いづれの御時にか(1) の商品レビュー

吟鳥子(著者)

2015/07/31

この話だけではなく源氏物語でもそうだけど、弘微殿の女御（とか葵の上）の立場とか心の内とかに最近深く同情できるようになってきて、ここでも可哀想だなぁと。“鬼”となった子どもたちの事情もあるのだろうが、復讐の手先として殺しに使うのは八の宮もどうかと思う。上つ方だからその考えも当たり前なのかな。

2015/04/04

とにかく絵が綺麗。結構淡々と、且つ脇道的なエピソードが続くので話の筋が見えづらかったけれど、この巻の終わりの方、帝と弘徽殿の話でぐぐっと惹きつけられた。むごいなあ。華麗な絵面と泥のような愛憎劇と政争、平安モノはこうでなくちゃな！(偏見です)

2011/11/08

タイトルと表紙からどんな内容かわからなくてなんとなく避けていたんですが、吟鳥子さんの漫画だから、きっと好きなんだろうなーとは実は思っていました。
来月２冊目が出るとのことなので、１巻を取り寄せて読みました。

実際に読んでみると、愛と政治が渦巻いていました。
キャラクターも愛おしい。
それぞれがトラウマを持っていたり、引け目を感じていたり、心の内がわかればもっとよい関係になれただろうにひとりで孤独を抱えていたり…。
続きがとても楽しみです。

2012/01/09

スロースターターあらすじ省略。平安時代の貴族間の政争や暗殺や色恋の話。絵はめちゃくちゃ上手いし、話も良く出来ているが、いかんせんわかりづらい。古文世界では同じ人物を様々な呼称で呼ぶのはよくあることだが、それをマンガにそのまま持ち込まれると、読みにくくて仕方ない。話題にのぼっている人物が誰なのか理解するため、何度も繰り返しページを戻って確認することになった。話の方も、いまいち全容が見えない。どういう目的に向かってどういう部分を楽しむべきマンガなのかが、いくらページを繰ってもようとして知れない。一巻の最後の最後でやっと面白くなってくる始末であった。そもそも、主人公たちは「鬼」だ「鬼」だとは盛んに言われるが、その「鬼」が実際にリアルな意味で人ならざる者としての「鬼」なのか、それとも比喩的な意味での「鬼」なのかの判断さえできず、難渋した。もったいないなぁ。編集さん頑張ってくださいよ。と思ってしまった。

2009/11/30

やわらかくふわふわした確りした絵柄。少しばかり台詞での表現が多すぎるかなあ、と思いましたが、雰囲気が素敵でした。今上帝が色んな意味で哀しい人だった。もう少しこの方が強かったら、とつい思ってしまう。

2010/01/10

前作のファンタジーからいきなり和風なので不安だったが、そんな懸念を吹き飛ばすくらいに面白い！絵が綺麗なのはもちろんバックグラウンドがしっかりしてそうなので、続きが楽しみ！

2009/10/07

絵が綺麗だったので衝動買いしました。

ストーリーも凄い綺麗だった。
髪の毛と睫毛が特に綺麗です。

物語は淡々と進むのにとんとんと惹きこまれました。
２巻出たら買うなあ。

2009/10/07

作者が好きなのでとりあえず購入。
今までのとテイストが違って純和風。
話し方とかも割と時代に沿ってる感じで良いやも。