夢見る水の王国(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻からの続き。ネタバレかわからないので一応。 マコを追うミコとヨミ。当初はミコは善、マコは悪の象徴のように描かれていたが、物語が進むにつれ、それは曖昧になってくる。 物語全てを通して感じられたのは、何が真実で何が偽りであるということではなく、何事であれ全ての逆説を内包しているものであり、それを受け入れ、考え、その結果がどうであろうと堆積する事に意味があるけれど、またそれにも縛られてはならないのだという事。 時を重ねたものは美しくなり、芸術家というのはそれを短期間でつくることができる者という考え方がとてもすっきりした。モノ作りの端くれとしてどうしても自然物と人工物の美のジレンマのようなものがあったので。 挟み込まれた様々な情景も無理なく終盤に向けはまり込み、大きな世界の全容を完成させてゆく。 本を読む事で学んだり感じたり思う事は、作者が意図するしないに関わらず様々にある事だけれど、こういった人や社会の中に確かに存在し感じているもやもやとしたものを、あらためて「それはどういうことなのか」と見つめなおすという作業が一番素直にでき、また提示できるのはファンタジーならではだと思う。 そこにあからさまな正解を出してしまうと、説教めいた良い話だとかになる可能性が高くなってしまうけれど。 もやもやを提示される事で、そのもやもやを感じているのは自分だけではないと思えるし、あらためて感じる事で自分を見つめなおす事が出来る。 まぁそういった間接的な部分だけでなく、純粋に話の流れとしても長編にしては読みやすいし(若干表面的にエピソード詰め込み過ぎかなぁという気がしなくもないが)、ファンタジックな描写は無理無く思い浮かべる事が出来てワクワクしたりうっとりしたりドキドキしたりできるし、王道ファンタジーとして楽しめるかと。 細切れ描写を挟む構成が苦手な人も居るかもしれないけど、個人的にはそれがどんどん繋がってひとつの絵になるようなのが好きだし、子守唄を挟む事でその部分を箸休めに出来ました。
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なんか、全体的に話がごちゃごちゃしてて 読みにくかった。視点がころころ変わるから 内容も頭にちゃんと入って来なくて、 読み終わったときもなんとなくわかったって感じ。 個人的にはあまり好きじゃない。 ただ、1日で上下読んでしまったので 引き込まれる感じはすごくした。 なんか微妙...
なんか、全体的に話がごちゃごちゃしてて 読みにくかった。視点がころころ変わるから 内容も頭にちゃんと入って来なくて、 読み終わったときもなんとなくわかったって感じ。 個人的にはあまり好きじゃない。 ただ、1日で上下読んでしまったので 引き込まれる感じはすごくした。 なんか微妙。
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ヌバタマとおじいさんと郵便やさん。 愛情は自由と一緒でなくてはダメ。守るだけが愛ではない。 自分を愛してから家族を愛して。そうしないと全部歪んでしまう。 間に合わないことすら思し召しなのかな。 好きと嫌いがない人はいない。いい子は歪む。悪い子は寂しい。 じゃあどんな子がいいの?満...
ヌバタマとおじいさんと郵便やさん。 愛情は自由と一緒でなくてはダメ。守るだけが愛ではない。 自分を愛してから家族を愛して。そうしないと全部歪んでしまう。 間に合わないことすら思し召しなのかな。 好きと嫌いがない人はいない。いい子は歪む。悪い子は寂しい。 じゃあどんな子がいいの?満ち足りている、幸福な笑顔を持つ子? 嫌いなものがある自分を否定しないで。嫌いにならないで。 もっと愛して、自分を。ダメじゃないから。 自己犠牲は美しいけど、自分を愛してから、見返りを求めずに。 自分でいて。生まれた瞬間から自分は自分のもの。親のものではないの。 なにがあっても自分を自分で人にあげてしまわないで。 私は私だから。
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視点と舞台と時間軸がかなり短い章ごとにくるくる移り変わってゆくので読み始めは混乱したけれど、下巻まで辿り着くとようやく全体が見通せた気がしてほうっと息がつけた。結局、マミコはまるで水の中に潜るように自分の内部に沈んで、自己と対話し、それを統合したのだと思う。もう、“おじいさん”...
視点と舞台と時間軸がかなり短い章ごとにくるくる移り変わってゆくので読み始めは混乱したけれど、下巻まで辿り着くとようやく全体が見通せた気がしてほうっと息がつけた。結局、マミコはまるで水の中に潜るように自分の内部に沈んで、自己と対話し、それを統合したのだと思う。もう、“おじいさん”の愛で庇護(或いは束縛)される子ども、少女ではいられなくなったマミコは、そうしなければ生きてゆけないから。 寮美千子らしい幻想味豊かなファンタジーだった。
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雲母を砕く老鉱夫、螺旋の町の双子の妹、砂漠の舟人、極楽鳥のおかま、闇夜王と鴉たち、大蝙蝠、卵鼠、いろいろな出会いの中、月の宮を一角獣とミコは目指す。マコはおじいさんでもある大長老を一角獣の角で突く。ミコは郵便配達夫でもある神官マニに助けられて、マコを追う。最後は少しあっけなかった...
雲母を砕く老鉱夫、螺旋の町の双子の妹、砂漠の舟人、極楽鳥のおかま、闇夜王と鴉たち、大蝙蝠、卵鼠、いろいろな出会いの中、月の宮を一角獣とミコは目指す。マコはおじいさんでもある大長老を一角獣の角で突く。ミコは郵便配達夫でもある神官マニに助けられて、マコを追う。最後は少しあっけなかったようだが、それなりに面白かった。ただ、愛する事と束縛する事の紙一重の同一性というテーマは、今ひとつ分かりづらかった。
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結局、一瞬の物語であったらしい 愛されることの喜びと束縛 放置されることへの寂しさと葛藤 ある出来事から自分の心の中(?)へと潜り込んで旅をして 結論を出して戻ってくる話 テーマが・・・重かった(^^;
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つづきなんでかってそれは少女ではなく親とかおじいちゃんとかにより 感情移入するようになっちゃったから
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