MILK の商品レビュー
前半はミルクを少々。後半は映画『MILK』のメイキング要素が強い。 映画の宣伝なんだろうなと思いつつ、やっぱり観たくなってしまった。 映画にかける真剣さが、どの人たちもものすごい。 出演者たちとモデルになった人物が、同一人物か少なくとも親子くらいに似ていてびっくりする。 合間に...
前半はミルクを少々。後半は映画『MILK』のメイキング要素が強い。 映画の宣伝なんだろうなと思いつつ、やっぱり観たくなってしまった。 映画にかける真剣さが、どの人たちもものすごい。 出演者たちとモデルになった人物が、同一人物か少なくとも親子くらいに似ていてびっくりする。 合間に挟まれるミルクの演説や当時の関係者や映画関係者の言葉、当時と映画の入り混じった写真に泣きそうになる。 30年前に戻りたがるような現状にも(情けなさで)泣きそう。 偏見にさらされている集団の代表は、難癖をつけられても闘える人間でなくてはいけない。 つけいられるすきを与えてはならない。 本当はその集団はただの人間たちなんだけど、そんな当たり前の普通さをみせては集団ごとつぶされてしまう。 ミルクはそんな理不尽を理解してアイコンであろうとしている。 LGBTを可視化しなければならない、カムアウトすべきであるという主張は、そんな理不尽の中で闘うしかない状況の中での戦略だったか。 これはとっつきやすい入り口として、ここから伝記や映画(ドキュメンタリーのほうも)に入っていくといい。
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映画を思い出させるような内容で凄く良かった。でもフィクションじゃない、生身のMilkに触れているような感覚。彼の生き方は劇的だけれども、決して英雄や天才じゃなくて、普通に生きていた一人の男性であるということを感じさせる内容。 それにしてもアメリカ60年代~70年代の人権にまつわる...
映画を思い出させるような内容で凄く良かった。でもフィクションじゃない、生身のMilkに触れているような感覚。彼の生き方は劇的だけれども、決して英雄や天才じゃなくて、普通に生きていた一人の男性であるということを感じさせる内容。 それにしてもアメリカ60年代~70年代の人権にまつわるムーブメント(人種、女性、セクシャルマイノリティなど)は独特の雰囲気と熱狂を併せ持っていていつみても元気になる。
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