私は夢中で夢をみた の商品レビュー
夢を見て追い続けるには、なんと強烈な力(エネルギー)が必要か! 石村さんのパワーに圧倒されて読了後じゃただならぬ疲労感が(笑)
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いったい何冊手に入れたら、もっと料理が手際よく美味しくレパートリー豊富にできるのかしら、いつもそう思いながら、いつも半ばあきらめてしまいそうな気持ちを奮い立たせて(それはど気追いこんではいませんが)いつものように書店で料理本を眺めていた時に、隣のコーナーで見つけた本です。 単な...
いったい何冊手に入れたら、もっと料理が手際よく美味しくレパートリー豊富にできるのかしら、いつもそう思いながら、いつも半ばあきらめてしまいそうな気持ちを奮い立たせて(それはど気追いこんではいませんが)いつものように書店で料理本を眺めていた時に、隣のコーナーで見つけた本です。 単なる評判のお店紹介の本ではありません。 奈良の街の北のはずれの線路際に《くるみの木》という、東京にもまだ珍しかった半世紀前に開店したカフェ&雑貨のお店のオーナーの石村由起子さんの、25年に及ぶ奮闘記、というほど肩肘張ったものではありませんが、好きなことをとことんやり遂げた人の、何か突き抜けたものを感じさせる「我いまだ理想に向かって一歩一歩前進中」という風なエッセイです。 好きなことを貫徹するためなら、どんな苦労もいとわないみたいな感動話じゃない、のほほんとしたそれこそ奈良独特のゆったりした悠久の時間の流れの中に活かされて生きている、といった感じの彼女の生き方・生活が羨ましくもあり憧れもしますが、どんなもんです、いいでしょう私のライフスタイルって、と自慢気に語っている訳ではなく、誰でも好きな時にやろうと決めた時に出来るんですよ、という具合に誘惑されている気がして、ドキドキして読みました。
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一度はいってみたい、奈良のくるみの木のオーナー 石村由起子さんの自伝のようなもの。 建物が気にいったからとお店を始めてから 目的の違う店舗を増やし、従業員を増やし 大手企業のサラリーマンだった夫の仕事を 辞めさせてまで自分の夢を追い続けている女性。 生きていく上で人...
一度はいってみたい、奈良のくるみの木のオーナー 石村由起子さんの自伝のようなもの。 建物が気にいったからとお店を始めてから 目的の違う店舗を増やし、従業員を増やし 大手企業のサラリーマンだった夫の仕事を 辞めさせてまで自分の夢を追い続けている女性。 生きていく上で人を喜ばせたいという気持ちが とても強い女性なんだなと思った。そしてこう思ったら それを絶対に実現させてしまう強い意志を持っている。 自分がお店をやりたくて読んだ訳ではないけど、 生きているなら現実だけをみないで、その先に夢を 見ることがとても大切なんだんって思った。 生活を単純な生活にせず、潤いを持たせるためには。 そして夢は夢で終わらせないために明確なビジョンを 持ち続けることが大切なんだ。 わかっていてもそれがとても難しい。 今は子育てに夢中だけど、手が離れたらどうするか その先のことをこれから時間をかけて考えていこうと思った。 ハッとすることも多く読んで良かった。 この人の普通の雑貨本も好きだけどね。
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去年の春くらいに読んでました。 オーナーさんの心の葛藤や不安、すんごい伝わってきて 電車の中で泣いちゃった本です。
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「くるみの木」という店にちょっと寄ったのは、木津川アートを見にいった帰り。バスで奈良まで行った私を、そこからクルマで木津まで連れていってくれたiさんが、帰りのバスの時間まで小一時間ほどお茶でもできたらと寄ってくれたのだが、店内はいっぱいで、待ってる人もたくさんいて、ちょっと今日は...
「くるみの木」という店にちょっと寄ったのは、木津川アートを見にいった帰り。バスで奈良まで行った私を、そこからクルマで木津まで連れていってくれたiさんが、帰りのバスの時間まで小一時間ほどお茶でもできたらと寄ってくれたのだが、店内はいっぱいで、待ってる人もたくさんいて、ちょっと今日はむりやなあと帰ってきたのだった。 私はまったく知らなかったが、「くるみの木」はカフェや雑貨の業界?ではユウメイなところだそうで、創業の石村さんの本があるとおしえてもらい、図書館で借りてみた。フェミックスが入居することになった「スペースナナ」がどんな場になるか…というのが進行中でもあったから、そういう興味もあって。お茶はできなかったが、お店の外観写真を撮ってもきたのだ。 30歳を過ぎたころ、子どもがほしいと会社をやめ、子育てにいい環境と考えて引っ越した京都郊外のニュータウンに住んでいた石村さんは、ひょんなことから「場所」に出会い、店を始めることになる。しかも物件をみつけて、ほぼ一ヶ月後にオープンの日にちを決め、店内の改装、商品の仕入れ、メニューを考え、試作もする、と開店準備に追われる。横浜の「スペースナナ」も大阪から見ているとすごいイキオイで内装工事をしてオープンしたが、石村さんの「くるみの木」はそれ以上である。 石村さんが11歳のときに日記に書いた夢。 大人になったら、おじいちゃんもおばあちゃんも、 子どもたちも、みんなが来るような、自分のお店を持ちたいです。 その名は「くるみの木」。(p.22) 今では開店前から行列ができるという「くるみの木」も、オープン当初の数日が友人知人らでにぎわったあとは、ぱったりと客足が途絶える。不安で孤独な日々。お客が来なくとも仕込みをし、店の手入れをするハードな毎日に、カラダも音を上げる。 やめてしまおうかと思ったこともあり、お客さまにいいものをと調理する一方で、家に帰って自分や夫の食べるものはホカ弁で、いったい自分は何のためにやっているのだろうと悩み、行列ができるほど繁盛することのありがたさの一方で、「落ち着く店、ゆっくりくつろげる店」ではなくなってしまっていることに悩み… 店を続けていく、しかも人を雇って一緒に働いていくことにまつわるこういう悩みは、かたちは違えど、なんらかの活動を続けていくとか、フェミックスなら『We』をどうやって出していくか、続けていけるかといったところと、似たもんかなあと思った。おそらく、「スペースナナ」を維持していくこれから、石山さんが「くるみの木」で悩みつつ続けてきたあれこれに似たものがやってくるのだろうなと思う。 この本、「語りおろし」(って何やねんと、ビミョウにきもちわるいコトバであるが)で、さらさらさらーとすぐ読めた。
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★自分のカフェを開きたい人へオススメの本 ★夢を楽しんで叶えたい人のための本 ***************************************************************** Rちゃんにお勧めしてもらった本。 「カフェ」「雑貨」なんて言葉がまだ...
★自分のカフェを開きたい人へオススメの本 ★夢を楽しんで叶えたい人のための本 ***************************************************************** Rちゃんにお勧めしてもらった本。 「カフェ」「雑貨」なんて言葉がまだ東京でもあまり聞かれなかった時代に、奈良の田舎でカフェと雑貨のお店「くるみの木」を始めた石村由起子さんのお話。 30代になってから、出会ってしまった素敵な建物を見て、その日のうちにお店を始めることを決めてしまった石村さん。 だけど、お客さんがつくようになるには、3年くらいかかったという。 それまでの彼女の努力と責任感はすさまじい。 一度自分で決めてしまったことは、何があっても実行する。 そして、もっとすごいのが、現状でさえ多忙なのに、素敵な場所を目にしてしまったら、わくわくとし、また夢をみて、2号店やホテルを構えてしまうところ。 店をもつ喜びや悩みがぎゅっとつまった1冊。 ・「どうしたらお客さまがきてくれるか、より、来て下さったお客様をどうもてなすか」 ・「家事は当たりまえの大事なこと。家事もできんで、何かしようと思ったり、どこかに行きたいと言ってもいかん。家事がちゃんとできるようになったら、行ってもいいで」 ・「今日やってこられたお客さまとは、一期一会かもしれない。どんな時も、うちの味をベストの状態でお出ししたいから、微妙な塩かげんひとつでも「まあいいか」はあり得ないのです。それをしてしまったら、明日がなくなります。(略)信用を得るには月日の積み重ねが必要ですが、失うのは一瞬のことなのです。」 ・「その一方で、大きな違和感もでてきていました。仕入れや接客のような、店に直接関わる仕事よりも、経営者としての仕事の割合が日に日に増えていったのです。」 ・「夢を叶えるというより、現実を夢のように引き寄せてきたのかもしれません」 ・「このノートはずっとつけてきています。そうやって、思いついたらすぐ書き留めていますから、思いや願いを自覚して、どんどん具体化していく。だからこそ、思いや願いが叶っていきやすいのかもしれません。そして、終わったことや、これは不可能となった頁は、どんどん破っていきます。ダメだったこと、叶わなかったことには執着しないのです。」 ・「夢が叶ったらはがして、そして次の夢に行って、それを貼って、また叶えていくのです。この効果、かなりあると思っています。」 ・「自分自身を見つめ、本当にやりたいことを見つけて、失敗をしながらも知識や経験を積み重ね、土台をしっかりつくることが、スタート地点。まずは自分自身をきちんと見つめてから行動を起こせば、評価は後から付いてきます。」 ・「新しいことを始める前に、まず今の自分の状況を振り返るのです。何か滞っていることはないか、溜めてしまっていることはないかと、ひとつひとつ点検していきます。それは、おばあちゃんの言っていた教え「これができたら、次に行っていい。これができないなら、次はない」を常に意識しているからです。」 ・「幸せと苦労は、背中合わせ。昔からそうだったのですね。これからもたくさん、さまざまなことが起こるでしょう。苦しみもきっと、もぐらたたきのようにやってくる。けれど、私はそれを受け止め、「夢をみ続けることで前に向かう大きな力を蓄えながら、これからも「夢」を現実の幸せに変えていきたい。」
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人生の機微というか、、、淡々と語られる半生の中で、得られたものも多かったが、得られなかったものもあった、という寂しさを感じた。
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まだ行ったことないお店ですが こんなオーナーのお店、行ってみたいとおもいました 女性の企業家の方 読んでみるといいかも アドバイスが書いてあるというよりは オーナーの生き様を感じる っといっかたんじの本
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一人の女性ががむしゃらに、一途に進む姿に、自分もまだまだ頑張れるなんて思ってしまう。頑張りたいって意気みたくなる感じ。 その裏には何リットルもの涙や、辛い時間もたくさんあったのだろうけれど、それを乗り越えられるほどの「夢」を見続けられるところに強さを感じる。
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紙面に並んだ言葉や本の装丁は柔らかく穏やかな印象。深く読み進んでいくと、著者自身の力強さがじわじわと伝わってくるような内容。作り上げていく心とそれを支える行動力に感動。読了後は少し元気になれます(^-^)
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