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萩原朔太郎 の商品レビュー

3.6

5件のお客様レビュー

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2022/09/23

よく分かんないけど面白い人だと思う 中学か高校の教科書に「竹」が載ってて、朔太郎の近影も載っててかっこいい人だと思ってた 朔太郎の詩はなんか色っぽいし、エッセイは悲観的というか自嘲的だし、ウォーソン夫人や猫町は狂った世界観がいいし、蕪村の評価は圧倒された 蕪村の「草の雨」の句は、...

よく分かんないけど面白い人だと思う 中学か高校の教科書に「竹」が載ってて、朔太郎の近影も載っててかっこいい人だと思ってた 朔太郎の詩はなんか色っぽいし、エッセイは悲観的というか自嘲的だし、ウォーソン夫人や猫町は狂った世界観がいいし、蕪村の評価は圧倒された 蕪村の「草の雨」の句は、祇園祭のことをうたっていると朔太郎は言っていたけど、私は葵祭のことをうたってるように受け取れた

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2021/09/17

「月に吠える」「青猫」等から抜粋した詩と何本かのエッセイを収録。作者が詩は解説すべきものではないといった随筆が良かった。詩は好きだけど隠された意味がわからないので、詩を理解出来ていない、ちゃんと読めてないとモヤモヤした事もあったが、これを読んで肩の荷が軽くなった。解説を求めるのも...

「月に吠える」「青猫」等から抜粋した詩と何本かのエッセイを収録。作者が詩は解説すべきものではないといった随筆が良かった。詩は好きだけど隠された意味がわからないので、詩を理解出来ていない、ちゃんと読めてないとモヤモヤした事もあったが、これを読んで肩の荷が軽くなった。解説を求めるのも大切かもしれないが好きに読もうと思った。

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2017/12/04

『郷愁の詩人 与謝蕪村』俳句を詩人の心で解説しているところが、朔太郎の詩に対するスタンスも感じられて面白かった。 『小泉八雲の家庭生活』すごくステキな伝記風エッセイでした。お気に入り。 『自転車日記』朔太郎キュート。 『ウォーソン夫人の黒猫』『猫町』朔太郎の書く小説も面白い。

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2011/12/23

とても、ナイーブである。 萩原朔太郎は、繊細でいじらしい人だったのだろう、というのがこの本を読んでの私のイメージだ。 それだけに、「大丈夫なのか?」と心配にもなった。 あなたはそれで生きていけるのか? それでやっていけたのか? 強くならないで、辛くはなかったのか? いや、きっ...

とても、ナイーブである。 萩原朔太郎は、繊細でいじらしい人だったのだろう、というのがこの本を読んでの私のイメージだ。 それだけに、「大丈夫なのか?」と心配にもなった。 あなたはそれで生きていけるのか? それでやっていけたのか? 強くならないで、辛くはなかったのか? いや、きっと辛かっただろう。 繊細なことは辛いし、弱いことはもっと辛い。夢を見続けることも、純粋で居続けることも、きっと風当たりが強かったことと思う。 だから、私には彼のことがよくわからなかった。彼がより美しく儚く、虚ろな世界をつむいでいくことに、不安を覚えずにはいられなかった。朔太郎の詩を好きか嫌いかと問われれば、好きだ、と答えるだろう。才能もびしびし感じる。しかし、その世界に浸りたくはないし、その思想に共感したくもない。私は自分がその世界に浸ることに、不安を感じるのだ。だから、私は彼の詩の理解を拒む。私はその世界を自分から遠ざける。 なので、そんな私がこの本に収録されていた作品で一番好きだったのは「握った手の感覚」だった。これが一番力強くて、生命力がある。光を感じる。 ちなみに、私も俳句は全然読まないのになぜか蕪村だけは好きで、よく読むので「郷愁の詩人 与謝蕪村」はちょっと楽しみにしていた。しかし、どうも朔太郎の読み方は私には合わなかった。賛成できなかった。 あと、荒川洋司さんの解説がとてもよかった。

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2010/11/29

全集に手を出せない人、もしくは萩原朔太郎を知りたい人向けの入門書。ただ、ちくまだけあってチョイスが渋めなので、これを読んで気に入ってもっと読みたいと思った人は岩波文庫の詩集がオススメです。 本書では「小泉八雲」についての話が良いです

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