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太陽系最後の日 の商品レビュー

3.4

15件のお客様レビュー

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2012/03/04

SF読んだの久しぶり。二年前に買ったまま放置してた。クラーク氏死後に再編された短編集。冒頭の「太陽系最後の日」がやはり一番面白い。

Posted byブクログ

2011/09/03

 とっても楽しみなベスト。タイトルの「太陽系最後の日」こそ最高傑作だと思っているから、それをオープニングに持ってきた編者に感謝(もっとも時代順だとこうなるのだが)。  「太陽系最後の日」を読むと思う。人類でよかった。夢と希望と、何よりも強力な生存本能に満ちる人類でよかった。そし...

 とっても楽しみなベスト。タイトルの「太陽系最後の日」こそ最高傑作だと思っているから、それをオープニングに持ってきた編者に感謝(もっとも時代順だとこうなるのだが)。  「太陽系最後の日」を読むと思う。人類でよかった。夢と希望と、何よりも強力な生存本能に満ちる人類でよかった。そして、こんな本を読むことができる人類でよかった。ラストは明日に架ける橋とか、ファイナル・カウントダウンとかがBGMに流れそうな感じがする。最高のエンディングだ。 (ラスト1行が余分かもしれないが・・・)  もちろん、「守護天使」も最高だ。「幼年期の終わり」の原作だということになっているが、それをもしのぐ出来だと思う。  ユーモアたっぷりの「歴史のひとこま」「かくれんぼ」もいいし、後世に影響を与えたと思われる「コマーレのライオン」「時の矢」も素晴らしい。 作品は以下の通り。ラストのエッセイは無用だと思うが、どれも素晴らしい作品だ。本作で発見したクラークが感動したという「最初にして最後の人類」を図書館で借りることにしよう! 太陽系最後の日 地中の火 歴史のひとこま コマーレのライオン かくれんぼ 破断の限界 守護天使 時の矢 海にいたる道 貴機は着陸降下進路に乗っている-と思う

Posted byブクログ

2011/06/03

SF短編集。巨匠アーサー・C・クラークの傑作集だけあって粒ぞろいの名作たち……と思いきや作風が思いの外幅広く、良く言えば「よりどりみどり」悪く言えば「当たり外れが大きい」って印象です。 わたしはアイディア勝負のからっとした作風が好きなので「地中の火」「かくれんぼ」「時の矢」が大当...

SF短編集。巨匠アーサー・C・クラークの傑作集だけあって粒ぞろいの名作たち……と思いきや作風が思いの外幅広く、良く言えば「よりどりみどり」悪く言えば「当たり外れが大きい」って印象です。 わたしはアイディア勝負のからっとした作風が好きなので「地中の火」「かくれんぼ」「時の矢」が大当たりでした。 「幼年期の終り」を読んだことがなければリメイク前の「守護天使」も素晴らしい評価になりそう。 1冊で平均すると星4つ、だけどお気に入りを見つけるために読む価値はありありです。

Posted byブクログ

2010/04/12

昨年からやたらとクラークを読んでいる気が・・・いや、これまであまり読んでなかったってだけなんですけどねヽ( ´ー`)ノ 表題作「太陽系最後の日」は、SF史上に燦然と輝く巨匠クラーク初期の代表作です。太陽の大爆発を目前にして滅びつつある太陽系に急遽派遣された異星人の救助チームが目の...

昨年からやたらとクラークを読んでいる気が・・・いや、これまであまり読んでなかったってだけなんですけどねヽ( ´ー`)ノ 表題作「太陽系最後の日」は、SF史上に燦然と輝く巨匠クラーク初期の代表作です。太陽の大爆発を目前にして滅びつつある太陽系に急遽派遣された異星人の救助チームが目の当たりにした、人類の取った行動とは・・・鴨も若い頃に一度何かの短編集で読んだことがあります。人類の無限の可能性とバイタリティを表現した、力強い傑作です。と、紹介したいところなんですが・・・この歳で読み返すと、「幼年期の終わり」同様に受けるイメージが全く異なるんですね。手放しの人類讃歌にそこはかとない違和感を覚えるんですよ。まぁ、これも古き良きSFの典型例と言っていえないことはないかとヽ( ´ー`)ノ この短編集は、クラークの作品の中でも最初期のものを中心に編集されています。そのせいか、まだまだ荒削りで小説としての完成度は今ひとつの作品もあります。が、如何にもクラークらしい人類そのものを主人公に据えた巨視的なスケール感は既に健在で、決してハッピーエンドだけではない突き放したような視点も感じられます。今読むとちょっと物足りないところもありますが、後に巨匠と呼ばれるようになる片鱗は十分感じられますよね。 他にも「ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク」と銘打たれた短編集が刊行されているので、機会があったら読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2011/07/15

クラークさんは昨年亡くなっていますが、発表順に再編した短編集が最近でました。表題にもなっているデビュー作「太陽系最後の日」が最高。超新星化する太陽から人類を救おうと、銀河種族混成チームが地球にやってきますが・・・最後の一行で人類の苦い一面と可能性を見事に表現しているのではないでし...

クラークさんは昨年亡くなっていますが、発表順に再編した短編集が最近でました。表題にもなっているデビュー作「太陽系最後の日」が最高。超新星化する太陽から人類を救おうと、銀河種族混成チームが地球にやってきますが・・・最後の一行で人類の苦い一面と可能性を見事に表現しているのではないでしょうか。その他、「幼年期の終わり」の原型となっている「守護天使」、「銀河帝国の崩壊」の原型である「海にいたる道」など納められており、面白さにばらつきはあるものの、若いクラークって感じで好ましく★は甘めになりました。真正面から宇宙を舞台にした作品群は夏の夜にぴったり!

Posted byブクログ