ドラママチ の商品レビュー
絶妙に噛み合わない会話とか、感情の動きとか、嫉妬の仕方とか、自分の日常と重ね合わせてなんか悶えてしまった
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だいすきな角田光代作品! 短編集、個人的にはゴールマチが1番好きだった 角田さんは女性の心理描写がいつも上手すぎる、、、、
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結末がちゃんとなくてモヤッとしたものもあったけど、ワカレマチやショウカマチ、タイトルのドラママチは好きだったな。主人公のその後を応援したい気持ちで終わるって、後味が良い。主人公にサチあれ!私にもサチあれ!笑
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何かを待っている女たちの物語。 じれったいなぁと思ったり、行動しない主人公にがっかりしたり。 でもきっと、何か素晴らしいことが必ず待っている訳でもなくて、行動したから上手くいく訳でもなくて、時には現状維持が一番幸せだったりするのだろう。 結局は心の持ちようなのではなかろうか。
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いろんな女性を描いた短編集。どれも読みやすい。 どこかイタい女性が出てくるけど、ここまでわかりやすくないにしても、それは多かれ少なかれ誰しもが持ち合わせてることばかり。面白い。
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さまざまな待つ女を描いている。 子供、結婚、人生を変えるドラマチックな出来事... 女性なら大半の人が共感すると思う。 私もそんな待つ女の1人だ。 中央線が舞台なのがリアルで良いと思った。
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結婚に悩む年齢にビタリと。 だれを選んでも、あ〜なんでこの人にしたんだろう。や、あの時のあの人にしておけばよかった。など思うのだろうな。そんな時のためにも、『あの時』(つまり今)のキラキラひかる思い出を今のうちにたくさん残しておき、未来へのお土産を作っていきたいな。 夫の不倫...
結婚に悩む年齢にビタリと。 だれを選んでも、あ〜なんでこの人にしたんだろう。や、あの時のあの人にしておけばよかった。など思うのだろうな。そんな時のためにも、『あの時』(つまり今)のキラキラひかる思い出を今のうちにたくさん残しておき、未来へのお土産を作っていきたいな。 夫の不倫相手の生活を除くことに楽しみを見出す妻。ちょっとわかるな。自分が選んだ相手が選んだ相手がどんな人物なのか。自分より優れているのか劣っているのか。どんな生活リズムで、夕飯には何を作るのか。気になるよなー。敵ではあるが、どこか自分の一部でもあるかのような心地いい錯覚も湧いているんだろうな。そしてそれは相手も然りだったり?
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人はいつも待っているものなのか? 子供に対して 皆に対して 政治に対して 好きな人に対して 自分では気が付かないが何に対してマチ。
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角田さんは何気ない日常を描くのが本当にうまい。そしてどの物語にも喫茶店がうまく絡んでいて、そこを通した人間模様もありありと光景が浮かんできた。1番最後に読んだからかもしれないけど、寿美子の好きな喫茶店での家族の風景が1番印象に残っている。あと、途中の占い師の言葉「あんたたちに共通...
角田さんは何気ない日常を描くのが本当にうまい。そしてどの物語にも喫茶店がうまく絡んでいて、そこを通した人間模様もありありと光景が浮かんできた。1番最後に読んだからかもしれないけど、寿美子の好きな喫茶店での家族の風景が1番印象に残っている。あと、途中の占い師の言葉「あんたたちに共通してるのは、ケーキの食べ放題にのりこんだ欲張りなお嬢さんってことだよ。何から食べようか、どうすれば元が取れるか、考えてるうちに時間制限が終わっちゃう。」は胸に刻んでおこうと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『待つ』ことをテーマに描かれた、8編からなる短編集。 物語ごとに、待っているテーマは違うんですが、やっぱり人は『待つ』という行為のその先には、なにかしら期待するものがあるんだろうなー。という気がします。 私が好きなのは「ヤルキマチ」と、表題作の「ドラママチ」 「ヤルキマチ」は、タイトルが今の私にピッタリな感じ。 私のやる気はいつ出てくるんでしょうか。誰か教えてください。 「ドラママチ」は、自分の人生が少しでもドラマチックになることを期待してるのにも関わらず、現実はどうやっても現実で、それ以上でもそれ以下でもない感じが、なんか分かるなー。って感じです。 人生って、意外と劇的ではないんですよね。 でも、やっぱり自分の人生って、みんな何かしらの期待をもって生きているんだなー。なんてことを思いました。
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