最強国家ニッポンの設計図 の商品レビュー
(2009/7/14) ここのところ大前氏の著作のペースが速い。 しかも日本を何とかしたいという熱意がほとばしっている力作が多い。 今回の著作、SPAに連載されているものをベースに編集したようだが、大前武士、メッセージは十分に伝わる。 それだけ今の日本に危機感を覚えているのだろう...
(2009/7/14) ここのところ大前氏の著作のペースが速い。 しかも日本を何とかしたいという熱意がほとばしっている力作が多い。 今回の著作、SPAに連載されているものをベースに編集したようだが、大前武士、メッセージは十分に伝わる。 それだけ今の日本に危機感を覚えているのだろう。本文にもあるが、最後のチャンスとおもっているのだろう。 氏は政権交代で日本がよくなるなんて安易な考えは持っていない。所詮自民党A対自民党B、ばら撒き政治と切り捨てている。 だからこそ、ブレインを集め、日本のビジョン・設計図を書き、立候補者に踏み絵をさせ、その設計図に基づいた政治を、舵取りをさせたいと考えているのだ。 目次 序章 日本は最強国家になれる! 第1章 「年金と税金」で国民の「安心と意欲」を作り出せ 第2章 経済を復興し、産業を興せ 第3章 教育と雇用-世界で大活躍する人材を育てろ 第4章 憲法改正と道州制で「新しい国家のかたち」を作れ 第5章 最強国家にふさわしい「最強の外交・防衛戦略」とは何か 第6章 二度と世界金融危機を起こさないボーダレス経済の新理論 この本の書評を見ると、案外否定的な人が多い。 そんなこと書いてないのになぁと思う批判がまま見られる。 実際は読んでないんじゃないかな。 しかしこの本、地元の本屋さんを何軒か回ってやっと見つけた。その意味ではさびしい限り。 こういう本を読むべし。読んで日本を考えるべし。だ。 ブレインジャパン、応募しよう。日本を変えよう! http://www.thebrainjapan.com/ *** 都議会議員選挙、投票率10%アップで54%、いかに棄権が多いか。 投票すれば何かが変わる。衆院選はぜひ行きましょう。 *** 2時間半通勤、、、昼工場内を歩き、帰り駅まで50分歩き、BBTへ。汗かきすぎ、迷惑だね。 17400歩、しっかり77分9100歩。 66.4、戻すぞー。 *** BBTの集まり、今日は聞くばかり。次は情報提供しよう。
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自分用キーワード イチイチコンビ 旅券電子申請システム(既に廃止) 視野狭窄(留年してもいいから海外を見てくるが出来ない) 年金消失問題 日本版401k シンガポールの国家ファンド 私鉄は総合ディベロッパー オーストラリアの年金ファンド 静養ホームたまゆら火災 脱税恩赦(ドイツ...
自分用キーワード イチイチコンビ 旅券電子申請システム(既に廃止) 視野狭窄(留年してもいいから海外を見てくるが出来ない) 年金消失問題 日本版401k シンガポールの国家ファンド 私鉄は総合ディベロッパー オーストラリアの年金ファンド 静養ホームたまゆら火災 脱税恩赦(ドイツなど) 「法人税を下げよ。ただし優遇税制も一斉に廃止」 レーガン税制 フラットタックス トーゴーサン(青色申告制) ブラックストーン(アメリカのファンド) ザ・ブラックカード(企業) ウィンブルドン化 GATT ウルグアイ・ラウンド 常陸那珂港(「釣り堀」) 「JAPAiN」(英エコノミストの揶揄) ワークシェアリング(元々は失業率の高かったオランダが実施) ブルドッグソース騒動 「U(J)字管現象」 日本の巨額な国防費 「領土の実効支配」の強さ ウールマーク(似た制度を金融商品にも導入すべき)
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大前研一さんの今後の日本の取るべき戦略に関する著書。経営コンサルティングだけに非常に具体的、かつ、実行可能性の高い計画・戦略が印象的であった。誰でもいいのでこの戦略を実行に移してもらえたら...と考えたり。その中でも、個人個人が実践すべきこと、習得すべきこと・考え方は、ほとんどの...
大前研一さんの今後の日本の取るべき戦略に関する著書。経営コンサルティングだけに非常に具体的、かつ、実行可能性の高い計画・戦略が印象的であった。誰でもいいのでこの戦略を実行に移してもらえたら...と考えたり。その中でも、個人個人が実践すべきこと、習得すべきこと・考え方は、ほとんどの著書で共通はしているが、自分も実行しなければならないと感じた。結局、誰かが何とかしてくれるといった他力本願ではいけないのだ。
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大前氏は私が大学生のころから著書を読んでいますが、そろそろ65歳を迎えるというのに、精力的に大学の講師や著作を続けられていて、そのエネルギーには感服します。 この本では、最強の日本を設計するために必要な提言がなされています、世界を見渡して見習えるところは吸収すべしということだ...
大前氏は私が大学生のころから著書を読んでいますが、そろそろ65歳を迎えるというのに、精力的に大学の講師や著作を続けられていて、そのエネルギーには感服します。 この本では、最強の日本を設計するために必要な提言がなされています、世界を見渡して見習えるところは吸収すべしということだと思いますが、果たして日本ではどの程度効果があるのでしょうか。 日本の良さを伸ばすべきという主張と、ゼロベースで組み立てなおすをいう主張が世の中に見られると思いますが、日本にはどのような方法が効果的なのでしょうか。 以下は気になったポイントです。 ・日本人が海外に雄飛した期間が3回あった、1)幕末期から明治半ば(勝海舟、福沢諭吉等)、2)日露戦争勝利後から大東亜戦争突入まで、3)敗戦直後、である(p20) ・統計的に、いま年金受給をしている人たちは、平均で30%を貯蓄している、75歳以上の人は保険料の14倍をもらう計算(p34) ・1980年代のアメリカレーガン改革では、年金財政の健全化を図るために、支給開始年齢や保険料率の引上げ、高額所得者の年金課税を行ったと同時に、所得税や法人税率も大減税を行った(p39) ・税制改革の三大潮流は、1)個人所得税の減税またはフラット化、2)法人税25%への収斂、3)相続税の廃止、である(p49) ・実際にこの30年間で起きたのは、所得税と法人税は税率を下げたほうが、税収が増えるということ、ウソをついたり利益を隠す工夫をする必要が無くなるため(p56) ・付加価値税を現在の消費税と同率で導入すれば、国内で生み出された付加価値の総額(GDP=500兆円)に対して25兆円(現在の国税収入=40兆円)となる(p62) ・中国人に人気の高い日本の観光地は3つあり、北海道・東京エリア(TDL含む)・秋葉原であり、4つ目として九州があげられる(p82) ・日本の国力規模は過去2000年において、だいたい中国の10%程度であった、その関係が変わったのは明治維新の140年程度、10%国家の関係とは、アメリカとカナダ、ドイツとスイス(デンマーク)というような関係である(p85) ・エネルギーをめぐる動きとして、1)原子力発電へのシフト(最大の埋蔵ウランは、米露の核兵器)、2)食糧由来のバイオ燃料開発中止である(p100) ・1エーカ当たりのバイオ燃料の年間生産量は、トウモロコシ(18ガロン)に対して、パームオイル(800ガロン)、藻(2万ガロン)である(p103) ・日本の代替エネルギーは、原子力でリード(20年)、太陽光でもリード、地熱は将来性あり、藻は可能性ありであり、この4分野の成長の可能性が大きい(p104) ・日本には貨物港湾が1000箇所以上もあり、東京湾でも4箇所(横浜、川崎、東京、千葉)が競い合っていて非効率(p119) ・リーダーとして重要な条件は、1)方向を決める、2)程度(スピード)を決める、である(p142) ・大学時代に磨いておくべき3種の神器は、英語・ファイナンス・ITである(p152) ・日本の雇用は、少なくとも本社・子会社(地方の正社員)・非正規労働者の3重構造になっていたので、中国に対しても最後まで競争力を維持できた(p164) ・ワークシェアリングとは、80年代のオランダで失業率が12%に達した際にできた制度で、勤務時間と給料をセットで削ったもの(p170) ・近年のグローバル化は、企業のあらゆる機能が海外に出ること、システム開発部はインドや中国、コールセンターはインドやフィリピン、ファイナンスはスイスやオランダ等(p173) ・日本経済がここまで強くなってきた理由は、国内に2つの格差があったから(賃金体系、都市と地方の格差)である(p177) ・道州制を成功させるためには、自立に必要なすべての道具(立法権、行政権、徴税権)を与える必要がある(p207) ・アメリカに進出した企業で赤字を出しているのは全体の5%程度、為替が円高に動いても、現地生産比率が高くなっているので悪影響は少ない(p226) ・アメリカのトルーマンとソ連のスターリンの駆け引きにおいて、北海道分割を避けたかったので、アメリカは妥協案として、北方4島(歯舞、色丹、択捉、国後)を与えた(p252) ・実効支配している方を領土と考えると、北方領土はロシア、竹島は韓国、尖閣諸島は日本、沖ノ鳥島は日本となる(p256)
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オーストラリアはかつては成長余力のない国だったが、20年以上前に移民政策を大幅に緩和した結果、アジア、特に中国からの移民が大量に流入し、今やチンストラリアンと呼ばれるほど中国系の住民が急増して、現在2,100万人もいる。 日本にスラムができなかったのは、私鉄が土地開発をしたから。...
オーストラリアはかつては成長余力のない国だったが、20年以上前に移民政策を大幅に緩和した結果、アジア、特に中国からの移民が大量に流入し、今やチンストラリアンと呼ばれるほど中国系の住民が急増して、現在2,100万人もいる。 日本にスラムができなかったのは、私鉄が土地開発をしたから。世界にないモデル。 製造業に代わるお家芸が日本にない。秋葉系サブカルチャーはせいぜい2兆円。65兆円の輸出の衰退を補うことはできない。 ドイツやスイスはGDPが世界トップクラスだが、それを自慢しようとはしない。バイアスのない世界観を確立すること。 国立大学には特徴がないからおちぶれる。 基本的に役割の終わった国立大学は小泉改革で廃止すべきだったのに、独立行政法人にして中身を変えないまま延命してしまった。しかし独立行政法人になったところで、国利大学が経済的に自立できるわけがない。 ドイツとフランスはパニックになる必要はない。両国ともに好況時に不動産革命が起きなかった珍しい国。にもかかわらず冷静さを失って、アメリカに一緒に踊るサルコジ、メルケルは自国の経済さえわかっていない。
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様々な分野に大前さんの提言があっておもしろい。 頑張ってる人が報われる社会を作ろう。 シンプル、効率的にしよう。
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日本の現状をよく分析していて、その対策をうつための具体的な方法が記載されている。 原発の時もそうだけど、大前さんから色々アドバイスをもらっているのにそれを実現できない政治家。理由は実践すると選挙に落ちる可能性が高まるからだろう。 今時点で投票する権利は20歳以上にあるが、実際...
日本の現状をよく分析していて、その対策をうつための具体的な方法が記載されている。 原発の時もそうだけど、大前さんから色々アドバイスをもらっているのにそれを実現できない政治家。理由は実践すると選挙に落ちる可能性が高まるからだろう。 今時点で投票する権利は20歳以上にあるが、実際に投票に行く人は高齢者がほとんど。これでは未来のある政策をうてない。 そのためまずは投票率を高める施策を進めないといけない。 人物に対しては賛否両論あれど、元国会議員の浜田幸一さんの言葉が個人的に好きだ。 「お前らのために自民党があるんじゃない、子供たちの時代のために自民党があるんだ」 自民党を国会議員にして、政治家さん達に問いたいですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
09年7月に読んだ本。 当時、基軸通貨のドルが危なくなっているとの提言。 ユーロの期日通貨への移行が進むのではないかとありました。 2011年10月、現実には両方の信用が下落しており、 危険な円すらも高留まっている。 実際には、先進国総負け状態なのかも知れません。 時代の変化の速度には、本当に驚かされます。 http://ameblo.jp/kymt/entry-10298676372.html#main
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新聞で宣伝されてたから拝読。 目新しいことはないけどなんでこの人の政策提言は いいのに採用されないんだろう。 周りが頭悪いかこの人が人としての信頼が高くないのか。。 でも前読んだ本よりも結構熱い人なのはわかった。 ただ自分より能力が低い人の目線まで下げれないんだろう...
新聞で宣伝されてたから拝読。 目新しいことはないけどなんでこの人の政策提言は いいのに採用されないんだろう。 周りが頭悪いかこの人が人としての信頼が高くないのか。。 でも前読んだ本よりも結構熱い人なのはわかった。 ただ自分より能力が低い人の目線まで下げれないんだろうね。 ガードレールより下の目線に。
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いつもながらの良書。弱り切った日本をどう立直せるかについてかなり具体的な提言がされている。政治家の方々は読んでいると思うけど、この中身の一つでも実行できてないね。ホントこの国に住んでいるのが恥ずかしくなってしまう。
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