうえで、2)ライバルの弱い市場を見つけ、3)自分の強みを最大限に活かす、である(p44) ・戦略立案フレームワークが開発されたのは、目的は戦略策定のためであるが、大前提として、商品を製造しさえすれば旺盛な需要が存在することである(p48) ・知識社会では、市場を奪うための「競合戦略」よりも、市場自体を作り出す「需要創造戦略」、またライバルから市場シェアを奪うことよりも、「顧客マインドシェア」を確保することが重要になる(p50) ・指名検索を促して、行動に向かうまでの3つのカギは、1)問いとしてのネーミング、2)物語の扉を開けるタグライン(商品のエネルギーを凝縮した言葉の缶詰)、3)答えとしてのストーリー、である(p102、108) ・事業を通して、自分が喜ばせたいと思う、特定の人を思い浮かべると良い(p160) ・1枚の写真は100語に勝る、しかし頭の中で作られた一つのイメージは、100枚の写真に勝る(p182) ・ビジネスを推進するには、分析及び物語の両者を取り入れた方法が最も効果的(p201) ・人間の脳には3種類あって役割が異なる、1)爬虫類脳:生きていくための脳で、心拍・体温・血圧といった生命維持機能、2)哺乳類脳:感じるための脳で、本能的情動、快不快の判断、3)人間脳:考えるための脳で、創造的思考力等(p216) ・人間脳がやるべきことを命令すると、哺乳類脳がそれを「好き嫌い」で判断、好きとなると爬虫類脳は本能的な欲求によって、行動に向けて猛烈にドライブをかける(p219) ・脳は成功を明確にイメージすると、その実現に向かって24時間、絶え間なく脳を働かせる、脳は価値判断ができないので、ゴールがポジティブか否かを問わずに働いてしまう(p258) ・名将は、未来に勝利することから逆算して現在の事象の意味を自分に問う、凡人は現在の事象の成否を延長して未来を調整してしまう、目標実現までの変化を「成功失敗」でなく、ひとつのデータとして改善策を見出す全脳思考がポイント(p262) ・2軸を設定する時に上手く行かないのは、縦軸と横軸とで相関関係のあるものを選んだため(p300) ・スピーチ原稿、プレゼン資料を作る場合、まず全体像(オープニング:爬虫類脳、テーマ+前提:哺乳類脳、背景+論拠+結論:人間脳)を把握して、わかるところから埋めていく、すると脳は全力を挙げて、見えていない部分を補おうとする(p307) ・考え始めるのは、前提(プレミス)から、最も伝えたい意見を特定させるところから始めると、スピーチの最終着地点が決まるので、そこに至る道筋もつけやすい(p323) ・女性は悩みを打ち明けた時、解決策ではなく、共感を求めていた(p325) ・導入期には、起業家(桃太郎)が活躍、成長期前半には、実務家(イヌ)が活躍し起業家がサポート、後半には管理者(サル)が活躍し、実務家がサポート、成熟期には統合者(キジ)が活躍し、管理者がサポートする(p337) ・すべての批判やネガティブな出来事は、質問に変えることにより、プロジェクトを推進するための貴重なヒントになったり、プロジェクトの定義を再構築するきっかけを与えてくれたりする(p342) ・本質的な答えは、実は、言葉の中にあるのではなく、言葉にならないモヤモヤしているもの、すなわちイメージの中にある(p359)
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日経ビジネスのおすすめ本ってことで購入。結構前に買ったんだけど、分厚くてここまで置きっぱなしでした。 著者の神田昌典氏は上智⇒外務省⇒MBA⇒⇒コンサル。結構本だしてるようですが、初体験。 感想。難しい。話が長いし。でもエッセンスはすごく濃いい。だから読み飛ばして言ったけど、450p超だし。。疲れる。結局全脳思考とはなんなのか。個別具体的なイメージを想像し掘り下げ、そこから思考を展開する。そんなもん?でもなんとなくそんな経験あるなあというか、なんか自分の中の暗黙知を方法論として具現化してくれる、気持ちのいい瞬間もあり。 備忘録。 だめだ・・全然整理できない。どこかでもう一度ふれたい。 ・全脳思考モデル(クイックVer)⇒未来のHAPPY120%を想像⇒現在を確認⇒その過程を考える。 ・行き詰まりを突破するCPS⇒質問を書く⇒答えを先に考える⇒そのあと質問を確認する⇒答えである理由を考える。
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図書館で借りて読みました。グイグイ引き込まれました。手元に置きたい本になりましたので、今度、購入します。 人や顧客を120%ハッピーにするというゴールを設定し、ゴール到達のプロセスで問題を解決させていくというのは、情緒的な表現の「情けは人のためならず」の論理的解説という一面もある...
図書館で借りて読みました。グイグイ引き込まれました。手元に置きたい本になりましたので、今度、購入します。 人や顧客を120%ハッピーにするというゴールを設定し、ゴール到達のプロセスで問題を解決させていくというのは、情緒的な表現の「情けは人のためならず」の論理的解説という一面もあるのではないかと感じました。
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多岐にわたる内容で、今まで持っている知識レベルによって評価がわかれる印象。ロジカルな思考法(MECEとか)からブレスト的な発想法やその深層心理に至るまで網羅的に書いてある。 全脳思考とはロジカル思考というよりブレインストーミングの神田版なのかなっていうのが正直な感想。ならばその部分に集中してロジカルな理論の部分は省いても良かったのではと思った。 全脳思考は沈黙が続く会議では有効かもしれないが、これを上司、部下と実践するのには勇気がいる。私にはそこがハードルに感じた。同期みたいに気がねなく話せる関係、あるいはまったく知らない人同士だとやりやすいかも。 なるほどなと思ったのは、「作用反作用と同じで、何かを変えようと思うとその反作用でネガティブな反発は必ず来る。大事なのはあらかじめその事を理解して、備えて、いちいち一喜一憂せずGoalに向かって取り組む事だと」いう点。 私は学生時代にもある事を変えようとしたら猛反発をOBから食らって結局頓挫してしまった経験がある。当時はふざけんなと思ってイライラしていたが、今なら、うまくいく事も行かない事も成功するための一つの情報として活かそうと次に活かせる。 まとめると、まずはとにかくやってみて次に活かし、「最後は成功する」事を意識しようと言った本だと解釈しました。
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知識創造時代を見据えた革新的な一冊。 すべての発想の原点は「誰に」「どんなhappyを」「どのように」感じさせたいか ?
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感情と論理の両立。成功した未来から逆算して組み立てるというのはいい。 2かける2のマトリックスをmeceで 未来に勝利することから逆算して現在の事象の意味を自分に問う。 昔より高度な仕事なのに面白くなくなっているという驚き。知識社会の行きすぎか 爬虫類脳は生きていくため 哺乳類...
感情と論理の両立。成功した未来から逆算して組み立てるというのはいい。 2かける2のマトリックスをmeceで 未来に勝利することから逆算して現在の事象の意味を自分に問う。 昔より高度な仕事なのに面白くなくなっているという驚き。知識社会の行きすぎか 爬虫類脳は生きていくため 哺乳類脳は感じるため 人間脳は考えるため 仮説を求め、行動を促し、理想の未来を選択する イメージ思考で拡散し、ロジカル思考で収束する スピーチについて オープニング テーマ プレミス(前提) バックグラウンド プルーフ(論拠)三つ コンクルージョン チームダイナミクスについて 桃太郎は起業家 犬は実務家 サルは管理者 キジは統合者
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今の私にはとても必要だった、 神田さんの秘密のCDを聞いていて 全脳思考がダイレクトに響く、 そして読むことに、 全ての人は成長のためにある。 イメージがたいせつかな感謝。
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