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龍神の雨 の商品レビュー

3.7

209件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    94

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2024/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楓はまだ、14歳。 こんなに大人の男に狙われるの?怖くてたまらないと思った。世の男性は、14歳というまだまだ幼い少女をどうしてこんな目で見るんだろう。本当に気持ちが悪いと思った。 ちょこちょこ性的な描写が出てくるのが気になる。 小説だけど、もっと助けてくれるところとか、介入してくれるところを知らないのか。 こどもたちが自分たちでなんとかしようとしている姿があまり好きではなかった。 継母の里恵は良いのが悪いのか結局わからなかったけど、あまりこの子どもたちを大切にしているようには見えなかった。辰也はずっと嫌おうとしていたけど、それにしては万引きばかりして逆に気をひこうとしているような気がして、あの台風の日に出て行く動機としては弱すぎるかな。 雨が降らなければ、雨が降らなければとあったが 雨が降らなくてもこの事件は起きただろうな。

Posted byブクログ

2024/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやーびっくりした。 犯人お前かい!!っていう。 たしかに登場人物も少ないし辰也は手紙で脅してないんやろうなぁとは思ったけどまさかまさかのお前かい。 各家庭が結構重たくて明るい雰囲気が全然なかったけど、どんどん読み進めて1日で読み終えてしまった。 はじめは「青の炎」みたいな感じで殺人がバレないように立ち回る話かと思ったら全然違った。 想像を超えて凄く面白かった。 特に犯人の正体と犯人の最後に残した言葉は衝撃だった。 「雷神」に匹敵するものがあった。 文庫本にだけ掲載されてる解説が良いらしくてそっちもめちゃくちゃ読みたい。 それを読むことでかなり解像度が上がるとか。 個人的には、  ・連たちは携帯が繋がらず警察に電話できていない  ・最後に見つかった死体は睦男 と思ってるから連達も人生をやり直せていると願っている。 睦男はただただかわいそうだった。。。(暴力は振るってたけど)

Posted byブクログ

2024/06/10

これは龍神が起こした悲劇なのか それとも人間の怒りや憎しみが 龍神となって見せた幻なのか。 子供達が背負った悲しみは背中に 降り注ぐ冷たい雨と相まっていつ止む のか前が霞んで全く見えない。 2組の兄妹達の悲劇的な会合は また新たな疑惑と悲劇を呼ぶ。 冷たい豪雨が身体の芯まで凍えさ...

これは龍神が起こした悲劇なのか それとも人間の怒りや憎しみが 龍神となって見せた幻なのか。 子供達が背負った悲しみは背中に 降り注ぐ冷たい雨と相まっていつ止む のか前が霞んで全く見えない。 2組の兄妹達の悲劇的な会合は また新たな疑惑と悲劇を呼ぶ。 冷たい豪雨が身体の芯まで凍えさせ 罪の無い子供達に降り積もる雨は 何処までも冷たく、悲しい。

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2024/03/19

哀しいボタンの掛け違い. ただ,「終わり,これ!?」と色々気になる最後だった.一方で,ちゃんと最後まで書かれると蛇足な感じもするので難しい.

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2024/03/16

好きな作家はと問われれば一人は著者を挙げるであろうくらい好きなんである。と言ってしまうのは今読んだからであって来週には違うことを言うかもしれんが。 というわけでドロドロしたこの展開はやはり痺れる。猟奇的な彼女ってのが昔あって、いや実は中身は知らんのだけど、やっぱ猟奇的と言ったらこ...

好きな作家はと問われれば一人は著者を挙げるであろうくらい好きなんである。と言ってしまうのは今読んだからであって来週には違うことを言うかもしれんが。 というわけでドロドロしたこの展開はやはり痺れる。猟奇的な彼女ってのが昔あって、いや実は中身は知らんのだけど、やっぱ猟奇的と言ったらこれくらいじゃないと。金持ちの変態というのはやや古典的ではあるけど、であるからこその伝統美としての良さもあるということで。 どいつもこいつも登場人物が不幸を背負いまくってるけど、最後の救いは読者の想像やら妄想に任されるのもまた良し。

Posted byブクログ

2023/07/19

やっぱりラットマンみたいだ。 どんでん返しするしかないみたいな。 ミスディレクションしたいみたいな。 ビルでの対決シーンが陳腐だ。

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2023/04/15

悲哀の中に人の温かさを感じる作品。 タイトルに雨が付いているように、終始物悲しい雰囲気の中でストーリーが進行する。人によっては中盤まで読むのが辛いかもしれない。が、ぜひ最後まで読み切ってほしいと思い、記載させていただき。 思い込みが一つのテーマになっており、狭い視野で物事を捉えて...

悲哀の中に人の温かさを感じる作品。 タイトルに雨が付いているように、終始物悲しい雰囲気の中でストーリーが進行する。人によっては中盤まで読むのが辛いかもしれない。が、ぜひ最後まで読み切ってほしいと思い、記載させていただき。 思い込みが一つのテーマになっており、狭い視野で物事を捉えていないか、内省する機会をいただいた。 しかし、道尾作品の小学生は大人びているなぁ

Posted byブクログ

2023/02/13

息するのも忘れるぐらい面白かったぁ…。題材も相まって途中まで「はいはい。青の炎、青の炎」ってどこかで思いながら読んでた自分を更生施設に送りたい。

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2022/06/14

両親を亡くして血の繋がらない義父と暮らす兄妹と、同じく両親を亡くして血の繋がらない義母と暮らす兄弟。どう愛したら良いのかわからずに傷つける兄弟と、性的虐待を疑い殺そうと計る兄妹。雨の日にこの2組の兄弟が関わり事件に巻き込まれていくサスペンス小説。 犯人が!肝心の犯人というか首謀...

両親を亡くして血の繋がらない義父と暮らす兄妹と、同じく両親を亡くして血の繋がらない義母と暮らす兄弟。どう愛したら良いのかわからずに傷つける兄弟と、性的虐待を疑い殺そうと計る兄妹。雨の日にこの2組の兄弟が関わり事件に巻き込まれていくサスペンス小説。 犯人が!肝心の犯人というか首謀者が物語の中盤あたりでわかってしまったのが残念。お話は面白かったのだけれど。何点かの疑問も、「辰也はなぜ楓の体操服を持っていた?」とか「兄弟の母親の死の真相は?」とか。

Posted byブクログ

2021/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んで良かった。 犯人にまんまとはめられました。 殺されたお父さん、何だか不敏ですね。 家族ってなんなのか改めて考えさせられました。

Posted byブクログ